パラオにて 思うこと 2006
2006年12月14日(木)5日目 雨 のち 晴れ
【パラオ旅行記五日目・Rock Island Tour/Fantasy〜イノキ・アイランド/Rose Garden〜Paradise Corner/ついに撤収】
5時半ごろ起床。昨日会社に電話をしたせいか仕事の夢なんか見てしまう。せっかくの休暇中なのに仕事の夢なんてもったいない!
5時半のパラオでは外はまだ薄暗く、部屋が面している西の海と空を眺めると朝の太陽を反射して雲がピンク色に染まっている。これは良い天気になるだろう。
安心して昨日のメモ書きを始めると、外が何やら騒々しい。しばらく何の音か分からなかったが、激しい雨が降っていると気づく。え〜!?雨はどんどん強くなり、空も真っ暗になり、スコールという感じではなく、本格的な雨のような感じ。
パラオには気象観測所がなく天気予報というものが存在しないので、この後晴れるのか雨が続くのかは分からない。メモを書き終えても空の暗さも雨の強さも変わらず。うーんついに運に見放されたか。
今日はRock Island Tourに申し込んでいて、主催のimpac社によると雨天決行とあるのでとりあえず予定通りニナを起こす。ニナと二人でガッカリしつつ順番にシャワーを浴び、洗面所で支度をして出てくると!
さっきまで真っ暗だった空がみるみる明るくなり、雨も弱くなってきた。いかにも「もうすぐおしまい」という感じである。一気に元気になり支度をする。朝食に出る頃にはまだ雨は降っているものの雲が切れ青空も見えて来た。
ダイビングショップ"Splash"の前までくると、ビーチの上に大きな二重の虹がかかっている。うおー!これまた吉兆!
しばらく虹に見とれてからCoconuts Terraceで朝食。これがパラオ最後の朝食かと思いちょっと感傷的になる。食事をしているとすっかり雨は上がり晴れ間が広がって来た。食事中に予備の使い捨てコンタクトを持ってくるのを忘れたことを思い出し部屋まで急いで取りに帰る。往復10分。きっかり時間を計ったのは初めてだが、やはりのんびり歩くと片道10分だな。
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8:45にロビーに一昨日と同じimpac社のジュンコさんが迎えに来てくれてツアーに出発。今日はPPRからは我々ともう一組。ツアー参加者は我々も含め全部で7人とのこと。道中ジュンコさんと雑談。
パラオの価値観では女性は乳房を露出することよりも太ももを露出することの方が恥ずかしいことだそうだ。最近まで女性も上半身裸で生活していたのだが、腰みので太ももは隠していた。そのため西洋人や日本人の女性がパラオにやってきてホットパンツで町中を歩くことを、年配のパラオ人は良く思わないそうだ。なるほどねえ。
それから帰りの飛行機についての情報もジュンコさんから教えてもらう。僕らが乗る帰りのコンチネンタルのグアム便は途中ミクロネシア連邦のヤップ島を経由するのだが、ヤップ島で乗客の半分だけが飛行機から下ろされて待合室に移動させられるとのこと。
ボーイング737は座席が6列で、中央の通路を挟んでABC側とDEF側になるのだが、そのうちの片側の乗客だけが全員下ろされるらしい。で、その待合室があまりきれいではなく、トイレにも行けないそうだ。何故半分だけが下ろされるのかは不明。なんなんだろう。
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事務所について手続きを終えてボートに乗り込む。今回のガイドは伊藤英明似の鈴木さん、船長はパラワンのバックスさん。PPRから一緒の関西からやってきたカップルの他にドイツ人男性と日本人女性のカップル、一人でやってきた若い男性(後にこの方はダイバーであることが分かる)が今回の旅の友となった。
ボートが出発してしばらくはどんよりとした曇り空だったが徐々に空は晴れて行き、Rock Islandに着く頃には大分晴れ間が見えるようになってきた。
船長のバックスさんの後ろ姿。今までのパラワンガイドの中で一番親切な紳士だった。
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ボートは20分ほど走り最初のポイント"Milky Way"に到着する。Rock Islandの島々は石灰石で構成されているのだが、このMilky Wayに島々の石灰石が砕けた泥が集まって堆積している。船の上から見ても水底が白く、水がエメラルドグリーンに見える。
で、Milky Wayでは海底からこの白い泥をすくってきて顔や体にぬりたくる。この石灰質の泥は美容効果が高く日本で化粧品にもなっているそうだ。
参加メンバーのうち泳ぎに自信がある大阪のカップルがボートから海に飛び込み、ガイドの鈴木さんと一緒に海底の白い泥をすくってきてバケツに入れる。で、ボートの上で皆でその白い泥を顔や体に塗って真っ白な顔になって記念撮影をするわけである。
