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Mac OS X 10.8 Mountain LionをiMacにクリーンインストールしたら色々大変だった顛末記

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最近ちょっとブログが滞りがちだった。

理由は幾つかあったのだが、そのうちの一つが自宅の母艦iMac 27 inch (middle 2010)の不調。

2010年末に購入したiMacに、最新のOS X 10.8 Moutain Lionを上書きインストールしたら具合が悪くなってしまったのだ。

対策を色々講じていたのだが、大きめの問題が長引いてしまい、作業環境構築に時間を投入していたため、ブログがあまり書けなかった。

まだ完全ではないのだが、ほぼ環境が復活したので、経緯を簡単にまとめてみたい。

似たような問題を抱えている方の参考になれば幸いです。

 

 

 

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Mountain Lionインストール後環境が不安定に

OS X Mountain Lion 10.8(¥1,700)App
カテゴリ: 仕事効率化
販売元: Apple – iTunes K.K.(サイズ: 4,348.2 MB)
全てのバージョンの評価: (652件の評価)


OS X Moutain Lionはリリース日にiMac middle 2010とMacBook Air middle 2012両方に上書きインストールを行なった。

MBAは問題なかったのだが、iMacはインストール後に色々と不調が現れた。

中でも一番困ってしまったのが、作業中に何の前触れもなくシステムが突然再起動してしまうこと。

まったく予兆がないので対策が講じられない。

もちろん作業中のデータは全部消えてしまうし、シャレにならない。

 

 

原因不明の強制再起動のほかにも、複数のアプリが落ちまくったり、プリンタから印刷ができたりできなかったりになったり、WiFiがブツブツ切れるようになったりと、かなり困った状態になった。

アクセス権の修復を行なったりPRAMクリアしてみたりと、いろいろやってみたが全然改善しないので、OSの再インストールをすることにした。

このiMacは購入時のOSは10.6 Snow Leopardで、そこにLionとMountain Lionを2回上書きインストールしていた。

いろいろゴミも溜まっているだろうし、200を超えるアプリがインストールされていて、いろいろ不安定になっているのだろうと感じていた。

そしてこの時に、どうせならクリーンインストールをして、しかも新しいMacとして構成を新規でやり直そうと決めた。

 

 

 

クリーンインストール→新しいMacとしての構成を決意

今回はトラブル対応なので、一旦iMacのHDDを初期化してMountain Lionをクリーンインストールすることは当然の流れ。

通常だと、初期化してOSをクリーンインストールした後に、Time Machineのバックアップから全データを丸ごとリストアすれば、簡単に元の環境になる。

ただ、今回は敢えてそれをせず、まっさらなiMacとして新規で設定することにした。

 

 

理由は明快で、延々と過去のMacからアプリやデータを引き継いで使っていて、それそれリセットしたかったから。

このiMacは購入時に、その前にメイン機として使っていたMacBook Blackから全データを引き継いで使い始めた。

だから、アプリケーションの中には、7年くらい前に試しに落として、それきり一度も使っていないような、訳の分からないものも入っている。

古いアプリの古いバージョン用の設定ファイルとかがライブラリにコピーされるのは嫌だ。

この際本当に今使うアプリだけを残して、iMacの断捨離をすることにした。

ライセンスは全部保存してあるので、後から必要になったらその時にアプリを落とせばいい。

そう思い、初期化作業を開始した。

 

 

 

幾つかの致命的な問題が発生

初期化はあっという間に終わり、Mountain Lionのクリーンインストールも簡単に完了した。

音楽ファイル、写真ファイル、それに自分で作成したドキュメント・データなどの復旧も問題なく完了。

あとはアプリと設定を新たにすればOK、のはずだった。

ところがここから、思わぬ問題が発生し、作業が進まなくなってしまったのだ。

 

 

最大の問題は、僕が愛用している日本語入力メソッド「かわせみ」で、親指シフトができなくなってしまったこと。

 

かわせみ | Mac | 物書堂

 

これは本当に困った。

「かわせみ」はユーザー辞書をDropboxで同期させて使っており、がりがりに辞書に用例・用法、それに顔文字などを登録しまくって使っていた。

そしてKeyRemap4MacBookといアプリで親指シフト環境を構築していた。

Mountain Lionにアップデートした後も、iMacでもMBAでも問題なく「かわせみ」で親指シフトできていたのだが、Mountain Lionをクリーンインストールして、かわせみとKeyRemap4MacBookをインストールし直したら、何故か親指シフトがまったく動作しなくなってしまったのだ。

 

複数Mac生活備忘録 その3. 親指シフトMacユーザーの救世主!”KeyRemap4MacBook”よありがとう!! [Mac] | No Second Life

 

 

 

入力メソッドをMac標準の「ことえり」に変更すると問題なく親指シフトになるのだが、かわせみに切り替えるとローマ字入力になってしまう。

モノカキにとって入力メソッドはとても重要な役割を担っているので、本当に困った。

 

 

