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iPhoneから再びカメラロールが消える、無料では基本使えない、複数ライブラリ管理できないなど:iCloudフォトライブラリはちょっと残念 — 人柱の結果

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昨日リリースされた、iCloudフォトライブラリとMac用の新しい「写真」アプリ。

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人柱としていろいろ試しているが、徐々に全体像が見えてきた。

利用シーンは人それぞれなので、あくまでも僕の使い方による、ここまでの使用感と感想を書いてみたい。

個人的にはちょっと期待外れな感じかな。

さっそく紹介しよう。

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iPhoneから再びカメラロールが消える、無料では基本使えない、複数ライブラリ管理できないなど:iCloudフォトライブラリはちょっと残念 人柱の結果

iPhoneから再び「カメラロール」が消える

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iOSデバイスでiCloudフォトライブラリを有効にすると、iPhoneから「カメラロール」が消えてしまう。

iPhoneで撮影した写真は、「すべての写真」に格納されるのだが、撮影した写真がiCloudにアップロードされ、もう一度ダウンロードされて、初めて表示されるようになる。

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僕の母艦iMacでは、iCloudフォトライブラリに写真をアップし始めてから24時間以上が経過したが、まだ残り4万枚以上がアップロード待ちになっている。

サービス開始直後だから混雑しているのは仕方がないが、iPhoneで撮影した写真が「すべての写真」に出てくるようになるまで、結構なタイムラグがある。

撮った写真をすぐに見られないというのは、結構イライラするものだ。

ローカルにある写真とiCloud上の写真を区別なくしてしまったのは、失敗ではないだろうか。

これはちょっと不便だ。

無料では基本使えない

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iCloudフォトライブラリに格納される写真は、iCloudのストレージ領域に格納される。

このストレージは5GBまでが無料で使えるのだが、5GBという容量は、正直「すべての写真や動画をアップする」というAppleの言葉どおりに使うには、あまりにも少ない。

iPhoneのカメラで普通に撮影した写真でも1枚1〜2MBはある。

動画は10秒程度のものでも10MBを越えてくる。

デジタル一眼で撮った写真は当然もっとサイズが大きくなる。

僕は写真をたくさん撮る方で、動画はあまり撮らない方だと思うが、2014年1年分と、2015年の1月から4月9日までの写真と動画、つまり1年3ヵ月分のデータで、すでに192GBになっている。

1年3ヵ月分で200GBということは、デジカメに移行してからの写真、紙焼きをスキャンした写真を全部合計したら、どうなるか。

また、今後の写真や動画についても、どんどん容量が必要になるわけだ。

写真と動画をクラウドにアップしておくためだけに、毎月2,400円を払えるかといったら、それはちょっと無理、というのが僕の実感だ。

複数ライブラリ管理できない

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「写真」アプリは「iPhoto」と同様、複数のライブラリを切り替えて使うことができる。

iPhotoはライブラリのサイズが大きくなりすぎると、不安定になったり壊れてしまったりするので、2年分ぐらいの写真ごとにライブラリを分けて管理していた。

「写真」アプリでライブラリを切り替えるのは、iPhotoと同じく「Option」キーを押しながらアプリを起動すれば良い。

起動するライブラリの選択画面が表示されるので、起動したいライブラリを選べば良い。

僕がiCloudフォトライブラリを利用するにあたって、すごく興味があったことの一つに、「過去の写真を全部アップして全デバイスで同期できるか」ということがあった。

僕はいま、Flickrというサービスの旧Proアカウントを持っている。

このアカウントは容量無制限で利用できるのだが、あくまでもWebサービスなので、MacやiPhone、iPadと同期するような使い方はできない。

もし、iCloudフォトライブラリを使うことで、MacとiPhone、iPadにシームレスに同期でき、すべての過去の写真がiPhoneやiPadで簡単に見られたら最高だと思ったのだ。

ならば、iCloudフォトライブラリに過去の全写真をアップロードして、単一の「写真」アプリのライブラリで管理できたらベスト。

そう思っていた。

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しかし、残念ながら、「写真」アプリで他のライブラリを開いても、デフォルトの写真ライブラリ以外のライブラリに入っている写真は、iCloudフォトライブラリにアップロードすることはできないことが分かった。

上の画像のとおり、iCloudフォトライブラリは、「システムフォトライブラリ」、つまり、デフォルトのライブラリの写真しかアップロードできないことが分かった。

iPhoto Library Managerを使えばできそうだが、料金的に見合わない

全部の写真や動画をiCloudフォトライブラリにアップロードするには、すべての写真や動画が、単一の「写真」アプリのフォトライブラリに入っていないといけない。

iPhotoのライブラリをマージしたり分割したりするのには、「iPhoto Library Manager」というサードパーティーのアプリがあって、便利だ。

iPhoto Library Managerについては以下の記事をどうぞ。

iPhotoライブラリを分割したり写真をコピーしたり “iPhoto Library Manager”が素晴らしく便利!! | No Second Life

iPhoto Library Managerを使えば、複数のiPhotoライブラリを一つにマージすることはできる。

そして、iPhotoライブラリは、「写真」アプリで開けば、写真アプリ用のフォトライブラリに変換することができる。

この手順を踏めば、全部の写真と動画をiCloudフォトライブラリにアップすることはできるだろう。さすがに僕の写真と動画は1TBも容量はない。

しかし、その環境を構築するのに、月間2,400円の費用がかかるというのは、正直魅力を感じない。

Flickrの容量無制限アカウントは2年分で5,653円(ドル建て)だ。費用対効果を考えると、ちょっとこの利用法はないな。

複数デバイスで全部の写真がすぐに見られることは魅力的だが、かかる費用には見合わない、というのが、結論になりそうだ。

まとめ フォトストリームとiTunes同期でいいんじゃないか

iCloudフォトライブラリを利用せず、従来からの「フォトストリーム」とiTunesの同期で複数デバイスに写真を同期する。

現段階では、その利用方法で僕はいいや、と思った。

Web版のiCloudにログインして、ブラウザで写真を見る機会がなくても僕にはFlickrがあるので問題ない。

一つ前のライブラリを、必要に応じてMacBook Proにもコピーしておき、さらに古い写真はFlickr経由で見る。

現段階で写真を全部同期させるために、年間25,000円を支払うというのは、メリットとは思えない。

というわけで、お試しの利用が終わったら、昨日アップグレードしたiCloudドライブのプランを無料にダウングレードして、iCloudフォトライブラリはOFFにしようと思う。

今後サービスが進化することもあると思うので、進化に期待したい。

結果として、僕の利用シーンには合わないことが分かったが、試してみて良かったと思っている。

写真と動画の容量が少ないユーザーには、便利な使い方かもしれない。

参考になれば嬉しいです♪

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