ライフハック書評

もっと素敵な本を読みたい! 良書とガンガン出会う7つの法則 [Books] [Lifehack]

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新しい1年が始まり、今年も(今年こそ)たくさんの本を読みたい!と誓いを立てた人も多いのではないだろうか?

僕の今年の読書に関する目標は、雑誌を除いた書籍を200冊読むこと。そしてそのうちの10%、20冊は文芸書を、そして10%、20冊は過去に良いと思った本を再読すること。

一昨年が100冊、去年が126冊だったので、200冊はかなり高いハードルだが、うまく時間を見つけてクリアーしたいと思う。

もちろん冊数を稼ぐために内容の薄い本を選んだりはしない。ここを間違うと本末転倒となってしまう。

さて、そんな僕が実践している良書と出会うメソッドをご紹介しよう。読書がしっかり習慣になっている人は皆自分なりの「探書」の仕組みを持っているものだと思うが、まだ読書が習慣になっておらず、今年こそ!と思っている人の参考になれば幸い。

個人的には、良書と出会うのには以下の7つの法則があると思っている。

では、早速見てみよう。

 

 

常に探書アンテナを張ろう

 

 

良い本との出会いは日々の情報収集が肝心。慣れてくると放っておいても本の方から「僕を読んで〜」とメッセージが飛んでくるようになるが、慣れないうちは意識的にアンテナを立てるようにしておくと良い。

「アンテナを立てる」とは、「良い本はないか?」と常に探している状態を指す。具体的には僕は以下のような探し方をしている。

 

・新聞の広告でチェック

僕は日経新聞を読んでいるのだが、日経新聞の2面の下に毎日かなり大きめの本の広告がずらずら並んでいる。ここに乗る本は売れ始めているもののことが多いので毎日チェック。他の新聞でも同様に広告がたくさん出ていると思うのでチェックしよう。

 

・ブログでチェック

良書を次々紹介してくれる素敵なブログがたくさんある。RSSに登録しておいて、日々巡回。気になった本があったらGoogle Readerでスターを付ける。スターを付けるとEvernoteに飛んで行くようにしているので、これでチェック。

あと、Twitterで共有する際に #dokusho というハッシュタグを付けている。日々の自分のツイートはEvernoteに飛んで行くように設定しているので、Evernoteで #dokusho で検索すると結果がずらずら出てくる。

 

・リアル書店でチェック

友人との待ち合わせの時などは、10分くらい先に着くようにして、近所の書店をぐるっと一周。自分が待ち合わせ場所を決められる立場の時は、本屋の近くにしてもらってぐるぐる。

同じ書店ばかりでなく、できるだけ色々な書店に行くと、品揃えの変化が楽しめて良い。

 

・アマゾンのお奨めをチェック

気になる本をアマゾンで検索すると、他のお奨めがずらずらと出てくるのでチェック。いくらでも候補が出てくるので気をつけよう(^_^;)。

 

・新刊.netでチェック

 

 

新刊.netというウェブ・サービスがある。お気に入りの著者名を登録しておくと、その人の新刊の発売が決まるとRSSとメールでタイトルを知らせてくれる。新刊が出たら絶対読みたい場合便利。

 

 

こちらがいまの僕の登録リスト。僕は吉越浩一郎さんや本田直之さん、泉正人さん、それに勝間和代さん、村上春樹さんなど、本が出たら必ず読みたい人を登録している。

 

・TwitterやFacebookでチェック

類は友を呼ぶので、本が好きな人の周りにはやはり読書家が集まってくるもの。読書家の人のTLには良書情報がたくさん載っているので、気がついたらチェック。Twilogとかを使えばその人のツイートを全部保存できるが、僕はそこまでストイックにはやっていない。

 

・雑誌の書評欄でチェック

僕は毎月10冊くらいの雑誌を購読している。それぞれの雑誌に書評コーナーがあるので、そこをチェック。それぞれの雑誌に個性があり、選んでくる本の切り口が異なるのが面白い。例えば「ランナーズ」は当然ランニング関係の本を選んでくるし、「東京人」はかなり渋めの町や時代に関する本をピックアップしてくれる。

あと、普段定期的に読んでいない雑誌でも、ときどき「本特集」を組むことがあるので、その際は購入してチェック。これも切り口が違うのでまったく知らない本に出会えて嬉しい。

 

 

見つけた本はすぐにMediaMarkerへ!

