神奈川県藤沢市の江の島にある「江島神社(えのしまじんじゃ)」に正式参拝してきたのでご紹介。
江島神社はまさに江の島にあるわけだが、辺津宮、中津宮、奥津宮さらに龍宮、そして一番奥にある岩屋と江の島全体に聖域が散らばっている。
なので、むしろ江の島全体がそもそも聖域である、と捉える方が自然だ。
島の入口周辺だけが土産物屋で若者たちや外国人観光客でごった返しているが、その奥はひっそりとした、まさに聖域である。
最新の参拝は2022年10月。
さっそく紹介しよう。
江島神社 基本情報
神社名 | 江島神社 |
---|---|
住所 | 神奈川県藤沢市江の島2-3-8 |
電話番号 | 0466-22-4020 |
創建年 | 欽明天皇13年(552年?) |
ご祭神 | 江島大神
・奥津宮の多紀理比賣命(たぎりひめのみこと) |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 江の島入口周辺に多数あり |
ウェブサイト | 公式サイト |
江島神社 御由緒
以下、江島神社公式サイトからの引用。
江の島のはじまり
江の島湧出については諸説ありますが、『江島縁起』では、欽明天皇十三年(552年)四月十二日の夜から二十三日の朝まで大地が震動し、天女が十五童子を従えて現れ、江の島を造ったと表現しています。
このことを社伝では、「欽明天皇の御宇ぎょう 神宣 しんせんにより詔して 宮を島南の竜穴に建てられ 一歳二度の祭祀この時に始まる」と記しており、欽明天皇の勅命で、島の洞窟(御窟おんいわや・現在の岩屋)に神様を祀ったのが、江島神社のはじまりであると伝えています。
欽明天皇は、聖徳太子よりも少し前の時代の天皇で、この頃、日本では仏教が公伝され、日本固有の神道と外来の仏教が共に大事にされていました。
名僧たちがご神徳を仰ぎに訪れた島
その後、文武天皇四年(700年)に、役小角えんのおづぬという修験者が、江の島の御窟に参籠して神感を受け、修験の霊場を開きました。
これに続き、泰澄たいちょう、道智どうち、弘法こうぼう、安然あんねん、日蓮にちれん などの名僧が、御窟で次々に行を練り、高いご神徳を仰いだと伝えられています。
そして、弘仁五年(814年)に空海が岩屋本宮を、仁寿三年(853年)に慈覚大師が上之宮(中津宮)を創建。時を経て、建永元年(1206年)に慈覚上人良真が源實朝に願って下之宮(辺津宮)を創建しました。
江島神社 地図とアクセス
小田急線「片瀬江ノ島」駅
江ノ島電鉄「江ノ島」駅
湘南モノレール「湘南江の島」駅
※各駅から徒歩約15~23分
最新!江島神社 2回目の参拝レポート 2022年10月
参拝日と参拝シーン
2022年10月5日(水)。
辺津宮と中津宮に社頭参拝。
当日の様子
青銅の鳥居から瑞心門へ
▲ この日はお友達と3人で江の島にやってきた。
まずは青銅の鳥居へ。
▲ 3人で記念撮影。
▲ お友達が後ろから鳥居を撮影する2人を撮ってくれた。
▲ 青銅の鳥居の説明書き。
正面の額の文字は「江島大明神」と書かれているとのこと。
▲ エスカーは使わず階段で登ることにした。
朱の鳥居の奥に瑞心門が見える。
▲ ご祭神と瑞心門の説明書き。
▲ 瑞心門には鎮座1,470年のお祝いの横断幕が掲げられていた。
▲ 江島神社の三宮と龍宮、さらに岩屋の説明書き。
▲ 瑞心門を潜ると一気に空気感が変わる。
俗世と聖域の結界なのだ。
▲ 弁財天の像だろうか。
▲ 石段を登って辺津宮にやってきた。
▲ 参拝に向かう我々をお友達が後ろから撮ってくれた。
▲ 我々が参拝するとき、ちょうど社殿のなかでご祈祷が行われていて、ちょっと得をした気分。
▲ 続いては奉安殿へと向かう。
中に八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が祀られている。
▲ 奉安殿は拝観料200円。
▲ 続いてからに階段をのぼって中津宮へとやってきた。
中津宮のご祭神は市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)。
恋愛成就の神様のため、ピンク色の絵馬がたくさん納められていた。
▲ 参拝するお友達を撮影。
▲ 逆にお友達が僕を撮ってくれた。
この日のまとめ
このあと江の島の頂上にある「イルキャンティ カフェ」でランチをしている間に雨が降ってきてしまい、奥津宮と岩屋への参拝は諦めた。
なかなか岩屋まで到達できないが、次回はお天気の日に参拝したいと思う。
江島神社に参拝すると直後から良いことが起こることが多い。
相性が良いのだろう。
前回の参拝レポートは次のページにありますので併せてご覧ください!
