12年連用　思うこと（独酔亭日乗）

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2007年12月28日（金）　晴れ　のち　くもり

【仕事納め／打ち上げ】

いよいよ今年の仕事も今日で終了。挨拶まわりも昨日で終えていたので今日はのんびり残務整理。一件重要な交渉ごとが越年決定してしまったことだけが無念だが、こればかりは仕方がない。

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夕方からは会議室で打ち上げ。人数が増えて会議室に全員入りきらなくなり、そのせいで会議室の外で盛り上がる人たちが出現。新しい図式である。

先週Appleに注文して自宅に不在票が入ったまま行方不明になっていた、自分が撮った写真を使ったカレンダーが、6時過ぎにそろそろ打ち上げを終えようとしている時間になってようやく到着した。やれやれ良かった。

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酒当番満員につき、市ヶ谷の「庄や」で二次会。ぎゃーぎゃー盛り上がるものの息切れして9時頃には店を出て解散。

いやー今年も色々あったが頑張ったなーと振り返りつつ地下鉄で帰宅。同じく打ち上げ中のニナに電話だけ入れておいた。

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今日の体重：93.6キロ（07年1月1日スタート時： 99.8キロ、11月末の目標：　93.8キロ、最終目標：　77キロ）

やりきる力：22日（走れた日の日数）/64日（トータルの日数）　出走率：.344（一昨々年の通算.477、一昨年の通算.279、去年の通算.548）

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【今日も暖かい／交通事故／サンドウィッチ】

昨日ほどではないが今日もとても暖かい。雲一つない好天で気持ちが良いが、今年は5年ぶりにエルニーニョが発生しそうだというような話もあり、パラオの海の珊瑚が死んでしまうのではないかとハラハラするなあ。異常気象がずいぶん盛り沢山だもんなあ。

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仕事もそろそろ店じまいという感じでゆったりしたいところなのだが、何やら局所的にはドタバタと忙しい。まあいくら年末年始とはいってもあまり暇すぎるのも困るので、そこそこ忙しいのは良いことだ。

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今日で仕事納めのニナは打ち上げの二次会に流れるとのことで僕は一人で帰宅。コンビニでサンドウィッチを買って帰る。十番の更級布屋太兵衛の前に救急車が止まっており、おやおやと思ったらタクシーが通行人をはねてしまったらしく、はねられた女性が担架で救急車に運ばれるところだった。意識はハッキリしているようで、上半身を起こし、担架に座る形で運ばれていたので、それほどスピードは出ていなかったのだろう。不幸中の幸いだね。

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家で赤ワインをちびちび飲みつつサンドウィッチを食べ、読みかけの村上龍を持ってさっさと布団に入り、ニナが帰ってくる前にぐっすり寝てしまう。

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今日の体重：97.0キロ（05年1月1日スタート時： 99.8キロ、12月末の目標：　95.0キロ、最終目標：　77キロ）

やりきる力：12日（走れた日の日数）/64日（トータルの日数）　出走率：.188（一昨年の通算.477、去年の通算.279）

【麻布大徒歩／マヨネーズ爆弾】

のんびり起床。8時半過ぎぐらいだったかな。どうもここ数年貧乏性が進行しているようで、休みの日は積極的にグータラしようと思っても、どうしても早起きしてしまうのだ。かといってうようよさんみたいにあちこち動き回っている訳でもなく、ただ早起きしてるだけなんだけど。

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たっぷり寝て気分がいい。ニナは友達と外出なので別行動。簡単に昼飯を食べてから僕も外出。バックパックに麻布の古い地図と今の地図を放り込み、ドクターマーチンを履いていざ。

家を出て一の橋を越え、麻布北新門前町に入る。ぶらぶら歩いているとSMで有名な某ラブホテルを発見。ハンディカムで女の子を撮影しながらホテルに入っていく男女とすれ違う。AVの撮影だろうな。

