思うこと
1999年6月14日(月) 晴れ
いろいろと事情があるようでないのだが、またもやしばらく休んでいた。休んでいる間に、もともと更新されないニナの日記と共にお茶の間の話題を独占してしまったりもしたようで、ひどく申し訳ない気持ちにもなったりする。
いや、実は先週はずっと眠かったのだ。ずっと眠くて眠くて、毎日早寝をしていたのだが、今週になってもまだ眠い。どうせ眠いのなら夜更かししてても同じなんじゃないかという結論に至り、またこうしてちょこちょこと書いてみる。久々に更新されたニナの日記から、そこはかとなく96年夏的な匂いがして、とてもいい気分になる。あの夏は、もう遠い昔。
あの頃はネットの時間の流れと現実世界の時間の流れのギャップに戸惑い続けていた。3日前のことがまるで1年前のことのように感じる激しさに、体がついていかなかった。でも今ではもうあれは3年前。現実の世界でも、ずいぶん昔のこと。
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「作業」に入ると、しばらく精神的に不安定な状態が続く。そんな時は外でふらふらしたりしないで、じっと家で大人しくしている方がいい。無意味に人を傷つけたり、無意味に傷つけられたりするからだ。でもしばらく経つとこの状態に体が馴染んでくる。体と心が一体になれば、また君にも会える。
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日ごとに記すからこそ日記なのだ。後から読み返して空白の日付が多いとがっかりすることが多い。特に最近は濃密な日々を送っているのだから、記録に残さなければもったいない。だからちゃんと毎日書こう。少しでもいいからさ。
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日記を全然更新しないと、当然空メイルもほとんど来ないし、言葉の書いてあるメイルもほとんど来ない。でもメイリングリストからは毎日たくさんのメイルがやってくる。どのメイリングリストにも僕はまだ一度も投稿をしたことがないから、まったくの他人の人々同士のやりとりが続々と送られてくる。
他人同士のメイルのやりとりのみがひたすらやってくるというのも、ちょっと不思議な感じがする。
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あ、そうそう、大事なことを書くのを忘れてた。僕のPowerBookが昨日入院した。全治3週間とのこと。前から何度か落としたりぶつけたりしてボロボロになってしまっていたので、思い切って入院加療させることにした。
ないと思うと途端に寂しくなって、「ああ、PowerBookがあれば今この瞬間の想いを残せるのに」などと浅ましいことを考えてみたりする。その前に日記更新しろよ、という感じ。
でも早く戻っておいで、僕のPowerBook。
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そうこう言いながら、今日もすでに眠くなってきた。ううむ。
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夏目漱石、「三四郎」読了。
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