凍える夜に 思うこと  抱擁編



1999年3月4日(木) はれ

梅の花が枝にぴったり寄り添うように咲く様を見つめていると、桜がたわわに枝からこぼれ落ちるように咲き乱れる様を思い浮かべ、何となくニヤニヤしてしまったり。

しかし、桜の季節がやってくると、ふと親父さんのことを思い出したりもする。

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体調はずいぶん戻ったと思っていたのだが、会社に行くと体調が悪くなる。ひょっとして出社拒否症かな。

熱っぽいしだるいし咳は出るし、ヒーヒー言いながら帰ってきたのだが、家に着くと何故か結構元気だったりする。

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藤沢周の「ブエノスアイレス午前零時」を読んでいて驚いた。男と女が踊っているシーンで、「ミッドナイトブルー」という言葉が出てくるのだ。あちゃーっていう気持ちもちょっとあったけど、まあシチュエーションがこれだけ違えばまあ許せるかな、というところもある。

でも「ミッドナイト・ブルー」(僕の小説のタイトルには「・」が入るのさ)という色って、なかなか小説にしやすい色なのかも知れない。村上春樹の「ノルウェイの森」でも出てくるしね。

でも「ブエノスアイレス午前零時」って、すごく気に入ったな。他の本も買ってこよう。

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今日はニナの誕生日。本人は日記を書く気はさらさらなさそうなので、僕の方でフォローしておきましょう。おめでとね。

25歳かあ、そのころ僕、何やってたかなあ。サラリーマン一年生だったから、仕事ばっかりしてたかな。いや、不毛な恋愛もしてたような気がするな。

来年の今日は、ニナはどんな生活を送っているのか、ちょっと楽しみでもある(僕自身がどんな生活をしているかもかなり楽しみではある)。

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4月10日開催予定の「思うこと3周年オフ」については、こちらに(ファイル更新しました)。









 

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