iPhoneの電話アプリがおかしくなった時の解決法

僕のiPhoneの電話アプリの調子がおかしくなって数ヶ月がたった。

最初の異変に気づいたのは7月だから、もう3ヶ月以上前のことだ。

たまたま友人からかかってきた電話に出たら、相手の声は僕の耳に届くのに、僕の声は相手に届かなかったのだ。

電話を切ってSMSでやりとりして、どうも僕のiPhoneの電話がおかしいのかも、という話になった。

だが、その後で別の人から電話がかかってきた時には問題なく使えたので、すぐにこの問題のことは忘れてしまっていた。

次に問題に気づいたのは8月になってから。仕事の打ち合わせの帰りに同じくiPhoneユーザーである奥さんに電話したところ、前月と同じ症状が出た。

そしてその直後、翌日くらいにiPhoneユーザーの友だちと電話で話す必要があって電話したのだが、またダメだった。症状は同じ。

さすがに「電話がおかしい」と気づいたのだが、どうもおかしいのは「電話アプリ」であってiPhoneのマイクではないようだった。

何故なら、Skypeを使うと普通に相手に僕の声が届くからだ。
Skype 3.5.117（無料）
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 仕事効率化
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あと、iPhoneのマイクを利用してその時流れている音楽を検索してくれるアプリ “Shazam” や “Music ID” も試してみたが問題なく使える。

やはりマイクが壊れたのではなくて、アプリがおかしくなっているのだろう。
Shazam 4.7.3（無料）
カテゴリ: ミュージック, エンターテインメント
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MusicID 1.2.0（￥85）
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ではということで、iPhoneを工場出荷状態に復元してみた。仮説が正しいなら、初期化して復元すれば、アプリの不具合は修正されるのではないか、と思ったからだ。

ところが、復元後も電話アプリは不調が続いた。

復元してすぐ後は何回か普通に通話が出来たので、「これで直った」と安心していたのだが、数日して電話がかかってきたらまたダメで、状況は振り出しに戻ってしまった。

そして徐々にコンディションは悪くなり、ほとんどの場合通話ができなくなってしまった。

相手からかかってきた場合、最悪こちらからSkypeで掛け治せば通話できるので、用は足りるといえば足りるのだが、幾らなんでも相手に失礼だ。

というわけで、もう一度だけ復元してみて、ダメならApple Storeのジーニアス・バーに持ち込むことに決めた。

結果、2度目の復元を終えるとすぐに電話アプリから電話してみたが、まったく通話できず。万事休す。

しかもタイミングとしては、iPhone 4Sも発売日が決まって予約も始まる時期。

ちょっと迷ったのだが、まずはiPhone 4を治そうということで、Appleストア銀座のGenius Barを予約。

ちなみに今回予約はiPhoneのApple Storeアプリを使ってみた。Macから予約するよりずっと簡単でいい感じ(^-^)。
Apple Store 1.4（無料）
カテゴリ: ライフスタイル
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△ Apple Storeアプリからジーニアス・バーを予約できる。製品を選び、症状も報告できるのがいい。

