生き方・ライフスタイル書評

コミュニティをつくって、自由に生きるという提案

生き方・ライフスタイル書評
スポンサーリンク

マツダミヒロさん著、「コミュニティをつくって、自由に生きるという提案」という本を読んだのでご紹介しよう。

何度かブログでも触れているが、僕はこの9年ほど思うように本が読めない「スランプ状態」だった。

昨年、2021年12月下旬から突然咳を切ったように本が読めるようになり、最近ではかなりハイペースで本が読めるようになってきている。

本が読めなかった期間にも、「読みたい」と言う意思はあって、かなりの本を購入してはいた。

この「コミュニティをつくって、自由に生きるという提案」も、2019年1月に刊行された直後に購入したものの、読めずに積ん読となっていた。

以前から読みたかった本だったので、やっと読めて嬉しい。

そして内容はやはり期待したとおり、僕が実践してきたこと、これから実践したいことが多く書かれており、本が付箋だらけになった。

さっそく紹介しよう。

スポンサーリンク

コミュニティ作りは「質問」から

著者のマツダミヒロさんのプロフィールを見ると、肩書に「質問家」と書かれている。

僕はマツダさんの著書を読むのはこれが初めてで、最初「質問家」の意味がピンとこなかった。

本書を読み進めることで、コミュニティ作りにおける「質問」の重要性が理解できた。

僕自身、カウンセラーとしても活動しており、カウンセラーが重要視する「傾聴」と相通ずるものが多いことが分かった。

傾聴をさらに積極的に促すために相手に的確な質問をする。

質問された相手は、自分に興味を持ってもらえたことが嬉しく感じ、積極的に話をしてくれるし、関心を持ってくれたことを嬉しく思い、共感してくれる。

また、話を聞くときに相手の悩みを解決しようとしないことや、相手の話を勝手にジャッジしないことなど、カウンセラーマインドと共通する点が非常に多い。

「コミュニティを作る」というと、主催者がどんどん発信をし、「話をする側」というイメージが強いが、そうではないのだ。

人は誰もが「自分の話を聞いて欲しい」という願望を抱いている。

相手が自分に関心を持ち、的確な質問をしてくれることは、とても嬉しいことなのだ。

人間関係は、広めるのではなく、深める

コミュニティを作るというと、人間関係を「広める」という印象を持つ。

しかし、表層的な人間関係を大人数と構築しても、良いコミュニティにはならない。

人間関係は人数が多くても少なくても、深めることが大切だ。

コミュニティが拡大していく際に、何もかもを一人でやろうとすると破綻する。

他の人とのつながりを活用し、自分のつながりにしていけば、驚くほど多くの人とつながることが可能だ。

だからこそ、他の人とのつながりを活用するためには、その人との深い人間関係が必須となるわけだ。

顔と名前が一致する程度の関係では、他の人とのつながりを深めることはできないだろう。

関係性を深め「絆ができる」状態になることで、初めて次のつながりえと広がりを見せるのだ。

マツダさんは、「ご縁とは『信用』だ」と書いている。

知り合った人と信用を深めることで、絆が構築されていく。

だからこそ、人間関係は広めるのではなく、深めることを強く意識することが大切だ。

「依存型」ではなく「自立型」のコミュニティを構築しよう

コミュニティは大別すると「依存型」と「自立型」に分類される。

依存型のコミュニティは、参加者が主催者に依存する形になり、自分で考えることをしない。

主催者に何かをしてもらう、主催者が良くしてくれると思考停止してしまう形になる。

依存型コミュニティは、参加者が受動的であり自分から積極的に動かないので、人数が増えると主催者の負担がどんどん高まっていく。

一方、自立型のコミュニティーは、主催者と参加者が協力し「一緒に成長していく」というコンセプトを持つ。

自ら考えて答えを出すというコンセプトにすれば、「相手に何かをしてほしい」という依存型の人はもともと集まってこない。

結果として、依存型コミュニティでは人は成長しにくく、ただ「便利」と感じられて終わってしまう。

主催者が「直接してあげる」のではなく、「相手が自ら考えられる機会を用意」し、成長を促す形をとる。

自立型コミュニティー方が、最終的には参加者の満足度も高くなるし、参加者も成長しやすい環境となるのだ。

まとめ

僕自身も10年以上にわたり、様々なコミュニティを構築してきた。

ただ、僕の中で何かまだ「これだ!」という満足のいく形が見えていないのも事実。

本書を読み、かなりクリアになった部分も見えてきたが、さらに試行錯誤をして満足のいく形を構築していきたい。

本書で書かれていた内容が、僕のイメージと一致している箇所が多く、「やってきた事は間違いではなかった」と安心する部分も多かった。

未来に向け、さらに素敵なコミュニティーを構築していきたいと気持ちを新たにした。

コミュニティを構築してみたい方、すでに構築していてさらに洗練させたい方にオススメです。

「コミュニティをつくって、自由に生きるという提案」のチェックはこちらから!

コミュニティをつくって、自由に生きるという提案

「コミュニティをつくって、自由に生きるという提案」は僕のYouTubeチャンネルでも紹介してます!併せてご覧ください!

書評記事はこちらにもたくさん!もう1記事いかがですか?

私らしさ120%! 「満席講座」のつくりかた
女性起業プロデューサー加藤あいさん著、「私らしさ120%! 「満席講座」のつくりかた」という本を読んだのでご紹介しよう。 僕自身2011年にセルフプロデュースのセミナーを初開催して以来、11年間に渡り数え切れない回数のセミナーや講座を開催し...
ひとりビジネスの教科書 Premium
佐藤伝さん著、「ひとりビジネスの教科書 Premium」という本を読んだのでご紹介しよう。 この本は、 2015年に出版された「ひとりビジネスの教科書」という本の全面改定版だ。 Premium版は2020年8月の刊行だ。 オリジナル版が出版...
「オンライン起業」の教科書
山口朋子さん著、「「オンライン起業」の教科書」という本を読んだのでご紹介しよう。 「オンライン起業」とは、インターネットを様々な形で活用して、ビジネスを起こすことを指す。 著者の山口朋子さんも、そして僕もこのオンライン起業をし、継続している...
読まれる・稼げる ブログ術大全
プロブロガーのヨスさん著、染谷昌利さん監修の「読まれる・稼げる ブログ術大全」という本を読んだのでご紹介しよう。 著者のヨスさんも監修の染谷さんも僕と同業者であり仲の良いお知り合いである。 本書は2020年10月刊行で、僕は発売後すぐに購入...
Twitter 集客のツボ 98 共感される運用 & 人を集める運用のしかた ビジネスを加速させる使い方も 初心者の人も再入門の人も! by 鬼努力ブロガー アフィラ
鬼努力ブロガー アフィラさん著、「Twitter集客のツボ98 共感される運用 & 人を集める運用のしかた ビジネスを加速させる使い方も 初心者の人も再入門の人も!」という本を読んだのでご紹介します。 こんにちは。ビジネス書作家・ブロガー・...
タイトルとURLをコピーしました