思うこと




1997年3月20日(木)


Running Song / Walter T. Smith


本日3月20日で「思うこと」は満一年、一周年です。

日記リンクス登録番号411番、登録は4月30日でした。

僕は日記リンクスの存在を知らずに日記を書き始めました。誰が読むとも思わずに始めた暇つぶしの書き物が、まさか一年も続き、のべ何万人もの人々に読んで貰えるとは、開始当初は想像もできませんでした。

それだけではありません。日記を通じて数多くの人々と出会うことができ、遥か太平洋を超えた人達ともコミュニケーションがとれるようになるなんて、今更ながらインターネット日記の持つ魔力というものに圧倒されてしまいます。



Walter T. / Walter T. Smith


普通、人間同士が出会い、コミュニケーションを開始する場合、当然まず相手の外見を知る。どんな顔をしているとかどんな声をしているとか痩せているとか背が高いとかおっぱいが大きいとか。

それから会話を始め、時間を共有するにしたがって徐々に相手の内面を知っていくことになる。相手の価値観、生活スタイル等を外側から順番に知っていくのが我々の通常のコミュニケーションの手段。

ところがインターネット日記だとその順番が完全に逆になる。

全く会ったこともない人間の日常生活を覗くことができる。淡々と日々の生活を綴り続ける人の日記を読んでいても、その人の趣向や生活スタイルからどんな価値観を持っている人なのかが想像できるし、感覚的な日記を書く人の文章を読むと生活スタイル等とは異なるその人の内面的な葛藤のようなものまでが見えてしまう。

モニタ越しに伝わる情報はもちろん文字であり映像であるのだが、インターネット日記が我々に運んでくる情報には単なるデジタル情報以上のものがある。

赤の他人が綴る文字列がその人の感情について語るとき、モニタに表示される文字列は感情を持ち読む人のココロに直接届く。読む人は文字列の持つ意味を自分の感情の文字列と照合し同化させ共感する。小説やドラマと似たような現象かも知れないが、素人同士がやっていて、メイルによって即時に反応することができるのが大きな違いだと感じる。

写真や肖像画と同じようにある特定の個人の切り取られた一面を示しているにすぎないが、随筆やエッセイではなく「日記」であるという特殊性が人々を惹き付け続け、続々と廃人(笑)を作り出して行くのだろう。

別に一年経ったから何がどう変わるというものではない。これからも日々あれこれ書いて行くのだと思う。

4月になると、また新たな日記書き達が多数生まれてくることだろう。

神経に響くような日記を書く人が現れることを期待したいと思う。







Nora/ 夜久/ 野原/ 志織/ 武市/ PDPDP/ Akko/ 手島/ som1973/ フナイ/ 石橋/ 霜美

Haru/ shin-ya b/ かおり
nico/ Kana

安原/ 山本/ わっちゃん/ 松木/ 江口/ うえだ/ おおつ/ たかの/ 貞奴/ 珠貴/ 小夜野

織田/ めい/ 蛭間/ みやちょ/ ねぎねぎ/ いほり/ かやすが/ 稀Jr/ siyoung/ えば/ がる

伊藤/ 幸彦/ 白木/ IDIOT/ 松永/ 岡田/ 玉川/ 山口/ 成松/ 小山/ はしもと/ みやもと/ Ichiro/ 川上



ReadMe!      Nikki Engine     Neo NIkki Links













Past     Takeshi Tachibana.     Future



February 1997   January 1997
December 1996   November 1996
October 1996   September 1996
August 1996   July 1996
June 1996   May 1996
April 1996   March 1996


Reach Me

(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com