JR鎌倉駅から徒歩10分ほどの大町の比企谷(ひきがやつ)にある日蓮宗の寺院「長興山 妙本寺」に参拝してきたのでご紹介。
妙本寺は本覚寺から大町四つ辻に抜ける道から山に向かって分岐する道の奥にある。
総門から入っていくと、鬱蒼とした緑に囲まれ、鎌倉駅からすぐ近くであることを忘れる静寂に包まれる。
気軽に訪れられ自然も豊か、しかも日蓮宗最古の寺院と歴史も古く、祖師堂は鎌倉最大級の木造仏堂建築で見事だ。
最新の参拝は2024年4月。
さっそく紹介しよう。
妙本寺 基本情報
寺院名 | 妙本寺 |
---|---|
住所 | 神奈川県鎌倉市大町1-15-1 |
電話番号 | 0467-22-0777 |
創建年 | 文応元年(1260年) |
宗派 | 日蓮宗 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 公式サイト |
妙本寺 御由緒
以下、妙本寺公式サイトからの引用。
妙本寺は、日蓮聖人を開山に仰ぐ、日蓮宗最古の寺院です。開基は、比企能員の末子で、順徳天皇に仕えた儒学者比企大学三郎能本です。
この地は比企能員一族が住む谷戸(やと)であったところから「比企(ひきが)谷(やつ)」と呼ばれています。しかし、比企一族は建仁3年(1203年)に権力保持を目論む北条一族によって滅ぼされました。その争いを「比企の乱」といいます。
比企の乱の時、まだ幼少で京都にいたため生き延びたのが比企大学三郎能本でした。能本は、鎌倉の町に立って生命がけの布教をされている日蓮聖人に出会い、「わが一族の菩提を弔って下さるのは、このお聖人しかいない!」と決心し、自分の屋敷を日蓮聖人に献上したのが妙本寺の始まりです。
日蓮聖人は、文応元年(1260年)比企能本の父・能員と母に「長興」、「妙本」の法号をそれぞれ授与し、この寺を「長興山 妙本寺」と名付けられました。
妙本寺 地図とアクセス
JR鎌倉駅東口から徒歩10分。
最新!妙本寺 5回目の参拝レポート 2024年4月
参拝日
2024年4月19日(金)に参拝。
当日の様子
▲ 昨年の元日以来、久し振りの参拝だったのが意外。
去年は紅葉の時期に来なかったのか。
▲ 「南無妙法蓮華経」の石標。
▲ 鎌倉市による説明書き。
▲ 千社札があんな高いところに貼られているが、どうやって貼ったのか。
▲ 境内の見取り図。
途中で参道が二手に分かれている。
▲ 一つ上の写真のすぐ左に方丈門という小さな門があり、その先の石段を進むと本堂がある。
僕はこちらからではなく、見取り図の右手にある道を進む。
▲ こちらが右側の参道。
▲ 新緑が美しいなか進むと、石段と坂道に分岐する。
ここを石段へと進む。
▲ 石段を登ると二天門が美しい。
門の正面でウェディングフォトの撮影が行われていた。
▲ そして美しい祖師堂。
何度来ても息を飲む迫力と美しさ。
▲ 手水舎。
▲ 八重桜が見事。
▲ 祖師堂に近づくと、正面に座っている人が。
こちらでも別のウェディングフォトの撮影が行われていた。
▲ 祖師堂に手を合わせる。
やはり高い位置に千社札が貼られている。
▲ 祖師堂の裏手に回る。
▲ 新緑が美しい。鳥の鳴き声以外何も聞こえない。
鎌倉駅から徒歩圏内とは思えない静寂だ。
▲ 祖師堂の正面から二天門を見ると、ウェディングフォトのご一行が集合写真を撮影されていた。
▲ 日蓮聖人の像。
日蓮は鎌倉で活動していた期間が長かったので、日蓮宗の寺院が多い。
▲ 高い位置にある鐘楼を見上げつつ、帰りは来たときとは別の道、方丈門へと至る道を進む。
▲ そしてこちちが本堂。
祖師堂の方が立派で二天門の正面にあるため、本堂はちょっと地味に感じるし、脇道にあるので見落として帰ってしまう人も多そう。
▲ 見たことがない花が咲いていた。
この日のまとめ
新緑が眩い時期に来ることができて良かった。
鳥のさえずりだけが響く境内は本当に清々しい。
ウェディングフォトが2組同時に進んでいて、人気スポットなのだなと納得。
過去4回の参拝レポートは次のページ以降にありますので併せてご覧ください。
鎌倉寺院情報はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?
著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。