自己実現・自己啓発書評

レバレッジ人脈術 by 本田直之 〜 僕らは独りでは何もできないから [書評]

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ブックレビュー、2010年の52冊目は本田直之氏著、「レバレッジ人脈術」を読了。

本田直之氏の著書の過去のエントリーのバックナンバーはこちら。

年間200冊を目標に一応多読を自らに課していると、少しずつ著者と自分との相性がいい作家、悪い作家というのが見えてきて面白い。

最近本田直之氏の著書が猛烈に面白い、というか勉強になる。

まさにいま僕が一番必要としている情報が簡潔に、そして分かりやすく書かれていて、目から鱗である。

本書「レバレッジ人脈術」もまさに僕の頭の中に宿っていてもやもやと形にならずにもどかしく感じていた事象を見事に形にしてくれた。

素晴らしいの一言である。

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レバレッジ人脈術 by 本田直之 〜 僕らは独りでは何もできないから [書評]

簡潔な文章と平易なロジックなので、すいすいと読めてしまう。

だが、本書は非常にやっかいな人間と人間の関係を扱っているだけあって、実は非常に奥が深いのだ。

平易な文章だからとすいすいと読み飛ばしてしまうと、奥深さに気付かずに読了してしまうだろう。

僕も最初はすいすい読んでいたが、途中でギアを入れ替えて一言ひとこと漏らさないように読み直した。

僕らすべての人間には人脈が必要である。

何故なら僕らは独りでは何もできないからだ。

重要なテーマである。

だが、多くの人が「人脈」というと、「自分を宣伝してくれる人」だとか「有名人」だとか「仕事をくれる人」など、自分に利益をもたらしてくれる人間とのつながりというイメージを持つのではないだろうか。

それではダメなのだ。

ビジネスの営業(飛び込みではなくコンサル営業)を経験したことがある人なら嫌というほど分かると思うが、そんな安易なものは人脈とは言えない。

たとえ本人がそれを人脈だと思っていても、相手はまったく意に介していない、一方通行の関係になってしまうだろう。

そこで必要なキーワードが「コントリビューション」である。

この言葉はまさに僕の腑にすとんと落ちた。

「ギブ & テイク」は論外、「ギブ & ギブ」は押しつけがましい。

そうではなくて、相手にどのように「貢献」できるか。まさにここがポイントだ。

仕事をもらうために誰かと知り合いたいというような浅薄な考えでは真の人間関係は作れない。

この部分が理解できれば、後は著者のテクニックを応用すれば、かけがえのない大切な仲間が一人また一人と増えていくだろう。

そう、「人脈」 =  「かけがえのない仲間」なのだ。

レバレッジ人脈術 の チェックはこちらからどうぞ!!

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