「自分を信じる」「自信をつける」「自信がある」。
何気なく使う言葉だが、自信とはどうすればつくものだろう。そして自信とは何なのだろう。
僕自身41歳で大きな人生の方向転換をして、無我夢中で突っ走ってきた。
世の中からは「成功した」と言ってもらうこともあるが、自分ではまだまだだと感じることも多い。
本当の自信とは何だろう。そう思っていたときに、素晴らしい本と出会った。
青木仁志さんの「一生折れない自信のつくり方」という本だ。
この本は、僕が常日ごろから思い描いていた世界観を、ビシッと言葉にしてくれている素晴らしい一冊だ。
さっそく紹介しよう。
1. 人は思った通りの人生を生きる
「人は誰も思った通りの人生を生きる」。
もし僕がそう言ったら、あなたは合意してくれるだろうか。
災害や病気、事故などを除けば、僕たちは自分が思い描いたとおりの人生を生きている。
「そんなことはない。僕は変わりたいのに変われないんだ!」
そう叫ぶ人もいるだろう。
だが、それは違う。あなたは「変わりたいけど変われない」と思い描いているから、変わりたいけど変われない人生を歩んでいるのだ。
人間は誰しも安定している状態(コンフォートゾーン)を好む。
人生を劇的に変えたいなら、大きな力で「行動」を変える必要がある。
人間にとって「変化」は「苦痛」であり「恐怖」なのだ。
だから僕たち人間は多くの場合、自分自身で「変わらない」という選択をして、現状維持をしてしまう。
人は思った通りの人生を送れる。
それは逆にいえば、「人は思ったとおりにしか生きられない」ことを意味する。
だからこそ、僕たちには「変わるんだ」「変われるんだ」と信じ続けなければならない。
自分を信じる力。つまり自信があれば、僕もあなたも、自分の理想の人生を描き、そのとおりに生きることができる。
そしてそれは、遅すぎるということはまったくない。
いつからでも、誰でも、理想の人生を生きることができるのだ。
2. 思い込みを変えれば人生は必ずよくなる
僕たちはよく「自信がある」とか「自信が持てない」と言ってしまうが、そもそも自信とはなんだろう。
この本の著者青木仁志さんは、以下のように自信を定義している。
「自信とは、その人の、その人自身に対する肯定的な「解釈」や「思い込み」である」。
そう、自信なんて、ただの「思い込み」なのだ。
ここで大切なのは「自分自身で「自分はできる」と決めている」こと。
つまり、自信を持つかどうかは自分自身で選択していることなのだ。
そしてもう一つ大切なことがある。
「自信がない」というのは、自信というモノが欠落しているのではない。
逆だ。
自分で自分に対して否定的な解釈や思い込みをしているのが「自信がない」状態だ。
言葉を分解すると分かりやすいだろう。
「自信がある人」とは、「自己信頼」という思い込みをしている人。
「自信がない人」とは、「自己否定」という思い込みをしている人。
この違いだけなのだ。
自己信頼も自己否定も一言でいえば「思い込み」なのだ。
だからこそ、思い込み(ビリーフ)を変えれば、あなたも自分を信じることができるようになる。
そして自信をもって取り組めば、人生は簡単に変えることができる。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。