タチバナ式ライフハック第2回です。
前回は夢を叶えたいなら、とにかく夢をノートに書き殴ろう、と書きました。
タチバナ式 その1 夢がなければ始まらない！まずはなりたい自分を書き殴ろう！
そしておまけエントリーとして、お気に入りのノートとペンを紹介しました。
そして今回はその続きです。タイトルにある通り、夢を叶えたい人が最初にするべきこと、を紹介します。
偉そうに書いていますが、僕自身が夢を叶えたいと心から願い、そのために実践してきたことだと解釈してください。
前回、誰にでも夢はあるはず、そして夢を叶えたいと願っているはず、と書きました。皆さんにも夢はありますよね？
そして僕の前回のエントリーを読んで、夢をノートに書き殴ってくれた人もいると思います。夢を書いたノートを眺めてニタニタ笑ってくれた人もいると信じています（・∀・）ﾆﾔﾆﾔ。
その一方で、あなたはこんな風に思っていませんか？
「いつかフェラーリに乗れたらいいなあ」
「死ぬまでに一度でいいから海外に住んでみたい」
「そのうち会社を作って上場させよう」
如何でしょうか。
残念ながら、上に書いているような考え方で夢を思い浮かべている人は、その夢を叶えられる確率はあまり高くありません。もちろん不可能ではないし、ノートに書いた夢を繰り返し眺める効果は大きいことは前回書いた通りです。
でも、そうやってせっかく書いた夢を、より確実に現実に近づけるための、一番大事なことがあります。これをするのとしないのとでは大違いという、最重要キーワードです。
いつまでに夢を叶えるのか、期限を決めること。
大事なことなので言葉を変えてもう一度言います。
夢を実現する日付を決めて、自分に約束すること。
これがとってもとってもとっても大事なことです。
「いつか」「死ぬまでに」「そのうち」とは期限ではありません。期限のない夢はただの夢です。
ところが、夢に期限がつく、夢に納期が入ると、その瞬間にその夢は大きな核融合を起こし、別のものに姿を変えるのです。
期限のついた夢は、目標になる
そう、夢に日付が入ると、その瞬間に夢は「目標」へと形を変えます。そして僕たち人間は、目の前に目標をぶら下げられると、無意識に目標を達成すべく突っ走る性質を持っています。
夢に期限を設定することの大切さについては、居酒屋「和民」を展開するワタミグループ会長の渡邊美樹氏の著作、「夢に日付を！」を是非読んでみてください。
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夢に日付を! ~夢実現の手帳術~
渡邉 美樹 あさ出版 2005-10-24
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僕が書いた「夢に日付を！」のレビュー記事はこちら。
さあ、さきほどの夢をもう一度見てみましょう。
「いつかフェラーリに乗れたらいいなあ」
「死ぬまでに一度でいいから海外に住んでみたい」
「そのうち会社を作って上場させよう」
これらの夢に日付を入れてみましょう。
「5年後までにフェラーリを買って乗るぞ」
「40歳までには海外で生活できるようになる」
「来年起業して、2014年までに上場させるぞ」
どうでしょう。「いつか」「死ぬまでに」「そのうち」といっていた夢が、まったく違う形に見えると思います。
いつかフェラーリに乗りたいと思っているだけなら、フェラーリの値段も知る必要がないですし、何種類ぐらいの車種があるのかも考える必要はありません。
ところが、5年後までにフェラーリを買うと決めたら、次々とそれを実現するためにしたいこと、知りたいことが続々と出てきます。
絶対知りたいのは、「フェラーリって幾らで買えるの？」と「フェラーリって、どうやって買えるの？」ではないでしょうか。
「いつかは」フェラーリに乗りたいと思っている人の中には、幾らで買えるのかすら知らない人がたくさんいると思います。漠然として夢であれば、それでも構わないのです。ふと現実を忘れて甘美な妄想に浸りたいのなら、値段など知る必要はありません。
でも、もしあなたが本気で5年後までにフェラーリを手に入れようと思ったら、値段と入手方法を知らないままではお話しになりません。
まずは値段を調べるでしょう。そしてどうやって手に入れるかも知る術を探すでしょう。
そして、値段が分かったら、皮算用をしますよね？
ここでは仮に、フェラーリが2,000万円だと設定します。そしてあなたの年収が400万円だとしましょう。
入ってきたお金を一円たりとも使わずに全額貯蓄すれば、期限の5年後にフェラーリがキャッシュで買えることになります。
でもそれはまったく現実的ではありませんよね。
残念ながら、フェラーリは年収400万円の人が買うべき車ではていのです。どんなに節約をしても、どんなに欲しいと強く願っても、年収400万円の人は、2,000万円の車を手に入れることはできません。
では、何をするのか。
夢に日付が入ることで、初めて「何をするのか」という目標が生まれます。
日付が入った瞬間に、夢は目標に生まれ変わり、目標は僕たちに「するべきこと」を与えてくれます。
同じ「10キロ痩せたい」という夢でも、「1ヶ月後に」10キロ痩せるのと、「1年後に」10キロ痩せるのとでは、するべきことも覚悟もまったく違ってきます。
全ての夢に、日付を入れてください。そして夢を「目標」に変えてしまうのです。
タチバナ式ライフハック第1回で書き殴った夢のリストに、一つ一つ全部の項目に、実現する日付を書き込んでください。
ある夢は10年後という日付が入るかもしれません。別の夢は「来月」というスケジュールが見えるものかもしれません。
期限までの日にちが長いか短いかは問題ではありません。
とにかく、すべての夢に日付を入れてください。そしてその日付は、夢と一緒に、紙に書いてください。
目標へと変化した夢は、僕らの手を離れ自分で歩き始めます。
日付がなければ夢は本気じゃない。日付の入った夢は本気の夢。そう考えましょう。
今回はここまで。
次回は日付を入れた夢を自分に向けてたぐり寄せる方法を書きたいと思います(^-^)
著者／出版プロデューサー／起業支援コンサルタント／ブロガー／心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった！40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。
