1997年6月14日（土）

Walter T. / Walter T. Smith

休みの日に家に篭っているのは嫌いじゃない。

せっかく天気が良いのに何て不健康な、と思われるだろうが、引っ越して以来自分の部屋にいるのが非常に心地よく、用事がなければ平気な顔をして一日中家にいることが多い。

僕の部屋は青梅街道が近いため車の騒音がうるさいのが玉に傷だが、青梅街道と僕の部屋のある建物の間には平屋建ての家が一軒建っており、その家の庭には結構大きな木が生えていたりする。さらに僕の部屋よりも高い建物が青梅街道よりも手前には全然ないので、南向きの大きな窓を全開にして、反対側のドアも開けておくと、面白いぐらい風が通る。

南向きと言ってもやや南東を向いているのと、ベランダに突き出たヒサシのおかげで西日は殆ど入ってこない。晴れている休日に部屋の中で青梅街道を眺めていると、なんだか日本じゃないところにいるような、ちょっと不思議な気分になってくる。

実家にいたころはどっちを見ても家の壁ばかりだし、すぐ近くに米軍のヘリポートがあって一日中バリバリと爆音を立てたりするので家にいるのが嫌いだった。まあ、家にいるのが嫌いだったもっとも大きな理由は家族との人間関係だったのだが。

今日も昼間はベランダに向かって座ってボーッと放心してみたりタカタカと謎の文書を書いてみたり、そんな感じで過ごしていた。

天気の良い休みの日に、家の中で過ごすのって、結構ぜいたくだと思うんだけど、違うかな。

Under Pressure / David Bowie and Queen

どうも最近平日ゆっくり家で食事をする時間がないので、週末ぐらいは完全な自炊体勢を整えようと、昨日の夕方にスーパーに寄って大量に食材を買い込んできた。

今日は朝からクロワッサンにスクランブルエッグという、なんともガウンでワイン（きゃー）な状態に。たっぷりとコーヒーを濃いめに入れて、牛乳も飲んで、ああ、なんて優雅な休日でしょう。

で、布団を干したり洗濯物を取り込んだりしつつ、午後は夕食の準備をたっぷり時間をかけて行いました。

今日のメニューはチキンのトマト煮とサーディンとパセリのパスタです。

まずはニンニクをたっぷりスライスしてオリーブオイルでゆっくり炒めます。続いてタマネギ一ヶ分のみじん切りを加え、きつね色になるまで炒めます。そこで鳥のもも肉を投入し、強火で焦げ目をつけ、塩コショウします。本当はドラム（骨付き肉）の方が良いのですが、昨日スーパーでもう売り切れだったので今日はもも肉で妥協しました。

鳥肉の両面に焦げ目が軽くついたら、適当にバサバサ切ったタマネギもう一ヶ、ニンジン、ナス、セロリをどんどん放り込み、ちょっとオリーブオイルを足してさらに炒めます。見た目を気にする場合にはここで野菜達をしっかり炒めたほうが型崩れしなくて良いようですが、今日はそんなことは全然気にしないので、ここで赤ワインをボトル半分一気に投入。続いてホールトマト缶（小）を一ヶ、さらにホンモノのトマト3ヶを湯剥きしたものをみじん切りにして投入。月桂樹とオレガノとローズマリーをボコボコと投げ込み鍋の蓋をします。

煮立つまでは中火で、煮立ってからは弱火でじっくりと煮込みます。野菜が柔らかくなってきた頃にバターを適宜入れます。1時間ぐらい煮込んだらここで固形スープを入れます。後はオナカが減るまで煮ておけばOKで、食べる前にパセリのみじん切りをパラパラと。