皆髪の毛にまで泥を塗って真っ白に。石灰の泥は生暖かく(水温が高いせい)卵に似た匂いがして僕はちょっと苦手だった。まあイベントとしては楽しいね。
写真を撮った後は皆で海に入って泥を落とす。僕らは泳ぎに自信がないのでライフベストを抱きかかえてしずしずと水に入る。泳ぎが得意な大阪のカップルはボートから颯爽と飛び込む。ああいう風になりたいなあ。
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続いてツアー一行はカヤックポイントへ移動。僕らが参加しているのはRock Islandでのシュノーケリング3本というシンプルなツアーなのだが、このツアーにはさらにオプションが二つ付いていて、僕らがシュノーケリングを楽しむ間にカヤックをしたり、"Jelly Fish Lake"という湖でクラゲを見たりするというプログラムが付いている。
午前中のカヤックツアーに申し込んでいたのは大阪カップルとドイツカップルの二組。ガイドの鈴木さんと一緒に無人島に上陸すると、島には既にカヤックが用意されていた。僕らはボートの上から彼らに手を振りダイバー氏とともにシュノーケリングポイントに移動する。
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というわけで本日最初のシュノーケリングポイント"Fantasy"に移動。今日のシュノーケリングは全てボート・シュノーケリングである。早速ライフベストを着込み、フィンとシュノーケルを付ける。今日のフィンはブーツを履いたまま付けるタイプのもので、一昨日のシュノーケリングで指を擦りむいていた僕としてはとても有り難い。
で、水に入るとそこは一面の珊瑚礁。浅瀬からなだらかな斜面が続き深くなっていくのが何とも言えずダイナミックで美しい。魚は大きなものはあまりおらず、3〜5センチ程度の小さな熱帯魚が群れをなして原色の体を輝かせている。いやあこれは美しいポイントだ。
このポイントでは魚もさることながら珊瑚の美しさに驚いた。正直言って5年前もそれから一昨日も、シュノーケリングをしていて珊瑚が美しいと感じたのはこれが初めてだ。
あとで聞いたのだが、僕らが前回パラオを訪れた2001年11月は、エルニーニョで海水温が上がり過ぎ珊瑚が死んで死骸が白くなる「白化現象」が起こった直後だったようだ。前回は確かに珊瑚礁は「不気味」という感じだった。
何もかも忘れて見事な珊瑚礁の海を満喫してボートに戻る。いやあimpac社いいねえ。バックスさん素敵なポイントに連れて来てくれてありがとう。
カヤックチームの合流点まで時間が少し余ったということで、バックスさんが"Three Coconuts Island"に連れて行ってくれる。その名の通り3本のヤシの木が生えている無人島で、南国のイメージ写真や映画などでも使われるそうだ。本当に夢の国にいるみたいに美しい。
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カヤックチームのゴール地点となる島にボートで向かい合流。カヤックチームは途中激しいスコールに二回遭遇して全身びしょぬれになってしまったとのことだが、シュノーケリングをしていた僕らはまったくスコールに合わなかった。それどころか空はどんどん晴れて快晴に近い状態だった。これが南国、熱帯雨林気候なのだな。
で、ツアー一行は昼食を食べるために「イノキ・アイランド」に上陸。アントニオ猪木が名誉オーナーとなっている無人島である。
パラオは法律で外国人の土地所有を禁止しているのだが、日本とパラオの友好関係に大きく貢献したアントニオ猪木を讃え、猪木氏がパラオに来た時にはこの島を自由に使える権利を有しているそうだ。5年前に訪れたツアーでは、イノキアイランドの向かいにあるガルメアオス島でバーベキューをした。
ランチは純日本風のお弁当で結構高級な感じ。こういう仕出し弁当もパラオで作っているんだねえ。
ガイドの鈴木さんと同じテーブルになったのであれこれと裏話を聞かせてもらうが、やはり一番面白かった話はピークの時期のこと。今日の参加者は7名だが、やはり一番忙しいのはお正月の時期で、参加者が40名になることもあるという。
40人で一度にシュノーケリングなんかしたら魚も逃げてしまうだろう。やはりそういう時期は避けた方が良さそうだ。
鈴木さんからも帰りの飛行機のヤップ島の話を聞かされる。半分下ろされた乗客が待たされる部屋は「牢屋みたい」だそうだ。何だかだんだん気が重くなって来たぞ。
昼食の時にはすっかり空は快晴になっていて、白くて尻尾が長い鳥が上空を飛んでいる。鈴木さんが「白尾熱帯鳥」という名前だと教えてくれる。この鳥はパラオでは吉兆の鳥として扱われていて、漁に出る前にこの鳥が飛んでいると豊漁となる印と考えられているという。これからシュノーケリングをする僕らにとっても吉兆になるかな?
