秋の夜長に 思うこと 自閉編
1998年10月15日(木)晴のち曇
ブチョウがようやく出社。分かっちゃいてもつい醒めた眼で見てしまう。それが職場全体からひしひしと伝わるようで、意味もなくシュレッダーなどしたりしていた。あのオッサンももう長くないかも知れないな。まあそれはそれでどうでもいいや。
朝一番でm社の担当より電話。作業中の仕事の仕様変更だって。ガーッと抗議する。抗議する。抗議しまくる。先方根負けして、資料を送っておいてくれとのこと。去年あれだけ時間をかけてつめた仕様を、そう簡単にひっくり返されてたまるものか。がおー。
外出。午前中は天王洲のc社、その後京橋のs社。s社の担当さんはとても気が合う人で、仕事で訪れてもつい長居をしてしまう。s社の業界では不景気が物凄いらしい。電車の中では、ひたすら中上健次の「十八歳、海へ」を読み耽る。すごく良い。
昼食は今日も「寄鳥味鳥」の定食。サーモンとホタテのフライ(タルタルソース)定食。店の名前からも分かると思うが、夜は焼き鳥屋。ランチ美味し。最近すっかり一人で食べるのに慣れてしまい、ぼーっとする時間を楽しんでいる。
午後も外出。ちょっと営業らしくなってきた。まずは西新宿のb社。校正の原稿の受けとり。出来栄えを気に入ってもらえたようで褒められてみたり。続いて東神田のr社。ちょいと顔を出したつもりが、あれよあれよと仕事を大量に貰う。やはり営業はフォローが肝心ですな。ほくほくしながらr社を出る。ちなみにつくばの研究所長が来ていたので挨拶、ついでにちょろっと話す。
それにしても蒸し暑い。まるで夏が戻ってきたようだ。
カイシャに戻ってあれこれと手配。アイコンタクトが決まる。某川崎小向方面の担当と電話。訳の分からないことをぐじゃぐじゃと言うので呆れる。来週一度顔を出さなきゃいかん。
某プロジェクトのトラブルがないと仕事は実に簡潔にして完璧に終わるものだ。さっさと片付けして帰ろうと思っていると某プロジェクトのコーディネータのフクハラ君が青い顔をしてやってくる。いやーな予感。
某プロジェクトの作業中データを一括保存していたハードディスクが丸ごと飛んでしまった。慌ててDOS/V機の前に座って調べると、確かにディスクが丸ごと空っぽに。つい数時間前までは確かにデータがあったのだが。
プロジェクトチームを集めてとりあえず緊急対策を協議。よくよく調べてみると、奇跡的に損害はほとんどないことが判明。明日客先からデータをもう一度もらい、業者に速攻で渡せばなんとかなることが判明。胸をなで下ろす。
それにしてもどうしてデータがなくなったんだろうか。誰かスパイでもいるのか。それともウィルス?不明だ。クラッシュしたわけじゃないところがなおさら不明。
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それなりに仕事を切り上げてニナに電話。駅で待ち合わせして帰宅。ニナ作の病み上がりリハビリスープとソーセージで夕食。最近早々に寝室に入ってゴロゴロしながら日記を書いたり話しをしたり、はたまた本を読んだりというのがお気に入りらしい。今日は9時半頃からすでに寝室にいる。寝転んで日記を書いていると、ちょいと肩が凝るのが玉に傷。
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最近の日記の文体が、乾いていて良い、とニナに褒められた。
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そろそろ週末の「作業」に向けて集中力を高めなければいけない。だいぶ色々なことに対して開き直りができるようになってきた。
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