春の麗らの 思うこと 繚乱編


1998年4月10日(金)

釈迦 / 筋肉少女帯

一昨日(4月8日)の日記はこちらに、昨日(4月9日)の日記はこちらに。



シゴトは今日も激しく忙しい。処理する事柄の多さも凄いけど、客先訪問数も凄い。一日に7件もお客さんをまわれば脚もおかしくなろうというもの。

今週はほとんど日記巡りをしていない。好きな日記をほんの幾つか読んだだけ。水曜日の夜から金曜日の夜までメイルチェックすらしていない。これってちょっと異常事態じゃない?

夕方にはすっかり青色吐息。ホントに疲れました。

シゴトが極端に忙しいので、未処理のシゴトを全部机の上に積み上げる方式をとっている。うっかり処理中のものを机の中に入れてしまったりすると完全に忘れてしまうだろうから。でもこれって、すごくプレッシャーかかるよねぃ。何しろ自分の仕事がどこまで終わってるのかが周りから一目瞭然なんだから。

で、夕方にはまだ僕の机の上には山のような書類が。でも僕は事務所を出るのだ。そう、今日は金曜日、楽しい週末、のはずが、なんで接待なんぞせにゃならんのだ〜〜っっ!。しくしく。

まあ嘆いても誰も助けてくれないし、自分で選んだ仕事だし、結局なんだかんだ言いながら酒を飲むわけだから、諦めてさっさと待ち合わせ場所へ。

待ち合わせは錦糸町駅。改札は2つあるけど、お互い携帯を持ってるから会えなきゃ電話すればOK。確かに携帯を持つようになってから、待ち合わせがアバウトになったよな。結局最終的には会えればいいわけだし。

まもなくお客さん登場。お互い錦糸町は良く分からないので(単にお互いの家の中間地点ということで錦糸町を選んだのだよね)、まずは北口へ出て街を徘徊することに。はー。

Sea of Love / The Honey Drippers

適当にぐるぐると歩き回り、目についた和食屋さんに入る。店の中は普通の家の中みたいに雑然とした感じで、テレビが大音量で野球を流している。客は誰もいない。あまり居心地よさそうじゃないけど、とりあえずお客さんが選んだ店だからね。

ちう訳でビールで乾杯。お通しの大根の葉っぱを炒めたのは旨かったし、注文した煮込みもなかなかだったけど、いかんせん料理の種類が全然ない。第一メニューもない。

結局二人でビールを2本飲んだところで移動しようと言うことに。変な店だったな〜。

で、再び街を歩き回り、家庭料理屋の看板に吸い込まれる。今度の店はちゃんとメニューもあるし、お客さんもかなり入っている。ここなら良いだろうってことであれこれと注文し、乾杯のやり直し。

実は今日一緒に飲んだお客さん、某商社で長年営業をやってたんだけど、左遷されちゃって、今年度から全然違うシゴトに回されてしまったというちょっと気の毒なヒト。今日までは昨年度の残務整理や引き継ぎで前のシゴトをしていたのだけれど、今日で彼の営業としてのシゴトはオシマイ。だから飲む前から「延々と愚痴を聞かされるんだろうなー」と予想はしていたのだが、やっぱり延々と愚痴を聞き続ける羽目に。

確かにすごく良い人なんだけど、一緒にシゴトをやってても「甘いな〜」と思ってしまう。優しさが仇になっちゃう典型の人かも。

話しをしつつビールはもう入らないから、何を飲もうかなとメニューを見渡すも、赤ワインもバーボンもあるはずもなく。仕方がなく日本酒を冷で。プライベートでは滅多に飲まない日本酒だけど、お客さんにお付き合い。はー。結局二人で6合ほど。僕は日本酒を飲むと変な酔い方をしてしまうので要注意。

時計が22時を過ぎた頃からお客さんの呂律が回らなくなってくる。彼はまだ愚痴だの果たせなかった夢だのを話し続けている。僕は基本的に年長者の話しを聞くのが好きだからいいけど、それにしてもそろそろオートリピート状態に入りつつあるような気がするぞ。僕もそろそろ日本酒の甘ったるさに嫌気が刺していたので、ぼちぼち帰りましょ、ということで〆てもらう。

彼がお客さんで僕が接待するはずなのに、何故か彼は自分が払うと主張する。いやー、やっぱりホントにいい人なんだよなー。奢ってもらうわけにはいかないので、割り勘にしてもらう。結局交際費持ってても自腹で飲んじゃうあたり、僕も彼に負けないお人よしかも知れんぞ、こりゃ。

錦糸町の駅でお客さんと別れる。寂しそうな笑顔。ちょっとだけ感傷的な気分になってみたり。どうして彼は営業としての最後のシゴトの日に、わざわざ業者の僕と飲みたいと思ったんだろうなどと考えてみたけど、あまり考えても仕方のないことだからすぐに止めた。

やっぱり日本酒の酔い方は好きじゃない。何となく内臓に負担がかかってる感じ。自制してたから具合が悪くなったりはしなかったけど、それにしても嬉しくない酔い方だ。やっぱり僕には赤ワインかバーボンがあっている。

三鷹で電車を降りて北裏行きのバスに乗る。こんな夜中でもバスがあるのは有難い。北裏のビデオ屋でビデオを借りて、セブンイレブンでタバコとビールを買い込んで帰宅。途中で明日家に遊びに来る予定の碧の似合う人と電話で話す。

webに繋ぐ気になれず、メイルチェックだけで済ます。カイシャの飲みだったニナも戻ってきて、ワンセッション後眠る。


(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com

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