秋の夜長に 思うこと 自閉編
1998年10月30日(金)
仕事で鎌倉へ。いくら怒られるのが営業の仕事とはいえ、あまり理不尽なことばかり言われると腹も立つというものだ。
今週は長距離移動が多かった。おかげでたっぷりと本を読む時間がとれた。
宮本輝、「花の降る午後」読了。
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ニナは会社の飲み会があるということなので、僕は一人で吉祥寺の回転寿司へ。隣に座ったカウボーイハット姿のオッサン、「イクラはいくらでも食える」とか、「このハマチ、ハウマッチ」などという、背筋が凍るような駄洒落を大声で言いながら一人で食っていた。寂しいのか。
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8時前から作業開始。いよいよ大詰め。脇目も振らず黙々と作業を続ける。ふと気づくとあっという間に11時過ぎ。業務連絡電話を一本入れ、再び作業に没入。
赤ワインをちびちび飲みながら作業を続けているとニナが帰ってきた。時計を見ると2時半。お決まりの酔っ払いモード。こっちが目を三角にして作業してるのに、「あそぼーよー」はやめれ、気が散るから。
ニナはあっという間に眠ってしまい、再び作業に入る。時間はどんどん過ぎて、夜明けが近づいても作業は終わらない。一応の目星がついたところで仮眠を取ることにした。時計を見ると午前5時30分。まだ夜は明けていない。
ひどく気が立っていたので眠れるかどうか心配だったのだが、目を閉じるとあっという間に(浅いながらも)眠りがやってきた。
明日はいよいよ締切日。勝負。
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