5月3日に申し込んだAppleの音楽共有サービス、iTunes Match。
iTunes Matchが使えるようにならない！
サービスに申し込むと、ローカルにある音楽ファイルをiCloudにアップロードするファイルとAppleが持っているファイルに分類するマッチングが始まる。
ところがこのマッチング作業が待てど暮せど終わらない。
4日経っても全然終わらないということをブログに書いた。
そのときのエントリーはこちら。
丸4日たってもiTunes Match のマッチングとアップロードが終わらない件 | No Second Life
しかし、その後もなかなかマッチングは終わらず、マッチング開始から一週間たった5月9日に、ようやくマッチングが終わったとMacのiTunesで表示された。
ところが、MacのiTunesでは「使えるようになりました」と表示されるのだが、肝心のiOS側では使えるようにならない。
Webで検索したところ、「設定」アプリの「ミュージック」の中に、iTunes MatchをONにするボタンが出来るとある。
ところが僕のiPhone 5sもiPad Airも、iTunes MatchをONにするためのボタンが表示されないのだ。
iPhoneを再起動したり設定アプリを再起動したり、Mac側でiTunes Matchを再度実行してみたりしたがダメ。
その後も毎日のように設定アプリを開いてみるのだが、iTunes Matchは使えるようにならない。
これはひょっとして、iPhoneを初期化して復元しないとダメかな？と諦めかけていた。
16日目にしてようやくiTunes Matchが使えるようになった！
iTunes Matchに申し込んでから16日目となる昨日の午前中、いつものようにiPhone 5sの設定アプリを立ち上げた。
相変わらずiTunes Match用のボタンは表示されない。
そこで、これも時々やっていた作業なのだが、いったんiCloudからログアウトして、再度ログインしてみることにした。
ログアウトボタンをタップしたところ、直後にiTunes MatchをONにするボタンが表示された！
おおおおー！やっときた！
嬉しいというより、もう待ちくたびれてしまった感じ。
でも、3,980円を支払ったのだから、とにかく使ってみよう！ということで、昨日一日iPhoneで使ってみた。
分からないことがいっぱい
iPhoneとiPadで仕様が違うの？
iTunes Matchをオンにしたら、iPhone 5sからほとんどの音楽ファイルが削除されてしまった。
残っているのはiTunes Storeで購入した曲だけで、残りの自分でリッピングした曲は全部iCloudマークが付いて、ローカルから削除されてしまった。
MacのiTunesで表示させても、オーディオファイルはほとんどなくなってしまっている。
いっぽう、iPad AirもiTunes MatchをONにしたのだが、こちらはオーディオファイルは削除されていない。
自分でリッピングした曲でも、もともとiPad Airのローカルに保存していた曲はローカルに残っている。
MacのiTunesで見ても、オーディオファイルはたっぷり入っている。
これはどういうことなのか？
iPhoneとiPadで仕様が違うのだろうか。
設定を変更できるのかといろいろ調べてみたが、今のところどうしてこういう差が出るのかは不明。
ストリーミングなの？ダウンロードなの？
iPhone 5sで音楽を聴きながら外出し、試しにiPhoneを機内モードにしてみた。
ストリーミングなら再生が中断するはずだ。
しかし、曲の再生はそのまま続いた。
Appleのサイトによると、iOSの場合、再生した曲はダウンロードされると書いてある。
ならば再生開始と同時にファイルがダウンロードされたのだろうか。
それなら納得なのだが、そうではない場合もあるようだ。
外出先から戻ってマンションの建物に入ると電波が弱くなる。
すると、音楽の再生が止まってしまったのだ。
電波が入らないエレベーターに乗っている間も曲は再生されず。
え？それだとストリーミングということ？なのかな？
再生した曲がダウンロードされていないんですが
Appleの説明によると、iOSでiTunes Matchを使うと再生した曲はダウンロードされると書いた。
しかし、確認したところ、外出中に聴いていた曲のファイルはiPhoneにはダウンロードされていなかった。
念のため設定アプリの「iTunes & App Store」の「モバイルデータ通信」のボタンも確認したが、ちゃんとONになっている。
なぜダウンロードされないのだろう？
そもそも再生した曲が全部ダウンロードされる仕様っておかしくないか？
再生した曲がすべてダウンロードされるという仕様自体本当だろうか？
Appleのサイトには確かにそのように書いてある。
iOSデバイス上では、iCloudから曲の再生を開始すると、それらがダウンロードされてデバイス上に保存されるので、ネットワークに接続できない場所でも聴けるようになります。
しかし、その仕様だと、毎日音楽を聴いていくと、どんどん音楽ファイルの容量が大きくなるはずだ。
僕の場合、iTunes Match登録前は、iPhoneに約2,100曲が入っていたが、MacのiTunesにはiPhoneの6.5倍の13,590曲が入っている。
つまり、ある程度の期間音楽を聴き続けると、iPhoneの容量よりも音楽ファイルの大きくなってしまうことになる。
堤防の決壊みたいな感じで、音楽ファイルが入り切らなくなる日が来るはずだ。
それだったら、iTunes MatchをiOSで実行する意味がないと思う。
本当にそんな仕様になっているのだろうか？
どうも疑問である。
まとめ
やっと使えるようになったiTunes Match。
しかしまだ良く分からないことが多い。
サービスが開始したばかりで不安定なのかもしれないので、もうしばらく使ってみて、また報告しようと思う。
昨日1日使ってみたが、建物や乗り物に乗るときなど、電波状況が変化するタイミングで音飛びが発生した。
ストリーミングなら、ある程度電波状況に振り回されるのは仕方がないことだが、Appleの説明と合致しないのがどうも納得いかない。
MacBook Airでのストリーミング再生はまだ試していないので、近々試してみようと思う。
あと、ファイルの使い回しについても調べたい。
たとえば、10年くらい前にリッピングしたビットレートの低いmp3ファイルの曲がある。
iTunes Matchを通すと256kbpsのハイレートのAACファイルになるはずだ。
これをiOSにダウンロードした場合、母艦のiMacのmp3はどうなるのか？
ローカルのファイルもAACに交換されるのか？
それとも母艦のローカルファイルはそのままなのか。
その辺りも知りたい。
使い込んでまた報告します！
とにかく使えるようになって良かった！！
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iCloud+iTunes Perfect GuideBook
タトラエディット,田口 和裕,成松 哲 ソーテック社 2014-05-17
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iTunes入門・活用ガイド 2014 Windows & Mac対応
東 弘子 マイナビ 2014-04-12
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著者／出版プロデューサー／起業支援コンサルタント／ブロガー／心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった！40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。