僕は自他共に認めるライフログマニアである。
ライフログにはさまざまなものがあるが、その中で行動記録は、僕の中では究極のライフログと位置づけていた。
iPhoneは一日中持ち歩いているので、一日iPhoneを持って歩いてれば、その日の自分の行動はGPSにすべて記録されるはず。
FoursquareやFacebookなどでチェックインすることはできるが、それはあくまでも意図的に、こちらが行動した時の記録しか残らない。
一日放っておけば、iPhoneとともに行動した自分の工程が記録されたらいい。
これはずっと前から思っていたし、実際幾つかそのようなコンセプトのアプリも試したが、実用レベルには達していない印象だった。
そこに登場したのが、「僕の来た道」という風変わりな名前を持つライフログアプリだ。
しかも開発元はなんとYahoo Japanだというのでビックリだ。
僕の来た道 1.0.2(無料)
カテゴリ: ライフスタイル, 旅行
現在の価格: 無料(サイズ: 2 MB)
販売元: Yahoo Japan Corp. – Yahoo Japan Corporation
リリース日: 2012/07/09
現在のバージョンの評価: (7件の評価)
全てのバージョンの評価: (78件の評価)
「僕の来た道」は、僕が考えていた理想のGPSロガーアプリと言ってもいいだろう。こんな凄いアプリが無料なのだから恐ろしい。
GPSログアプリなので、地図上に自分がいた場所をプロットして記録してくれるのだが、細かいところが実に良くできていて感心してしまう。
早速紹介しよう。
行動記録アプリ「僕の来た道」ここが良い!
1. スタートボタンを押したらずっと記録しっぱなし
僕の来た道は、毎日起動したり日付を変更したりする必要がない。
アプリの右上にある「Start」ボタンを一度タップするだけ。
たとえ一日一度もアプリを起動しなくても、ちゃんと記録が残っている。
誰しも忙しい日や気分が乗らない日もあるが、そんな日こそ、ライフログで後からどんな一日だったかを思い返したい。
勝手にずっと動き続けるのが、とても良い。
こちらが「僕の来た道」の基本画面。右上の「start」ボタンを一度タップすれば、あとはずっと自動記録となる。
2. 1日1ページの地図付き時系列表示が分かりやすい
「僕の来た道」の基本画面は、現在地、地図、それに履歴から構成される。
朝が一番下になり、移動すると、時刻と場所が時系列に表示並ぶ。
都道府県をまたいだ時、市町村が変わったとき、詳細のエリアを移動した時に、履歴が残る。
また、一定時間同じ場所にとどまっていると、「滞在」と見なされて履歴される。
タイムライン上にはメモも残せるので、任意のコメントを表示させることができる。
タイムラインのそれぞれの時計マーク部分をタップすると、詳細地図が表示されるのも良い。
エリアを移動すると履歴が残る。僕は5分以上同じ場所にいたら滞在となるよう設定している。
タイムライン上の時計マークをタップすると、ポイントの詳細地図が表示される。
3. 地図の拡大表示ができる
基本画面右上の地図をタップすると、地図の全画面表示に切り替わる。
さらにピンチすることで、この地図を自由に拡大・縮小することができる。
細かい場所の確認を後からしたいときなどにとても便利。
過去に行った場所を後から検索で確認したい時などに効果を発揮する。
移動経路を全画面表示にすることができる。長距離移動した時などは特に楽しいし便利。
こちらは先週行った外房への旅の記録。一目瞭然だし、どんどん拡大していって、行った場所を表示させることもできる。
履歴をタップすると、詳細情報が表示される。
単に移動した時の場合は時刻だけが表示される。コメントを残した時や、TwitterやFacebook連携の場合は、コメント内容が表示されて便利。
4. 履歴から地名検索ができる
1日1ページで行動履歴が溜まっていくのだが、全ページに対して地名で串刺し検索をかけることができる。
例えば、千葉の小湊に旅行した日を検索したい時には、「小湊」と入力して検索すれば、該当日のページが表示される。