他にも幾つか問題が発生した。

まず、愛用しているLogicoolのPerformance Mouse m950のMountain Lion対応ドライバがまだ出ておらず、Lion対応のドライバはインストールできないため、せっかくの拡張ボタン類がほとんど使えなくなってしまったこと。これもかなり不便。

 

 

Logicool Performance Mouse m950 超高機能でパワフルなマウスがもう手放せない! | No Second Life

 

 

次に複合機Canon MP640をMacが認識しなくなってしまったこと。これも困っているが、ドライバがまだMountain Lion対応していないせいだと思うので、待つしかないと思っている(どうしても印刷する必要がある書類は奥さんのMacから出力してもらっている)。

それから、iPhotoのプラグインアプリ、FlickerExport for iPhotoを使って、iPhotoの写真をFlickrにアップロートしていると、Macが突然再起動してしまう現象が発生。

 

まとめ Mac iPhoto の Flickr 共有 問題点と対策 | No Second Life

 

 

おそらくクリーンインストール前から発生していた、突然のiMac再起動は、このプラグインの問題と思われる。

これは多分プラグインがMountain Lion対応のアップデータを出してくれないとダメだと思うので、問題報告をしてアップデート待ちの状態。

あと、Office 2008周りで幾つか問題が起こっていて、これはもう2011にしろいうことだと諦めて、Office 2011を購入。

 

 

 

原因不明の復活

最大の問題、「かわせみ」で親指シフトができない件については、かわせみ販売元のサポートに問い合わせたのだが、先方では問題が再現しないとのこと。

要は開発元の環境だと問題なく動いているとのことで、ますます原因が不明。

とにかくやれることはやろうということで、アクセス権の修復、PRAMクリア、SMCクリア、KeyRemap4MacBookの削除と再インストール、かわせみの削除と再インストール、両アプリとも削除した状態から順番を入れ替えて再インストール、ライブラリ内の両アプリ関連ファイル削除など、思い付くことは全部やったのだが、改善せず。

 

 

仕方がないので、急ぎの仕事はMacBook Airで対応したり、iMacから「ことえり」を使ったりして作業していた。

一週間ほどこの状態が続き、さすがにストレスが強く、そろそろ最後の手段に出るか、と考え始めていた。

最後の手段は、もう1回iMacを初期化して、何もデータがない状態で最初にかわせみとKeyRemap4MacBookをインストールすること。

 

 

開発元の環境で問題が出ておらず、僕のMacBook Airでも普通に動作しているものが、iMacだけで動かないという状況は、おそらくiMacに固有で入っている何かが悪さをしているのだろう、という仮説が成立する。

なので、何もアプリもデータもない、まっさらな状態で再度インストールを行なえば、きっとうまく動くだろう、ということ。

ただ、クリーンインストールして、またまた全データをリストアしてというのは、時間と労力がかかるので、何とか避けたい。

避けたいがどうにもならないなあ、と思いつつ、毎日の日課になっていた、IMを試しにかわせみに切り替える作業をしたら、何と、突然親指シフトが動くようになっていた。

 

 

復活した前日も何度か試しに「かわせみ」に切り替えてダメだったことを確認していて、夜眠る前に普通にiMacをシャットダウンして、翌朝普通にiMacを起動しただけ。

アプリのインストールも行なっていないしアクセス権の修復もしないない。ただシャットダウンして起動したら、直っていた。不思議だ。

iMacは毎日シャットダウンしているので、その日だけシャットダウンしたわけでもない。

だが、とにかく直ったのだ。無事直って、それ以来一度も不具合なく、さくさくと軽快に親指シフトができている。

開発元のサポートにも報告を入れ、Dropboxのユーザー辞書との同期設定をして、これで晴れて元通り!

やっと母艦のiMacでブログが書けるようになり大満足。しかし長かったし、未だに原因不明で気持ち悪い。

 

 

 

まとめ

というわけで、いろいろトラブったのだが、結果としてiMacの初期化→クリーンインストール→新しいMacとして構成で、環境はすごく良くなった。

まだ未解決の問題があるので100点ではないのだが、良い点の方が多い。

たとえば以下。

 

 

・空き容量が120GB増えた

・アプリケーションが200以上入っていたのが、61に激減した

・iMacの起動と動作全体がメチャクチャ速くなった

 

 

このiMacを導入したころは、まだ「断捨離」という考え方を僕が持てていなくて、何でもかんでもインストールして、HDDに溜め込んでいた。

今は、その時本当に必要なアプリだけインストールしてあれば良くて、あとは必要な時に落とせばいい、という考え方に変わった。

その考え方で再構成できたので、とても満足。

あとはMountain Lion対応していないファームウェアやアプリが対応してくれれば完璧のはず!

早く完璧な状態に戻ってくれることを待ちつつも、まずはとても速く動作するようになったiMacでのブログライフを楽しもうと思います!

今回のトラブルでサポートしてくれた皆さま、本当にありがとうございました!感謝です!

 



 

 

 

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