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ちなみにイノキ・アイランドにはアントニオ猪木の銅像ぐらいあるかと思ったが、その手のものは何もなかった。残念。卍固めとかしている銅像が立っていて欲しかったのだが(笑)。
あと、ランチタイムに台湾人の団体がやってきたのだが、この5年で彼らのツアースタイルも少し現代的になったようで、以前のようにボート上で大音量で音楽を鳴らしたりしなくなっていた。これは何より。
余談だがパラオには台湾人ツーリストが多い。パラオは数少ない台湾と正式に国交を結んでいる国なので、台湾=中国という扱いである。台湾からの直行便も週に6便もあり、毎日たくさんの台湾人がやってくる。
台湾人は台湾人経営のホテルに泊まり、中華料理屋へ食事に行くので僕らと接触する機会はあまりないのだが、台湾人をたくさん乗せた大型バスがあちこちに観光客を運んでいるのを良く見る。
さらに余談だが台湾では今海外旅行がブームとなっていて、日本では20年前ぐらいまで主流だった団体ツアーが主流だそうだ。
今日本人の若者は団体ツアーなどには殆ど申し込まず、皆自由に個人旅行を楽しむが、台湾の人々は団体で旅行にやってきて、皆一緒に同じ場所に行き、一緒に帰っていく。なるほどねえ。
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ランチを終えツアー一行は再びボートに乗り込みJelly Fish Lakeへと向かう。きれいなクラゲがいる湖にシュノーケリングするのだが、僕らはクラゲより魚ということでこちらも申し込まなかった。
午前中のカヤックには参加しなかったダイバー氏も参加し、僕ら以外は全員Jelly Fish Lakeのある島に上陸していった。今回も鈴木さんがガイドにつき、僕らはバックスさんにシュノーケリングポイントに連れて行ってもらう。
本日二カ所目のシュノーケリングポイントは"Rose Garden"。バラの形をした大きな珊瑚があるために付いた名前だそうだ。
パラワンのバックスさんは昔ジャイアンツにいたクロマティにちょっとだけ顔が似ていてとても優しい。結構きれいな日本語を喋り、色々なことを教えてくれた。
で、バックスさんが僕らが支度をしている間に海にエサを撒いてくれたおかげで物凄い数の魚が集まって来て、ボートの上から魚の背びれが水上にウヨウヨ出ている状態になっていた。ニナに言わせると「水に入るのではなくウメイロに入る」感じ。「ウメイロ」というのは「ウメイロモドキ」という尾びれが黄色い熱帯魚。
で、水に入るとそこはまさに夢の国。大きなナポレオンが悠々と回遊し、ウメイロモドキやその他名前の分からない熱帯魚の群れの真ん中に入る。水深はさっきのFantasyよりもずっと深い。10メートル近くあるだろうか。こちらのポイントは珊瑚よりも魚を楽しむ感じ。
ウメイロモドキは群れをなして同じ方向に向かう習性があるのだが、何故か僕らが進む方向についてくる(人間が来るとエサをもらえると分かっているのだろう)。従って僕らがウメイロモドキを引き連れて移動する形になって何だかおかしい。
泳ぐのをやめてぷかぷかと水に浮かびつつ海底近くをのんびりと泳ぐ大きなナポレオンを眺めていると時間が止まっているような錯覚を憶える。
顔を上げるとバックスさんが「そこに大きなウミガメがいましたよ」と教えてくれるが、残念ながら見つけることはできなかった。一緒に来ていたダイバー氏に後で話したところ、パラオではダイビングで潜ればそこら中にウミガメがいるとのこと。う−ん、僕らはまだウミガメみたことなんだよなあ。羨ましいなあ。
しかしバックスさんは船の上から水中のウミガメが見えているとは、さすがパラワン!