 

 

 

アンテナを張ってせっかく良さそうな本を見つけても、そのままにしておけば、ほぼ100%忘れてしまう。かといって、読みたいと思った本を見つけ次第片っ端からアマゾンなどで購入してしまうのもお奨めしない。その方法だと衝動買い的になってしまい、優先順位がつけられないし、やたらとお金もかかってしまうからだ。

やはり見つけた本はリスト化して一度寝かせ、本当に自分のためになるかどうかを確認したり、万が一すでに購入していないかなどを確認したいもの。

そんな時に最高に便利なのがMediaMarkerというWebサービス。見つけた本を片っ端から登録しておくことで、自分専用の探書リストが完成する。

ポイントは、登録時にステータスを「未読」にしておくこと。そうすると「未読」だけのリストをピックアップできるので、次に購入すべき本、借りる本を決めたい時に一覧でざっと長眺め、その中から選ぶことができる。

読了後にはステータスを「読了」に変更して、コメント欄に感想を書いたり自分のブログのエントリーにリンクを張ったり、☆5段階の評価を付けたりもできるので、今度は「読了」だけをピックアップすれば、自分専用の読んだ本一覧リストが作られる。素晴らしい。

MediaMarkerはTwitterとも連動しているので、登録した本や読了コメントなどをTLに流すことができるし、他のフォロワーさんがTLに流した本の情報を拾うこともできる。MediaMarker自体もSNS機能を持っているので、Myバインダー(自分の本リスト)を公開にしている人同士であれば、バインダー情報を共有することもできる。

 

 

上が僕のバインダーを開いた画像。僕のMyバインダーを登録する方はこちら。

 

ttachiのバインダー| MediaMarker

 

さらに嬉しいことに、Media Markerには無料のiPhoneアプリがあり、iPhoneのカメラでバーコードを撮影するとISBNコードを解読してその書籍情報を表示させることができる。

 

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iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1.3 以降が必要

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更新: 2010/12/21

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僕は読みたい本を見つけた時、自分がデスクにいればすぐにMacまたはPCのブラウザからMedia Markerを開いて登録するようにしている。そして外出時など外にいて、比較的時間がある時は、Media MarkerのiPhoneアプリを立ち上げて登録をする。

 

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iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.0 以降が必要

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更新: 2011/01/04

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人と話している時など、Media Markerへの登録が出来ない状況の場合は、FastEverというEvernoteへテキストを送ることに特化したアプリで書籍名や著者名をEvernoteに送るか、またはFastEver Snapという、写真をEvernoteに送ることに特化したアプリを使ってiPhoneのカメラで書籍の表紙や広告写真などを撮影してEvernoteに送り、帰宅後にMedia Markerに登録している。

 

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とにかく見つけたらすぐにアクション。これが大事。

ちなみにMedia Markerは本や雑誌だけでなく、CDやDVD、それに家電やガジェットなども登録できるので、聴きたい音楽リストや欲しいものリストなどにも活用できるので超お奨め。他にも書籍リストが作れるWebサービスは複数あるので、比較してみても楽しいだろう。僕は幾つか渡り歩いたあと、このMedia Markerに辿り着いた。今のところここがベスト!

 

 

本文中のお奨め本を見逃すな!

 

 

さて、読みたいと思ってピックアップした本が手許にやってきた。さあワクワクしながら読み始めよう。

そんな読書中にも、良書と出会う大きなヒントが幾つも隠されている。

中でも一番のお奨めが、読んでいる本の本文中に出てくる参考図書やお奨めの本リスト。巻末にまとめてリスト化されていることもあるが、特にお奨めなのが、本文中に引用されている本の場合。

本文中に登場するということは、今読んでいる本の著者が、かなり影響を受けたり役立ったと感じた可能性が高く、良書の確率が上がる。

最近では勝間和代さんや本田直之さんなど、意図的かつ積極的に参考文献を大量に掲載してくれる親切な作家さんも多く、とても勉強になる。

これら著者自身のお奨め本は優先順位を上げてチェックする。

ただし、読んでいる最中にいちいち読書を中断してWebに登録しにいくと、集中力も落ちて良くないので、僕は気になる箇所には付箋を貼っておいて、読了後にまとめて登録するようにしている。

著者自身のお奨め書以外にも、本の巻末には出版社の広告がついている場合もあるし、新刊書に関するチラシがはさみこんであったりするので、こちらも軽くチェック。こちらは「軽く」で良いと思う。

 

 

読書記録を書こう!ブログならなお良い!

 

 

せっかく読んだ本でも、読みっぱなしにしてしまうと、半年後、一年後には、どんな本だったかほとんど忘れてしまうものだ。

せっかく何日もかけて読んだ本の内容を忘れてしまってはもったいない。

なので、読んだ本の記録を書くことをお奨めする。やり方は人それぞれなので、手書きでノートに書いても良いだろうし、PCにテキストファイル形式で保存していく方法もアリだろう。

だが、僕は読書記録はブログに書くことをお奨めする。

ブログに書くということは、自分以外の人に説明することを意味する。従って、「その本に何を期待していたのか」「その本のどんなところに共感を得たのか」「その本から学び自分は何をしようと思ったのか」「その本とはどんな点に意見の相違を感じたのか」「他の本で同じようなことを言っていたのはどんな人だったか」「同じ作者で良かった本はほかに何があったか」などの情報を自然と整理して書こうとするのだ。