狸穴公園の中に小さな祠があり、「狸穴大明神」とあった。祠の側で猫が昼寝中。

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飯倉の低地をテクテク歩き、裏道から飯倉小学校に。この度廃校が決まった飯倉小学校。125年の歴史に幕を閉じることになるが、10年ぐらい子供が少ないからってすぐに廃校にしてしまうのはおかしいと思う。児童が少なければ即廃校という短絡的な考えではなく、地域に住民はいるのだから（廃校反対派住民のポスターによると、本来飯倉小への通学対象児童というのは100人以上いるのに、児童数は40人弱で、半分以下の児童しか通っていないことになる）、学校のブランド力を高めていく必要があると思う。ちなみに反対派のポスターを見ると、飯倉小に本来通うべき子供が何故他の学校に行くのかという理由に、毎年廃校の噂が流され、親が安心して子供を通わせられないからだ、と書いてあった。

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熊野神社を冷やかして飯倉交差点。東京タワーがでかいー。そのまま神谷町側に進み、今度は八幡神社。男坂を上って参拝。なかなか立派な神社で、すでに新年に向けての支度が進んでいる。

神谷町交差点。この辺りは完全にビジネス街になっていて、人が住んでいる気配を見つけるのが大変。古めの雑居ビルの上の階とかには住民がいるのかな？ホテルオークラに向かって歩く。

オークラ別館にへばりつくように一軒の廃屋が。なかなか立派な庭と門のある平屋建てのお宅で、捨てられてからまだ日が浅いのか、それほど朽ちていない。お宅の裏はホテルオークラ、向かいは現在工事中で46階建てのビルが建つそうで、これじゃあ住めないね、としみじみ。でもこの廃屋があるおかげで、ほんのちょっと前まではこの通りが落ち着いた住宅街であったことが偲べる。

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オークラの表側に回り込むと旧市兵衛町。今日はそのままアークヒルズ方面に下りていく。旧麻布谷町。アークヒルズの中をうろうろして暗惨たる気持ちになる。六本木ヒルズほどエンターテイメント性がないため人が全然いなくて、谷底で陽当りが悪いところに高層ビルを林立させているのでうすら寒く、バブル前に作られているせいか、今ほど人に優しい作りになっていなくて冷たい感じ。六本木ヒルズも「町殺し」には変わりないが、アークヒルズに較べればずっと優しいし温かい。それぐらいアークヒルズ周辺の町歩きは悲しい。

殺伐とした気持ちを抱えながら谷町から箪笥町に向かって地図を広げながらぼやぼや歩いていたら、足元に妙な感触と音を感じる。犬の糞でもない、もっと何か変なものを踏んだ。そう思い足元を見ると、マヨネーズの容器を踏んでいた。靴もジーンズもマヨネーズまみれ。何で人っ子一人歩いていないような場所の歩道の真ん中に新品のマヨネーズが転がってるんだよー。しかも不思議だったのは、外側の包装フィルムは剥がされていてなかったこと。フィルムがついていれば、買い物した人が袋から落としたのかな、ぐらいの無理やりな推測ができるのだが、外側のフィルムだけ剥いだマヨネーズの容器を道に転がすってのは、新手のテロかしら。

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仕方がないので六本木通りを反対側に渡ったところにあるコンビニでポケットティッシュと水を買い、ベンチでマヨネーズを落とす。ついでに水を飲んで地図を広げる。昭和35年の地図と今年の地図を持って歩いているのだが、この辺りはアークヒルズと泉ガーデン、さらにIBMビルや最近完成したサムソンのビルなど、やたらめったら再開発されてしまったことと、谷町ジャンクションから飯倉片町を経て一の橋に抜ける道路がオリンピック前後に完成したことで、昭和35年の地図と地形が大幅に変わってしまっており、現在地を把握するのが難しい。以前から、「どうして六本木にあるのに『赤坂』アークヒルズなんだろう」と思っていたのだが、調べてみると、アーク森ビルのど真ん中辺りが六本木と赤坂の境界になっていて、全日空ホテルは完全に赤坂になるようだ。