この機能があれば、一度だけ行ったお店の場所を思い出したい時や、地名は覚えているけれど店名を忘れた時などに、かなり有効だろう。
とても便利。
このような形で日付と移動距離合計が表示されている。
検索欄にキーワードを入力すると、該当した日付のページだけが表示される。便利。
5. Twitter経由のFoursquareチェックイン、Facebookチェックインを表示できる
僕の来た道はtwitterとFacebookに連携されることができるのだが、素晴らしいのは連携が双方向であるという点。
Twitterのツイートを位置情報付きにしている人は、全部のツイートが「僕の来た道」に表示される。
そのような設定にしている人は少ないだろうが、例えばFoursquareのチェックインをTwitter連携にした場合には、僕の来た道にも履歴として反映される。
同様にFacebookのチェックイン機能を使った場合も、僕の来た道のタイムラインに履歴として反映される。
これもとても便利な機能だ。行動ログは一ヶ所にまとめたいわけで、将来的にはFousquare自体との連携もしてもらえれば尚嬉しいが、現段階でもかなり便利。
地図上の赤い時計がエリアに滞在した記録。グレーの丸は移動中にエリアなどをまたいだ履歴ポイント。
そして濃い青の時計がFacebookのチェックイン、そして水色がTwitterまたはFoursquareチェックイン。
タイムライン表示だとこうなる。同じ色使いで、Facebookチェックインが区別されているのが分かる。
6. TwitterとFacebookに現在地をポストできる
TwitterとFacebook連携の逆向き、つまり僕の来た道での現在地を、TwitterとFacebookにポストすることができる。
現在地はリストから選択する形になっていて、現状Foursquareほどたくさんの候補地が出ないのだが、交差点や駅などを中心に網羅されている。
マルチポストもできるし片方だけもOK。ただし、両方の連携を切って、僕の来た道のタイムラインだけにポストすることはできない。
コメントは編集可能で、文字のテンプレートもいじれるので、自分の好きな形で投稿できるのが良い。
TwitterとFacebookへのポスト画面。コメントは任意に追加でき、ポスト先も変更可。設定画面からテンプレートもいじれる。
7. Evernoteにエクスポートできる
l日分のページをEvernoteにエクスポートできる。これはライフロガーにとっては必須の機能で嬉しい。
ただ、現状のEvernote連携はまだまだ発展途上のイメージだ。
現状は手動エクスポートのみで、ノートブック選択やタグの設定はできない。
また、地図は縮小版しかエクスポートできず、拡大表示は見ることができない。
簡易的記録としてはこれでも十分だと思うが、今後ノートブックやタグ指定、それに自動エクスポートなど、機能が充実してくれることに期待したい。
Evernoteから見た画面。リンクが生きて地図にジャンプできたりしたら素敵なのだが、現状はそうなってはいない。
まとめ
ざっとご紹介したが、かなりの充実ぶりで、現段階では大満足である。
バッテリーの消費を抑えている点もポイントが高く、このアプリを入れたからといって、大幅にバッテリーが苦しくなることはない。
放っておいてもずっと記録し続けてくれる点も、FoursquareとFacebookのチェックインも限定的だが拾ってくれるのも良い。
今後のアップデートで、Foursquareとの正式連携や、Evernoteエクスポートのさらなる充実などに期待したい。
いやーしかし素晴らしいアプリだ。こんなアプリを待っていた!
オススメです!
僕の来た道 1.0.2(無料)
カテゴリ: ライフスタイル, 旅行
現在の価格: 無料(サイズ: 2 MB)
販売元: Yahoo Japan Corp. – Yahoo Japan Corporation
リリース日: 2012/07/09
現在のバージョンの評価: (7件の評価)
全てのバージョンの評価: (78件の評価)
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。