仕事帰りに社長と部長と居酒屋で軽く飲む。
例によって仕事の話をあーだこーだとして店を出る。店を出るとき、僕の傘が盗まれてしまったことに気付く。
仕方がなく、ずっと前に店に忘れられたままだという傘を代わりにもらった。外側は普通の紺の傘だったので、それを受け取って店を出た。ところが、その傘、開くと中にプラネタリウムみたいな星図が書いてある。これはちょっと恥ずかしい。
吉祥寺でニナと合流して飲み直し。「うさぎ屋」にて。
適当に酔っ払って帰宅。ニナが足をマッサージしてくれた。あまりにも気持ちがよくて、そのまま眠ってしまった。
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京極夏彦、「塗仏の宴 宴の支度」読了。
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1999年3月20日(土) 雨
プラネタリウムのような傘をさして、会社へと向かう。休日出勤。
前にも書いたが、休日出勤は、それがあまりにも連続しなければ嫌いではない。いつものスーツ姿ではないということや、平日は客先相手の商売ばかりしているから、休日にじっくり腰を落ち着けてコンピュータと向かい合うというのも、気分が変わっていい。もちろん仕事が片付くというのもいい気分。
ただ、ここ一年ほどは自分の仕事で休日出勤したことはない。手前みそだが僕は仕事が早い。早いうえにきちんとしているから、かなり忙しい時でも、平日7時ぐらいまでには終わる。僕の休日出勤は、ここのところ100パーセント制作の手伝いである。
営業である自分が会社の売り上げが倍増する仕事を獲ってきて、その結果制作が忙しくなり仕事がこなせなくなり、営業である僕が手伝う。何となく、納得できるようなできないような、中途半端な気分ではある。ただ一つだけ残念なのは、制作のスタッフには残業手当も休日出勤手当も出るのだが、僕は1円も入ってこないということ。
それでもやはり休日出勤は嫌いではない。
コンピュータの前に座って、黙々とオペレーションをこなしていく。合間にファイリングを手伝ったりして、のんびりと冷たい雨が降る外堀を眺めたりして過ごす。
のんびりとやっていたらそれなりに遅くなってしまい、8時半過ぎにオフィスを出る。相変わらず外は冷たい雨。途中でお総菜を買い込んで帰る。帰宅後、ニナとの話を酒の肴にしてバーボンを飲み、昔のMTVを観る。ついでに過去日記のリンクがおかしくなっているところを直したりしているうちに日記を書くのが億劫になり、そのまま眠ってしまった。
珍しく夜更かし。
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1999年3月21日(日) 雨
My Funny Valentine / Bill Evans and Jim Hall
断続的に目を覚ましつつ、結局きちんと起きたのは午後の2時。いくら仕事が忙しいと言え、いくら疲れが溜まっているとは言え、これはちょっと寝過ぎ。頭が痛む。外は今日も冷たい雨。
しばらく呆然としつつ溜まっているメイルをもう一度読み返したりしているうちに、昨日がこの日記の3周年当日だったことを今更思い出し、何かしら更新しておくべきだったとちょっと反省する。
そうこうしているとせんべいさんから電話が入る。4月10日のオフの会場の件を心配して連絡をくれた。回らない頭で何とか応対し(申し訳ないです)、電話を切ってから近所のコンビニに食材の買い出しに。
サンドウィッチだのおにぎりだのという気の抜けたものを食べ、ちょっと頭が回るようになってきたので、ようやく4月10日の会場のことをニナとあれこれ話す。
で、とりあえず第一希望の「ファッショな居酒屋」に電話してみよう、ということになる。ファッショな居酒屋は、個人のお客さんをとても大切にする店だから(今まで貸し切りで入れないということは一度もなかった)、60人なんて大人数のパーティはやってもらえないだろうとあきらめていたのだが、一応念のため連絡を入れてみる。
すると、意外なほどあっさりとオーケイが出た。4月10日午後6時から60名で貸し切りで。
あんまりあっさりとOKが出たのでビックリしつつ、ニナと手を叩いて喜んでみる。ファッショな居酒屋ならば皆さんも満足してくれることだろう。雰囲気もいいし、店員さんもいいし、もちろん料理も美味い。ああ、これで安心、安心。
安心したせいかまたダラダラモードに逆戻り。部屋でゴロゴロしているとあっという間に夜になっていた。ニナは昼寝(夕寝というべきか)、僕は京極の「宴の始末」を読む。
近所のラーメン屋で夕食を済まし、お風呂に入ってのんびりする。でもあまりにも今日はのんびりと過ごしすぎたので、明日はもうちょっときちんと生活をしようかとも思う。
天気が良ければいいな。
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というわけで会場も決定した4月10日開催予定の「思うこと3周年オフ」についてはこちら(ファイル更新しました)。
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