△ 現在位置から一番近いストアを表示してくれる。この機能を存分に活かすには、Appleストアが国内にあと100箇所くらい欲しい感じ(^_^;)。

△ そして、予約を入れるとその結果がiPhoneカレンダーやMacのiCalち放り込まれて、リマインダーまて出る。

これは凄い！

そして今日の午後1時にAppleストア銀座のジーニアス・バーに行ってきた。

ストアの入口にはものすごい数の花束が(>_<)/。

そして4Fのジーニアス・バーへ。ジーニアス・バー改装したね。

担当はとても可愛らしい女の子が笑顔で迎えてくれてこちらもニコニコ♬

症状の説明をすると、テストをさせてくださいということで、iPhoneを手渡す。

彼女が行うテスト通話が通じなければ、不具合が確認できてiPhoneは交換ということになる。

ところが、iPhoneからは問題なく彼女の声が聴こえてきたのだ。

「あれ？聴こえますね」と彼女。

「え？え？」と驚く僕。

その後も何種類かのテストを行ったり、彼女のiPhoneと通話してみたりしたのだが、全然問題なし。完全に使える。

さて、どうしましょうか、ということになった。

問題は2点。

まず、僕のiPhone 4はAppleCare Protection Planに入っていなかったので、交換は有償になる。価格は13,000円ほどだ。

そしてもう一つの問題は、交換用のiPhone 4の在庫が銀座店にない、ということ。

店員さんによると、僕の症状は結構メジャーな不具合だそうで、このケースでは料金を払えば、たとえ現状すぐに不具合が確認できなくても交換品と取り換えることは可能だそうなのだが、肝心の交換品のストックがない。

整理しよう。

いま、僕のiPhoneは問題なく電話アプリが使えている。

交換するためには13,000円払う必要がある。

交換品の在庫はなく、到着したら連絡をくれる。

iPhone 4Sは金曜日に発売される。

当然といえば当然だが、交換の手続きはとらず、そのまま様子を見ることにした。

ストアからは、交換品の在庫が入り次第連絡だけは一応してもらえることになった。

実は、ストアに行くまでは、iPhone 4Sは発売日の購入は見送ってしばらく様子を見ようと思っていた。

現状のiPhone 4の性能に大きな不満がないことが最大の理由（もちろん不具合は困るよ）。

先日までは容量不足に悩まされていたのだが、思い切って断捨離してから、32GBの半分くらいが空き容量となっていて、問題なくなってしまった。

だから、せめてiOS 5の登場を待って、iOS 5では動作が重くてダメだ、ということになったなら購入ということでもいいのでは、という気持ちになっていた。

だからこそ、今日ジーニアス・バーに行ってiPhone 4が新品交換されるなら、当面それでいいじゃないか、と思ったのだ。たとえ交換料金13,000円を払ったとしても、iPhone 4Sを新規購入するよりは大幅に安く済む。

でも、壊れていないものにわざわざお金を払う必要はないもんね。

浮いたお金で4S購入の足しにできるもんね（おい

ストアを出て、丁度用事があったところ2箇所に続けて電話をかけてみた。

どちらもまったく問題なし。きわめて良好。

結果オーライなのだが、どうも気分が晴れない。

どうして急にまったく問題なくサクサク通話ができるようになったのだろう。

最後に通話テストをしたのは一昨日で、何回試してもまったく通じなかった。

そしてその前もほとんどの場合ダメで、皆さんにずいぶん迷惑をおかけしていた。

うーん。

そして僕は思い付いた。一昨日から今日までの間にやった、たった一つのことを。

それは、このエントリーに書かれている、ホームボタンの効きが悪くなった場合の対処法を試したのだ。

Tips Focus【20111011版】〜ホームボタン反応改善の新説と私見。 | @CDiP

僕のiPhone 4も、それなりにホームボタンの感度が悪くなっていて、デコピンやったりいろいろしていたのだが、今回のこの @singo405 さんと @donpy さんの方法は、劇的に状況が改善する凄い方法だった。

以下がその手順。

1) どのアプリでもいいので起動させる。
2) スリープON/OFFボタンをシャットダウンスライドバーが出るまで押し続ける。
3) スリープON/OFFボタンを離す。
4) その画面のままでホームボタンをホーム画面に戻るまで押し続ける。
5) ホームボタンの反応が良くなっているはず！

この方法はアプリの強制終了の手順だそうで、この方法を取らないと、アプリ履歴から削除するだけでは実際には終了されないアプリもあるとのこと。

この方法を試した直後には電話アプリを使っていないので、確実にこの方法で直ったと断言はできない。

だが、他に何も試していない状況で突然直ったのだから、やはりこの方法によって電話アプリの何らかの不具合がリセットされて復活したと考えるのが順当ではないだろうか。

というわけで、数ヶ月ぶりにiPhoneの悩みが解決した大満足。しかも覚悟していた交換費用もかからずに済んで嬉しい！

さあ、あとは4Sをどうするか、真剣に考えよう（笑）