思うこと




1997年3月26日(水)


The Drowners / Suede


攻めに転じると人間強い。

営業の世界では口が酸っぱくなるほど繰り返し言われていることだが、それは営業の世界だけに限ったことではなく、僕達の毎日の生活全体についてそれは言えると思う。

何らかの問題があるとき、または通常の自分のペースでは処理しきれない程のシゴト(またはタスク)が発生している場合、どうしても人間は(少なくとも僕は)目前にある問題を回避して楽をしたいという欲求が発生してしまう。

目の前に書類の山を残したまま、しかもどれが今日中に片付けなくてはいけなくてどれが明日でも良いものかも確認せずになんとなく帰ってしまうなんていうのがその典型。

翌日になれば当然その書類の山はそこに放置されているわけで、朝からその処理をしているとその間にどんどんとまた書類の山が新たに作られていき、夕方には再び積み残しの山を残して帰ることになる。

通常のペースでタスクの処理が出来ないと思ったとき、即座にギアを切り替えて開き直り、積極的にどんどんシゴトを片付けていけるのが理想だが、しばらく暇な時期が続いた後だったりするとなかなかギアが切り替わらず、何となくかったるいとか面倒とか考えているうちにあっという間にシゴトに「追われる」状態になってしまう。

どこかのポイントで「追ってくる」シゴトを片端から片付け、さらにこれからやってこようとしているシゴトを待ち構える状態にシフトできるように開き直らなければいけないのだが、これがどうも口で言うほど簡単ではないように思う(僕だけだったりして)。

山積みされた書類の下の方にある重要文書はそのまま放置され、そのことにより本来不必要な問題が発生してしまう。問題が発生するとそちらを優先して処理しなければならなくなるので、通常処理のシゴトがまた後回しになり、後回しにされたシゴトの中からまた問題が発生する。

どんどんシゴトがたまりドンドン問題が発生してくると人間は弱気になり守りに入ってしまう。必要最低限のものだけ処理して何とか問題が起きないことを願って委縮して下を向いてボソボソとシゴトをするようになる。

嫌だな嫌だななんて考えながら毎日生活しているうちにだんだんカラダの具合までおかしくなってきたような気がしてカイシャを休んだりするとさらに書類の山と問題は膨れ上がりもうどうしようもなくなってしまう。

何だか偉そうに書いてきたが、これって先週までの僕のことなんだと思う。

今週に入ってやっと攻めに転じることができた。問題を片っ端から潰し机の上がキレイになって、シゴトを待ち構える体勢をようやく構築できたように思う。

フシギなもので、そういう状態になると、自然と次々と新規のシゴトが入ってきたりする。

うーん、今日の日記はプリントアウトして壁に貼っておく必要があるかも知れん。

Kiss / The Original Love


今朝電車の中での体験。

僕はいつも始発駅から電車に乗るので必ず座って通勤する。いつも寝不足気味なので、だいたい電車が動きだすとすぐに眠ってしまう。今日もいつも通り、電車が動きだすとすぐに眠ってしまった。

一駅ごとにどんどん人が増えてくるので車内はどんどん混雑してくる。何駅か過ぎたところで目が覚めた時には立っている人達で反対側の窓が見えない程度にはなっていた。

すぐにまた眠ってしまったのだが、じきに右の膝に触感を覚えて目が覚めた。目を開くと僕の右斜め前に立っている女の子の外腿が僕の右膝に触れている。流行りのちょっとラメが入ったような裾広がりのパンツを履いた、20歳前後のカワイイ女の子。

とりあえず自分が眠っていたので知らないうちに僕が脚をだらしなく開いてしまいその娘に迷惑をかけたのだと思って慌てて自分の足を閉じた。

ところがもう一度うとうとしようとした時にまたその娘の外腿が僕の膝にピッタリとくっついてくる。さらに電車の揺れに合わせるように僕の膝にこすりつけるようにしてくるので、僕としても痴漢扱いされても困るしかといって露骨に脚をどけると目立ってしまって申し訳ないような気がしてどうにもできなくてとりあえず眠った振りをしてごまかしていた。

そのうち電車がガクンとブレーキを掛けた拍子に彼女は僕の右斜め前から僕の正面に移動してきた。したがって今までは僕と向かいあって立っている彼女の右足の外腿が僕の右膝にあたっていたのが、彼女の内股が僕の右膝にあたる状態になってしまった(その間も僕はずっと寝たふりをしていたので膝の触感と聴覚以外に拠り所はないが)。

照れ臭いやら恥ずかしいやら興味は湧くやらで、目を開いて顔をまじまじと見てみたいのだが何となく勇気が出ないので、結局僕が降りる駅まで僕はずっと膝と彼女の内股を密着させたままでいた。

僕が降りる駅に近づいたので、目を開いて彼女を見上げたら、彼女も僕のことをじーっと見ていた。

僕は不明にニッコリ笑ってしまい、そうしたら彼女もニッコリ笑ってくれた。

彼女の笑顔になんとなく救われたような気がして僕は電車を降りた。

電車を降りて振り返ると僕が座っていた席に彼女が座っていた。

いやー、それにしても何だったんだ、あれは。欲求不満だったのだろうか。。。

大変貴重な体験をさせて頂いたと、感謝して良いのやら悪いのやら。

うーむ。

繰り返しますが、彼女はごくフツーの、ショートカットの似合うカワイイ女の子でした。





Nora/ 夜久/ 野原/ 志織/ 武市/ PDPDP/ Akko/ 手島/ som1973/ フナイ/ 石橋/ 霜美/ 安原

Haru/ shin-ya b/ かおり
nico/ Kana

山本/ わっちゃん/ 松木/ 江口/ うえだ/ おおつ/ たかの/ 貞奴/ 珠貴/ 小夜野/ 織田

めい/ 蛭間/ みやちょ/ ねぎねぎ/ いほり/ かやすが/ 稀Jr/ siyoung/ えば/ がる/ 伊藤

幸彦/ 白木/ IDIOT/ 松永/ 岡田/ 玉川/ 山口/ 成松/ 小山/ はしもと/ みやもと/ Ichiro/ 川上/ みやこ



ReadMe!      Nikki Engine     Neo NIkki Links













Past     Takeshi Tachibana.     Future



February 1997   January 1997
December 1996   November 1996
October 1996   September 1996
August 1996   July 1996
June 1996   May 1996
April 1996   March 1996


Reach Me

(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com