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谷町は六本木通りの北側と南側にあることを思い出し、南側を散策。そうすると、結構キッチリと町並が残っていた。久国神社という立派な神社を見つけて参拝。表通りはビルばかりだが、一本入ると古い町並が残っていて何だか嬉しくなる。隣の箪笥町に入ると裏通りも全滅。通りの北側を含め、箪笥町が一番酷くやられているみたいだ。

南部坂を上ると今井町。赤坂氷川神社をぶらぶら散歩。やたらとでかい神社だ。今井町の北側にも足を伸ばす。なだれ坂周辺はかろうじて家並みが残っている。

そろそろ足も痛くなってきたので、三河台町を簡単に流し、六本木交差点から芋洗坂を下って帰宅。約3時間の散歩であった。旧麻布区を一周できるかなと思って家を出たが、あちこちにひっかりつつ、写真をたくさん撮りつつなので、全然一周なんかできない。北半分を見たかどうかぐらいだろう。

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ニナが友達のMちゃんを連れて帰宅。お茶飲んだりあれこれ話してから六本木駅まで見送りに行き、帰りにスーパーで買い物をして帰宅。夕食は牛肉のバター焼きにサラダ。昨日の残りの蟹も少し食べる。

夜中にテレビでイチローのインタビュー番組をやっていて、面白がって最後まで見てしまう。夜更かし。

【「東京イワシ頭」／六本木「いけ勘」で寿司／火の用心】

昨夜はずいぶんお酒を飲んで撃沈したのだが、今朝も7時55分にガバッと起きる。今年最後の可燃ゴミ、滑り込みセーフ。ゴミ置き場で大家さんがゴミの整理をしてくれていた。自分でマンションの外の収集所に持っていこうとしたら、「いいんですいいんです私がやります」と言ってくれる。ちなみに大家さんは70歳以上のおばあちゃん。ゴミぐらい自分で収集所に持っていくのは何でもないのだが、あくまでもやってくれると言う。この大家さん、自分のことを「管理人」と呼んでいて、全然オーナーっぽくない。腰も低いし何もかもとても丁寧で非常に好感が持てる。こういう大家さんだと本当にいい。

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もう一度寝直そうかと思ったが、目が覚めてしまい、布団の中で杉浦日向子、「東京イワシ頭」を読了。引っ越して以来、通勤時間が短くなり、集中して本を読む時間が減ったため、久々の読書記録。

そもそも東京イワシ頭とは何か。本文に解説がある。当初の企画では、「杉浦日向子さんと東京を歩き、現代に残る江戸の面影をレポートする」ものだったはずが、実際スタートする時には、「杉浦日向子さんと東京を歩き、街の辻々にひそむアヤシゲな神様をレポートする」に変質していたという。要は杉浦日向子と編集者の「ポ」が、東京のあちこちを歩き、御利益のありそうな怪しげなイベントや出来事に突撃していく、という、お祭りエッセー。

この本になったエッセーが連載されていたのが1990年代の初頭ということもあり、本文にはバブルの匂いが色濃く滲んでいる。編集部の金遣いの荒さや、ちょっとした言動に、今は昔の「金あまり」や「飽食」など、ちょっと懐かしい言葉が並んでいて涙を誘う（嘘）。

先日読了した「入浴の女王」と同じコンビが、同じような悪ふざけを延々と続けるのだが、前回よりも今回の方が悪乗り度が高く、多少鼻につく。実際はこの「東京イワシ頭」が最初の連載で、その後が「呑々草子」、で、最後が「入浴の女王」のようだ。それにしても杉浦さんの文章は本当に面白い。バブル期特有の軽薄さがプラスされ、ヤケクソなのが杉浦さんだけなのか、それとも当時の日本全体なのかが微妙なところ。「九官鳥心理教」なる新興宗教の教祖に突撃したり、五木ひろしのディナーショーに繰り出したり、競輪場で大騒ぎしたり。まあ見事な悪乗りぶりで、清々しい。何度も繰り返し読むタイプの本ではないが、読んでる間はとても幸せ。世の中にはこういう類の本も必要なのだと実感できて良かった。

