Mr. Robotto / Styx
Self Control / Laura Branigan
Is There Something I Should Know? / Duran Duran
Red Guitar / David Silvian
ドモアリガットミスターロボット・・・
完全を求めるあまり、感情の存在自体を否定してしまうことがある。
自分の気持ちが揺れること自体を嫌悪する。
鋼鉄のカラダに包まれた、ミスターロボットになりたいと思ってみたり。
涙の変わりに、オイルを流し、
セックスはしないが、注油を求める。
独立した、完全な、揺るぎない自分。
そんな自分が欲しいなって思ったら、まずはワインを飲むことにしている。
黒く濡れた瞳に吸込まれる。
首筋の香りにむせ返り、唇を近付ける。
意識が遠のき、香りに満たされる。
重なる瞬間を、脳裏に刻み込む。
自制心を自らはぎ取っていく。
すこしずつ、感情の生き物へと、変質していく。
声がハーモニーとなり、
回転し始める。
泣くように唄い続けるスピーカーと、
スピーカーを照らしだす微かな灯が、
僕のココロを、溶かし始める。
コンクリだらけになっている内臓を、なんとかしようと思ったら、実はコンクリじゃなくて氷のカタマリがガチガチに凍っているらしい。
音楽とワインとあなたの唇で、僕の内臓はどうやら溶け始めるらしい。
アタマの中まで溶け始めて、ワインと混ざってピンク色になってる。
血が巡り始め、僕は獣を追い始める。
Hungry Like the Wolf
New Moon on Monday
A Girl on Film
Rio
The Reflex
フラフラと彷徨いながら、言葉とココロと唇を求めてまた口ずさむ。
Is There Something I Should Know?
はばたいて、
飲み込まれる、
あなたと、
僕の、
甘い、
スクランブルエッグが、
赤い、赤い、
血の色に見えると、
海驢の肋骨のような透明感に、
泳ぎだすように襲われ、犯される。
パリの恥骨が冬の雨に濡れ、
僕とディーダラスは、ダブリンの街で生贄になり、
ローヂャが振り降ろした斧の感触を、
Java appletの中に閉じ込めて、
抱きあった瞬間に感じた気怠さが、
ジンとペルノとワインとチンザノと、
渦を巻きながら落ちていく、
血の色を忘れてしまったから、
肺を掻きむしって、引っ張り出してみようか。
緑色の泡を吐きながら。
Haru/
shin-ya b/
かおり
nico/
Kana
Shimomi/
安原/
山本/
わっちゃん/
松木/
松永/
岡田/
江口/
Alice
うえだ/
わっきー/
阿部/
おおつ/
たかの/
貞奴/
珠貴/
小夜野/
織田
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