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のんびり泳ぐナポレオンを眺めていると海底で何やら異変が。
物凄い勢いで何かが動いていて、何匹かのナポレオンが猛烈な勢いで泳いでいる。ナポレオンが猛烈な勢いで泳ぐというのは何事だと思ったら、体長2メートル以上あると思われる大きなサメがナポレオンを追い回している!
上の写真でウメイロモドキの黄色い尾びれの奥にサメが写っている。ヒレに特徴があり、猛烈に速く泳ぐ。
最初は海底での出来事に興味津々で夢中で写真を撮ったりしていたのだが、やがてサメが水深の浅いところにも上って来たので恐怖に駆られる。
バックスさんに「大きなサメがいる!」と言うと、ニコニコ笑いながら「サメは優しいからダイジョウブですよ」と日本語で教えてくれた。そうなんだ〜。でもそうは言われてもやっぱり怖いよなあ。
サメにビックリしてちょっとその後は消極的になってしまい、早めにボートに戻ると、バックスさんが時間があるからもう一カ所予定外のポイントに連れて行ってくれるという。やった!
イノキ・アイランドの沖合に大きなシャコ貝がゴロゴロしているポイントがあることは前に聞いたことがあったのだが、そこに連れて行ってもらう。
シャコ貝本当にでかい。両手でも抱えることはできないだろう。巨大なシャコ貝は80年以上生きているものもあるといい、種類によって大きくなるものとならないものがあるそうだ。パラワンは巨大なシャコも食べてしまうが、やはり小さなものの方がお味は良いとのこと。僕らは一昨日「鉄板どらごん」でシャコ貝を食べた。
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おまけの3本目を終えJelly Fish Lakeに戻って残りのメンバーと合流し、今度は全員で最後のシュノーケリング・ポイント、"Paradise Corner"へ向かう。この場所は5年前にも来た。別名は"Cemetary"。
どう考えてもParadiseという言葉とCemetaryという言葉が同列に並ぶことは有り得ないと思うのだが(Cemetaryは「墓地」の意味)、恐らくもともとはパラダイスのような場所だったのが、エルニーニョで珊瑚が死滅して墓地みたいになってしまったということではないだろうか。5年前にここで見た珊瑚は本当に不気味だった。
というわけで若干心配しつつ海に入ると、この5年の間に珊瑚はずいぶん回復していて前回とは違いとても美しい。これは墓地じゃなくてパラダイスに近いね。時間が15時過ぎと遅くなってきたため水中にたくさん空気が入り透明度は落ちて来てしまったが、それでも充分美しい。さっきよりは小型だがナポレオンがまたやってきて泳いでいる。
このポイントは前回も今回も来たのが午後ちょっと遅めの時間で、水が濁り気味だったのはちょっと残念。午前中の澄んだ水の時にも来てみたいな。
最後の一本なので心置きなく体力を使い果たそうと思っていたのだが、夢中になって泳いでいたらあっという間に予定の時間を過ぎている。え〜もう終わりなの?40分ほど水につかっていたのだが、まさに「あっという間」だった。いやあ名残惜しいなあ悲しいなあ。もっと魚を眺めていたいなあ。
でも一日に4本もシュノーケリングが出来て大満足。やっぱり来て良かった。前回のパラオでは最終日に予定を入れなくて昼からずっと感傷的になってしまったのだが、やはり最終日までしっかり楽しんだ方が得だね。
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ボートはRock Islandの島を巡り記念撮影ポイントを通ったり、第二次世界大戦時の日本軍の大砲がそのままになっているポイントを通ったりと本当にサービス満点。しかし当時の日本軍の兵士達はこの美しい島々に囲まれて殺し合いをしたのだよなあ。
目一杯楽しんで16時半過ぎに無事コロールに到着。いやあいいツアーだった。一昨日といい今日といいimpac社のツアーは本当に良いなあ。
ガイドの鈴木さんと記念撮影して、バックスさんと握手してから車でPPRまで送ってもらう。
