台東区千束3丁目に鎮座する「吉原神社」に参拝してきたのでご紹介。
僕が大学生のころに仲良くなった同級生が千束の鷲神社のすぐ近くに住んでいて、良く浅草や三ノ輪などで飲むようになった。
その友人が地域の歴史に詳しくて、吉原神社にも連れてきてもらった。
それまで吉原という地名すら知らなかったが、それをキッカケに吉原がかつて遊廓があった地区で、いまも風俗街を抱えている地区だと知った。
僕はよく南千住の「尾花」や吉原大門近くの「土手の伊勢屋」に立ち寄ったあと、吉原を抜けて浅草へと散策する。
吉原神社や鷲神社にも参拝することがあるが、ブログに神社のことを書くようになってからは初めての参拝となった。
さっそく紹介しよう。
吉原神社 基本情報
神社名 | 吉原神社 |
---|---|
住所 | 東京都台東区千束3-20-2 |
電話番号 | 03-3872-5966 |
創建年 | 明治5年(1872年) |
ご祭神 | 倉稲魂命、市杵嶋姫命 |
拝観料 | 無料 |
駐車場 | なし |
ウェブサイト | 公式サイト |
吉原神社 御由緒
以下、公式サイトより引用。
吉原神社は、かつて吉原遊郭にお祀りされていた五つの稲荷神社と遊郭に隣接する吉原弁財天を合祀した神社です。五つの稲荷神社とは玄徳(よしとく)稲荷社、明石(あかし)稲荷社、開運(かいうん)稲荷社、榎本(えのもと)稲荷社、九郎助(くろすけ)稲荷社の五社で、倉稲魂命(うがのみたまのみこと)を御祭神としています。
また吉原弁財天の御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、吉原神社にお祀りされていると共に、現在でも本宮が大切にお祀りされていて信仰が続いています。
吉原神社 地図とアクセス
日比谷線三ノ輪駅より徒歩12分
日比谷線入谷駅より徒歩12分
つくばエクスプレス線浅草駅より徒歩12分
最新!吉原神社 1回目の参拝レポート 2023年3月
参拝日と参拝方式
2023年3月2日(木)に社頭参拝。
当日の様子
▲ やってきました、吉原神社。
吉原仲之町通りに面している。
▲ 江戸期に吉原遊廓内に鎮座していた5つの稲荷神社を合祀して明治期に創建された。
▲ 御扉が開いた社殿に参拝。
▲ 大工さんだろうか?職人さんを描いた像。
▲ 「お穴様」と呼ばれる地中にいる神様を祀った祠。
▲ 逢初桜。
▲ 仲之町通りを隔てて斜め向かいの位置に、飛び地として吉原弁財天がある。
▲ 「当所は吉原弁財天奥宮です」の表示がある。
▲ 弁財天を市杵嶋姫命に置き換えて神社で祀るのは江島神社や天河神社などでもあるが、飛び地で合祀というのは初めて見た。
▲ 新吉原花園池の跡の標識。
関東大震災で多くの方が亡くなる悲劇があったとのこと。
▲ こちらの観音像が、関東大震災のときに池で亡くなった方の供養のために建てられたもの。
▲ こちらが奥宮の社殿になるのだろうか。
▲ 鳥居にも「吉原弁財天」の文字が刻まれている。
▲ 複雑な歴史を経てきた地域だけに、小さな像や石碑が多い。
▲ こちらは戦災無縁塔。
▲ 石碑もたくさん置かれている。
▲ 角海老と大華と書かれた石標とお地蔵様。
かつての遊廓の店名だろうか。
この日のまとめ
ブログを書くようになってから初めての参拝となったが、やはり痛々しい歴史を潜り抜けてきた土地の重みを感じる。
多くの無名の人達が散ってきた歴史は忘れてはいけないのだろう。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。