神奈川県神社情報はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
最新!江島神社 1回目の参拝レポート 2019年11月
参拝日と参拝シーン
2019年11月28日。
辺津宮で正式参拝。
その後中津宮、奥津宮、龍宮に社頭参拝。
当日の様子
江ノ電の「江ノ島駅」から歩いて江の島へ
▲ この日は冷たい雨がふる一日だった。
木曜日で平日だったこともあり、人は少ない。
島の名前は「江の島」だが駅名は「江ノ島」と、「ノ」がカタカナになる。
▲ 江ノ島駅から雨の中を橋を渡って江の島に上陸する。
▲ もともとの聖地というイメージに、あとから「観光地」というイメージが上書きされて、ちょっとブランドが混乱している感じ。
▲ 青銅の鳥居を潜って参道へと進む。
この参道も両側にビッシリ土産物屋と飲食店が並び、若者や海外の観光客は参道のお店だけを観光して帰ってしまう人が圧倒的に多い。
どうしてそういうブランディングになったのか、詳しく知りたいところだが、江島神社に余計な人を近づけないための工夫なのだとしたら、それはすごく上手く機能していることになる。
辺津宮(へつみや)で正式参拝
▲ そしてやってきました、朱の鳥居と瑞心門。
ここも観光客は江島神社の鳥居を潜る前に、左手にある有料エスカレーター「エスカー」の方に流れてしまうようになっている。
参拝客を減らそうとしているように思えるのだが、どうなのだろう?
▲ 瑞心門は龍宮城を模した楼門とのこと。
なるほどね。
あと、金沢の尾山神社の門にも似ている。
▲ 江島神社全景が、江の島全景になってしまうのだから、やはり江の島全体が聖域と捉えると良いと僕は思っている。
▲ 江島神社はかなり強く神仏習合の頃のことを書き残している。
▲ そして辺津宮(へつみや)で昇殿参拝(正式参拝)。
予約なしで随時受け付けていただける。
待ち時間は約20分ほど。
奉安殿
▲ そして奉安殿へ。
中に八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)が安置されている。
江島神社に昇殿参拝した人は下され物の袋を見せると無料で奉安殿に入場できる。
▲ 奉安殿内部は写真撮影禁止。
▲ 前回きたときは八臂弁財天(はっぴべんざいてん)の像がなかったのだが、今回は両方の像を拝むことができた。
八坂神社
▲ 摂社の八坂神社にもお参り。
▲ ご祭神は建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)。
中津宮(なかつのみや)
▲ 続いては中津宮へ。
▲ 途中江の島のハーバーが良く見える。
▲ そして中津宮にも参拝。
▲ 恋愛成就、縁結びの神様として若い女性にも人気があるようだ。
奥津宮(おくつのみや)
▲ 江の島の頂上からかなり奥、山二つを超えたさらに先に奥津宮がある。
▲ 奥津宮のご祭神は多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)。
▲ 江戸期まではこちらが本宮と呼ばれ壮麗を極めていたとのこと。
▲ 拝殿から見た本殿。
▲ 八方睨みの亀。
龍宮(わだつみのみや)
▲ 奥津宮のとなりにあるのが龍宮。
▲ 岩屋本宮の真上にあたるところに平成5年(1993年)、崇敬者の御篤志により建てられたお宮。
御祭神は龍宮大神。
▲ というわけで、龍宮は江島神社の正式な三つのお宮とは別の、新しい建物。
この日のまとめ
この日は時間の都合で一番奥の岩屋までは行くことができなかった。
この直前に岩屋には行っているのだが、次回はちゃんと辺津宮から岩屋までを一度に参拝したい。
念願叶って江島神社に正式参拝でき、お札もいただくことができて良かった。
これからも時間を作って参拝したい。
素晴らしい神社です!!
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。