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昼は家で大人しく。年賀状を書き終えて投函。今年は100枚ハガキを買ったのだが、手許に残ったのは10枚。来年は恐らくもっと増えるのだろう。年に一度の挨拶だから、やはり疎かにはしたくない。

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夕方からニナと二人で外出。歩いて5分ほどのところにある、「寿司屋のいけ勘」へ。先週買い物してて見つけた店で、なかなか良さそうだったので予約を入れてみた。店はビルの2階で、まるでマンションに入っていくみたいな感じ。というか実際マンションなのだ。

開店とほぼ同時に店に入ったので我々が最初の客。カウンターで親方の前に座らせてもらい、ビール飲みつつ自家製のイカの塩辛をお通しで頂く。塩辛は好きじゃなかったのだが、ここのは美味い。カウンターにはガラスケースはなく、白木のカウンターの上、目の前の桐箱の中にタネが整然と並んでいてすごい迫力。

刺し身はヒラメとホウボウからスタート。大将の軽快なトークを楽しみつつ、冷酒を頂く。冷酒は寿司屋にしては種類が多く、それをガラスのお銚子半分ずつ飲ませてくれる。あれこれ色々楽しんで下さいという気配り。酒の肴もごてごてせずにストレート。鮟肝も美味い。

牡蠣は生と醤油漬けを一つずつ。醤油漬けには白ゴマが振ってある。初体験の味わい。丸一日漬けるという。複雑な奥行きが出て良い、良い。

寿司屋にしては珍しく、フグに力を入れているとのこと。我々も一切れだけ食べさせてもらったが、歯ごたえがあって奥行きもあり、実に素敵。この店のポン酢はかなり鋭敏な感じで酢が立っているのだが、これがフグに実に良く合う。店には広めの座敷があって、団体さんはフグ三昧コースのようだ。

握りはヒラメの昆布〆からスタート。手の込んだ仕事はなし、ストレートにタネで食べさせるタイプの寿司だ。シャリはあら輝には及ばないものの、水準はかなり高い。サンマの酢〆（美味）、サバ、コハダから、青柳（これまた美味い）、ウニ、イクラと続き、ねっとりさが完璧なスミイカ、大トロ、ヅケ、大トロの炙りと続く。ニナがフィニッシュした後で、ほっき貝、穴子と頂き、最後に二人で山葵巻きを半分ずつ食してごちそうさま。

非常に潔い、清々しい寿司屋だ。六本木の繁華街からはずいぶん離れているため、客筋も荒れていなくて良い。価格も高すぎず、これだったらたまのご馳走としてバッチリOKだ。いい寿司屋見つけたな。しかし家から徒歩5分でこんなハイクオリティな寿司屋を見つけてしまうと、我が家の財政を圧迫しそうでちょっと怖い。

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のんびり歩いて家の近所のスーパーで正月飾りなどを買って帰宅。パジャマに着替えていたら、拍子木の乾いた音が響く。近所の子供たちが「火の用心」と言いながら、拍子木を打って歩いている。西麻布の実家に住んでいた頃も、クリスマスが終わってから大みそかまで、「火の用心」が練り歩いていたのだが、久々に聞くととてもいいものだ。仕事納めも終わり、静かになった夜の街に響く拍子木と「火の用心」の掛け声。「マッチ一本火事のもと」という言葉も、ずいぶん久し振りに聞いた。静かな夜がゆっくりと更けていく感じを楽しみつつ、部屋でバーボンを頂く。ああ、いい夜だ。

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麻美子さん、逆転で2位に！さらにトップの人を追い上げている。皆さん、日の丸背負ってジャズを歌う麻美子さんに応援の一票を。何だか凄いことになってきた。

【To Do】

免許証の住所変更
年末年始のJRの切符を受け取る
年賀状作成、投函！
今年の10大ニュースを考える
来年の抱負を考える！←考えた、決まった、あとはきちんと書いて、良く見えるところに貼るべし！貼るべし！貼るべし！

記載なし

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思蜜忘年会強行参加

美女と野獣オフ

Sour Times

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