他人に説明することを前提として読書をすると、ただ読むのとは違う緊張感を持つようになり、情報整理が簡単になる。

さらに、ブログという形でアップしておけば、後から気になった時にいつでも内容を確認することができるので、読んだ内容を思い出したい時などに効果覿面である。

僕は自分が書いた書評エントリーは、全部Media Markerの関連リンクに登録するようにしているので、読了した本をリストにした時に気になる本があった場合、関連リンクをクリックすれば自分が書いた書評が出てくるようになっている。これも便利。

 

 

TwitterやFacebookで情報を共有しよう

 

 

読書記録というほど大げさではなくても、TwitterやFacebookに自分の言葉で「読んだ」ということを書き込もう。上述したブログへのリンクやMediaMarkerへのリンクをツイートやポストに含めるとさらに親切だろう。

 

 

[blackbirdpie id=”23673482176892929″]

 

 

あなたが書いたツイートを見た人がその本に対して興味を持ち、もしかしたら読んでくれるかもしれない。そしてその人が書評を書いてあなたがそれを読む。異なる視点で同じ本に対する書評があるというのはとても勉強になるものだ。

自分がアウトプットすることで、誰かの行動のきっかけとなり、それがぐるっと回ってあなた自身の利益になる。僕らはそんな素敵な時代に生きているのだ。

 

 

自分の興味分野を整理してみよう

 

 

ある程度の冊数本を読むようになると、自分が興味を持っている分野が、幾つかの大きな流れになっていることに気づくだろう。

僕の場合も大別すると、「成功・幸福論」「効率化・ハック」「資産管理・お金持ち」「健康管理・運動」「情報・ガジェット」「ビジネス・リーダー論」「睡眠・エイジング」「地域の歴史・風俗」「文芸・エッセイ」などに大別される。

この大きな流れを意識しながら情報収集をする癖をつけると、良書探索はかなりスピードアップする。そして読む時にもこの流れを意識する。例えば東京下町に関する本を読んで興味を持ったら、4〜5冊くらいは集中してそちら方面の本を読む。すると情報が相乗効果を持ち、さらに深く広い世界に入っていくことができる。

集中しているのでフットワークも軽くなり、浅草などを散策すれば、現地の古書店などで普段は見つけられない、もっとディープな本に出会えるかもしれない。

効率化について集中して読めば、著者のことが気になりWebサイトから著者が主催するセミナーがあることを知り、そのセミナーに出席してさらに深い知識を得られるうえに、著者と直接お話しする機会を得るかもしれない。

特に流れを固定してしまう必要はないが、意識しておくと結果が違ってくるだろう。

 

 

図書館を活用しよう

 

 

どんどん本を読むようになると、全部の本を購入するのは辛くなってくる。一冊1,500円でも年に100冊読めば15万円もかかる。バカにできない金額だ。

本との付き合い方は人それぞれなので、絶対に購入してガンガン線を書いたり折り目をつけながら読みたい、という人もいるだろう。

僕の場合は本は必ずしも購入しなくても良いと思っている。気が向いたら購入するが、最近は図書館を活用するケースが多い。

自治体によってルールが異なるが、僕が住んでいる文京区では、最初に図書館に出向いて利用者登録をすると、その後はWebサイトで本の予約が出来るようになる。

文京区では同時に15冊まで予約ができ、区内のどの図書館の本も、最寄りの図書館まで届けてくれるうえに、届くとメールでお知らせまでしてくれる。

さらに、区内の図書館にない本や新刊書なども、リクエストすると、他の自治体から借りてくれたり、または新たに購入してくれたりして、多少時間がかかっても、手許に届く。

人気のある新刊書などは多数の予約が入ってしまっていて、手許に届くまで時間がかかってしまうケースもある。その時間を待てない時には購入して読むこともある。

絶対買うな、ということを言いたいのではない。僕もかなりの数の本を今でも買っている。だが、数が増えると場所を取るし、お金もかかるので、図書館を有効活用すると良いんじゃないかと思う。

ちなみに僕は自宅のある文京区以外に、オフィスがある新宿区、自宅から近い豊島区、そして港区の図書館の利用カードも作ってある。文京区の図書館は15冊の予約枠は常時満タン状態なので、職場近くの新宿区図書館を利用することもある。

 

 

まとめ

 

 

というわけで、良書と出会うための7つの法則をお届けした。本を読むことは、その道の専門家が何年もかけて構築したノウハウを、わずか数時間で吸収できる、最高に効率の良い方法なのだ。

最初は面倒でも、ちょっとずつ習慣をつけていけば、いつの間にか本を持たずに外出すると物足りないと感じるくらいになってくるはず。

このブログでは、僕が読んだ本は原則全てレビューしているので、もし興味を持つ本があったら、是非手に取ってみてもらいたい。

楽しい読書ライフを!

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