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途中雑談で教えてもらったのだが、パラオには国中に2カ所しか信号がない。しかもこの2カ所の信号はどちらも消えていて使っていない。
日本の協力でコロール、マラカル島、アラカベサン島を結ぶ交差点に信号を作ったのだが、国民は信号の色の意味が分からずかえって渋滞が増えてしまった。そこで信号は消してしまったのだが、子供達への教育のため、信号機だけは残してあるという。将来外国に行った時に困らないようにということのようだ。
これまた余談だが、コロール島とアラカベサン島を結ぶ橋には以前はただ道があるだけで、ガードレールもフェンスも何もなく、ハンドル操作を誤ればそのまま海に転落、という状態だったのだが、今回来たらコンクリート製の高さ15センチぐらいのフェンスが出来ていた。
橋の中央には待避所兼展望所みたいな場所まで作られていて、そこに日の丸の入ったプレートが掲げられているのが見える。
この橋も日本の協力で改良したのだろう。もちろん前より安全になったのだが、前のあのワイルドな感じも良かったよなあ。
そうそう、この5年での変化といえば、パラオを走っている車がずいぶんきれいになった。5年前は本当にズタボロの車が多く、バックミラーがないぐらいは当たり前で、フロントガラスがひびだらけだったり片側のドアがなかったりなんてのもかなり走っていたのだが、今回の旅行ではフロントガラスが割れている車には出会わなかった。
とは言っても中にはかなり強烈な状態の車も走ってはいるのだが、比率としてはずいぶん減ったように思う。
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PPRに戻りプールハットにタオルを返しに行くとGraytonがいたので少し話をしてから部屋に戻る。順番にシャワーを浴びてから今後の作戦会議。ツアーが盛り沢山でリゾートに戻るのが遅くなったこともあり、ダウンタウンに食事に行くのは諦めることにする。本当は最後に「どらごん亭」に行きたかったのだが時間切れ。
まずはお土産を買いにLogo BoutiqueとDFSへ。ついにお土産を買うタイミングになってしまったか。Logo Boutiqueのおばちゃんは東洋人と見ると全員日本語で話しかける。韓国人と思われるカップルは話が通じず気の毒だった。
お土産を買った後は部屋で黙々とパッキング。7時半頃には全てのパッキングが完了し、夕食を食べに出る。僕はリゾートがリピート客だけにプレゼントしてくれる「リピーターTシャツ」を着込む。初日にベッドに二人分置いてあったのだ。
最後の食事はCoconuts Terrace。相変わらず繁忙期メニューで選択肢があまりないので、サーロインステーキとポークリブ、それにグリーンサラダ。パラオの地ビールRed Roostersもこれで飲み納め。
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食事を終えて一旦部屋に戻り、30分ほどしんみりするとそろそろ午後10時。撤収の時間である。
ポーターを呼んで荷物を運んでもらおうかと思ったが、何となく自分で運んだ方が旅の終わりにふさわしいような気がしてゴロゴロと自分で荷物を運びフロントへ。途中今着いたばかりの日本人ツーリスト達とすれ違う。彼らはこれから楽しい日々が始まるんだね。羨ましいなあ。
いよいよチェックアウト。昨日の国際電話が思った以上の金額でビックリ。これは会社に請求させてもらおう。どうもお世話になりました。
10時半になるとパラワンのガイドがやってきて僕らは来たときと同じ日の丸レンタカーのバスに乗り込む。一緒に乗ったのは僕らを入れて6人だけ。ベラウツアーの斉藤さんは来なかった。
ここから長い帰国の道のりになるのだが、キリが良いのでここを日付変更地点にする。さらばPPR、また来るからね。
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