某伝言板に匿名の書き込みがあり、そこに勝手に僕の名前が登場しており、僕が「ばうわう攻撃友の会」メンバーであるとあった。さらに僕が書き込みに行く別の場所を「会場」と示し、更にそこにリンクが貼ってあった。
非常に不愉快だったので、僕は管理者の方に削除をお願いし、迅速に対応してもらった。
で、削除されて元の書き込みがなくなった伝言板を見ていてちょっと考えていたところ、丁度稀Jr氏(今更「氏」というのも他人行儀か)がこの件に触れていた。僕の感じる部分と重複するところもあったので、ちょっと僕の思うことを書いてみようと思う。
今考えると一概に削除というのもどうかと思うところも出てきたが、やはり僕は削除してもらえてありがたかった。
というのは、伝言板や日記を含むWebスペースには、基本的に誰でも入ってくることができるという前提があるからである。問題の伝言板も当然Web上に掲載されているのだから、僕のことを全く知らない人も多数見にくるだろう。また記事が載った場所が個人のホームページ上であれば、掲載された内容に対しての責任の所在が明確になるのだが、伝言板に匿名で投稿されては、たとえどんなに事実無根のデマを書かれても、こちらとしては事が起きた後に反論するというような、後手に回る対処しかできないのである。
現在僕は、日記猿人、ReadMe!、ネオ日記リンクス等に参加させてもらっているが、全参加者が僕の日記を見ているわけではない。当然僕の日記を全く知らないヒトが多数いるのだが、その人達が勝手に僕が徒党を組んでばうわうさんを「攻撃」して楽しんでいると思ってもらっては困るのである。また、僕が参加させてもらっている「場」が、ばうわう攻撃の「会場」であるという先入観を持ってもらいたくなかったのである。
日本人はやたらと派閥を組みたがる傾向があるように思うが、僕は基本的にインターネット上で「反●●」というような活動は全く行っていないし、できれば個人単位として自由に活動していきたいと思っている。もちろん仲間はいるわけで、その人達とのやりとり自体が「徒党を組む」行為であるといえばそうなのだが、一年中つるんで同一指向でいる必要は全くないわけであり、個人単位でのゆるやかな仲間という感じが一番僕には望ましい。
僕の日記を読んだことのない人が、勝手に僕を「ばうわう攻撃友の会」の会員などという訳の分からないもののメンバーとして列挙された文章を読み、最初から誤った先入観を持つことを僕は非常に不快に思う。僕に近い人達は「そんなことあるわけない」と感じると思うかも知れないが、実際日記猿人だけでももう既に400以上の日記が登録されており、僕の日記への一日の平均アクセスの8倍以上になっている。何らかのトラブルが発生するとそこにアクセスが集中するという傾向から考えても、間違った情報がそのまま公共の場に掲示されているというのは非常に危険だと僕は判断した。
たとえば「訳の分からない意味不明な文章ばかり書いている日記を書くヤツ」と書かれているならば、事実だから「まあいいか」程度で終わると思うが、特定の個人を攻撃して楽しんでいるかのような印象を未知の人々に持たれるのは大変遺憾である。
稀氏の云うとおり、最善の管理者というのは、基本的に何もしないということなんだと思う。内部でのトラブルに毎回反応していると、その度に前例を作ってしまうことになり、次回の対応が前回と異なってしまうと不平不満が出るという、悪循環に陥ってしまう可能性もあるように感じる。
伝言板やランキングシステム、またリンク集など、参加者主体の場を管理する場合、基本的にできるだけルールは少ない方が良いというのが僕の個人的意見。利益追求を目的とする企業とは異なり、まさに「ネット遊び」を真剣に楽しく行えるようにするためには当然最低限のルールは必要であると思うが、あまりにもルールが先行してしまうと面白みが半減してしまう。
ただ、モラルの低い一部の人間によってその他大勢の楽しみが妨害されるというような場合が、どうも少なからずあるように感じる。
他人を中傷するような発言に対してどのように対応するのがベストなのか、一参加者に過ぎない僕にはとうてい判断できない。稀氏は管理者の思慮が浅いと書いているが、僕はそうと断言することもできないと感じている。
問題の伝言板に、僕とほぼ同時に別の書き込みを削除要求する書き込みがあった。彼の場合は自分の日記の文章を、勝手に自分の名前で投稿されていたというもので、非常に困惑している様子だった。
勝手に自分の名前を語られ、自分の日記を引用されていた人間がその投稿を削除して欲しいと願うのは当然だと思うし、もし対応しなかった場合にはその問題発言を投稿した人間の一人勝ちになってしまい(ただ単に騒動を起こしたいという意図がある場合にはどちらにしても投稿者は勝つのかも知れないが)、迷惑した人にとって管理者は「良い」管理者ではなくなってしまう。
確かに我々がやっていることは随分高くつく「お遊び」には違いない。しかし、他人のメイルアドレスや名前を勝手に語ったり、事実無根のことがらを列挙するようなモラルの低い人間を物理的に排除する方法がない現状においては、「削除要求」→「削除」という流れも、参加者の人格を守る為にはやむを得ないのではないだろうか。
参加者がお遊びなら当然管理者も「お遊び」で管理している訳だが(失礼な言い方で申し訳ない)、「場」を管理する以上、「労力が増える」ことを惜しんでばかりもいられないのではないかと感じる。
僕が問題の書き込みに名前を列挙される理由は何となく想像がつくが、もし知りたい方は以下の僕の日記を読んで頂けると理解できるのではないかと感じるので、リンクを貼っておく。
Haru/
shin-ya b/
かおり
安原/
山本/
わっちゃん/
松木/
江口/
うえだ/
おおつ/
たかの/
貞奴/
珠貴/
小夜野
織田/
めい/
蛭間/
みやちょ/
ねぎねぎ/
いほり/
かやすが/
稀Jr/
siyoung/
えば/
がる
Carnival / The Cardigans
昨日は日記を書こうと張り切っていたのだが、思わぬことから非常に不機嫌になり、執筆を取りやめた。
問題の書き込みを僕が最初に発見したとき、当然ながら僕は非常に強い不快感を感じた。何故それほど強く不快だと感じたかというのには幾つかの理由がある。
とまあ、こんな感じなのだが、単純に言えば、どこの誰だか分からない人間が、事実と全く異なることを、僕が基本的には参加していない「公共の場」に書かれた、ということだろう。
まあ、管理者の方が迅速に対応して下さったので、一参加者の僕としては溜飲が降りた思いだったのだが、管理者側から見たら恐らく困った前例を作ってしまったということになったのかも知れないと考えた。
Nora/
夜久/
野原/
志織/
武市/
PDPDP/
Akko/
手島/
som1973/
フナイ/
石橋/
Shimomi
nico/
Kana
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