秋の夜長に 思うこと  自閉編



1998年12月6日(日) 曇り時々晴れ

真夜中の

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8時過ぎに目覚める。僕の隣にはニナが、その向こうに夏の匂いがする人と感傷的兄様が眠っている。もう今更騒ぐほどのことではないかも知れないが、やはり今日もしっかりパンツを脱いで眠っていた。

足元に吹っ飛んでいるパンツを探して履いて、居間に移動して水を飲んだりタバコを吸ったりしているとニナも起きてやってきた。もう起きてしまおうかと思ったのだがイマイチ眠気が残っているのでもう一度眠ることにした。夏の匂いがする人の足が布団から見えていて、それがとても可愛らしく揃っていて思わず微笑んでみた。

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二度寝で思いのほか深い眠りに突入してしまい、昼過ぎに実家のばあちゃんからの電話で起こされる。何を考えてるのかは知らないけど、僕の名義でローンを組んで家を買うなんて、絶対にやめてくれ。

ニナも起き出してきたので、二人で洗い物だの洗濯だのを済ます。客人二名はまだ深い眠りの中。

僕もニナも片付けを終え、シャワーも浴び終わったのにまだ二人は起きてこない。時計を見るともう午後2時。ようやく隣の部屋から夏の匂いがする人の声が聞こえてきたので、ニナが起こしに行く。感傷的兄様はサリーちゃんのパパのような寝癖。

4人で昨日の鍋の残りにうどんを投入して軽く食べ、しばし談笑する。感傷的兄様も夏の匂いがする人も首を寝違えたらしく、二人にマッサージを施す。

客人二人もシャワーを浴び、支度を整えて家を出て吉祥寺へと向かう。ハモニカ横丁の「みんみん」で餃子だのらーめんだのチャーハンだの。餃子は絶品。

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駅前で感傷的兄様と別れ、3人でロンロンへと向かう。ロンロンでカードを作り、そこで夏の匂いがする人ともお別れ。また遊ぼうね。

ニナが僕がプレゼントした定期入れをなくしたということなので、駅だの交番だのに寄ってから帰宅。

昨夜、成田の某魚屋から届いたカニをうほうほ言いながら食し、夜は更けていく。

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村上龍、「コインロッカー・ベイビーズ」(再読) 読了。








 

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