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15インチMacBook Proが動かなくなり修理でほぼ新品になって返ってきた経緯

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僕は2台のMacを使っている。

自宅で使う27インチのiMacと主に外出先で使う15インチのMacBook Proである。

2台のうちMacBook Proが不調というか使えなくなってしまった。

アップルストア銀座のジーニアスバーに持ち込んで相談し、結果としては有償での修理というかほぼ新品への交換となった。

クラウドとの同期もアプリのインストールも完了し、サクサクと快適に動作していて嬉しい。

同じ問題が起こった人の参考になると思い経緯を書き残しておく。

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MacBook Proが突然不調に

9月下旬のある日、東京で個人コンサルの仕事があっていつも通りMacBook Proをリュックに詰めて家を出た。

家を出る前にMacBook Proに電源を入れてクラウドとの同期を終えていた。

この時点ではMacBook Proは普通に動作していた。

しかし今思うと、その半月前くらいから、電源を入れておいたはずのMacBook Proが勝手にシャットダウンしていることが何回かあった。

あれが予兆だったのかもしれない。

いずれにしても外出前にはMacBook Proは正常に動いているように見えた。

自宅を出て駅まで行き横須賀線に乗車。

電車のなかで仕事をするつもりだったので乗車後すぐにMacBook Proを開いた。

すると、なぜか初期化した直後の言語選択画面が表示されていた。

不審に思ったがほかの画面が選べないので初期設定プロセスを進めていった。

Wi-Fiを選択するところでiPhoneのテザリングを選びたいのだが選べなかった。

横須賀線が新型車両で車内Wi-Fiが飛んでいたのでJRのWi-Fiに接続したが、Wi-Fi設定中に以下のエラーが出る。

「もう一度接続」と「システム終了」しか選択肢がないので「もう一度接続」を選ぶと、再びこの画面が出るループになってしまう。

仕方がないのでシステム終了をして再度起動しても同じエラーになってしまい進めない。

このままでは埒が明かないと思い、iPhoneで検索してトラブルシューティングしてみることにした。

外出先と自宅に帰宅後行ったトラブルシューティング

エラーメッセージで検索したところ、いくつか解決策が載っていた。

まずセーフブートで起動すると、初期設定画面ではなく通常の画面が出てきてホッとした。

ところがセーフブートだとWi-Fiに繋がらず、アプリの起動も異常に遅くて使い物にならない。

横須賀線の中ではここであきらめ、帰宅後にリカバリーモードで起動してMacBook Proを初期化してOSをクリーンインストールした。

しかし初期化後の初期設定画面で同じエラーが出てしまいループする状況は変わらず。

ここで諦めてアップルストア銀座のジーニアスバーを予約して相談することにした。

ジーニアスバーでハードウェアに異常なしと出たが

アップルストア銀座のジーニアスバーにMacBook Proを持ち込んで相談をした。

スタッフの方が診断ツールを使って検証してくれたところ、ロジックボードには問題なしと出た。

OSのインストールが上手くいっていないのではとのことで、ストアで特殊なインストール方法でOSをインストールすれば直るのではないかとのこと。

その特殊なOSインストールを実行してもらうことになった。

ちなみにこのときの作業は無料とのことで驚いた。

当日修理完了の連絡を受けてMacBook Proを引き取り帰宅。

ところが帰宅後起動したところ、変わらず初期設定画面で同じエラーが出てしまい、状況は改善していなかった。

仕方なくもう一度アップルストア銀座に持ち込んで状況を再度説明することにした。

ロジックボードの故障で有償修理に

2回目のジーニアスバーで再度状況を説明。

前回のOS再インストールでは、正常にOSがインストールされたことを確認するところまでしか作業をしていなかったとの説明を受けた。

OSのインストール後にユーザーを作成して初期設定が正常に行えるかは作業範囲外だったとのこと。

今回はユーザーを作成して初期設定ができるかまでを確認してくれるとのこと。

ちなみに今回も無料で対応してもらえた。

しかし残念ながらストアで検証した結果僕のときと同じエラーが出てしまい、先に進めなかったと電話をもらう。

修理するか新しいマシンに買い替えるかを検討するので後日連絡する旨伝えてその間マシンを預かってもらうことに。

修理内容と金額を確認のうえ修理を依頼

修理内容と金額を確認するためにストアに電話。

修理金額は一律で85,500円 + 税で 94,050円とのこと。

修理内容は不具合がある箇所はすべて交換となると説明を受けた。

僕のMacBook Proが正しく起動できない状態はロジックボードの故障なので交換。

ほかにバッテリーの消耗、ディスプレイの隅に滲みがあり、あとキーボードの一つのキーの色が剥げていた。

これらの問題がすべて解決するのかと質問したところ、不具合はすべてこの金額で直ると回答してもらい、修理を依頼することにした。

修理にかかる日数は3〜5日とのことだった。

修理完了したMacBook Proを受け取って驚いた

3日後に修理が完了した旨メールで連絡があり、アップルストア銀座に受け取りに行き、料金を支払った。

受け取ったMacBook Proがすごくピカピカで驚いた。

最初は磨いてくれたのかと思ったが、筐体脇にあったぶつけた傷がなくなっていた。

さらにキーボードは色が剥げていた1つのキーが交換されると思っていたが、キーボード全部が完全に新しいものになっていた。

ジーニアスバーで初期設定ができるかをストアのWi-Fiに接続して確認し、続きは帰りの電車ですることにした。

 

操作していて「あれ?このOS見た目がちょっと古いな」と感じてバージョンを確認したところ、何と4つ前のOS Catalinaがインストールされていた。

 

驚いて修理内容の確認書をチェックしたところ、ロジックボードの交換はプロセッサもメモリもSSDも全部まとめての交換だった。

なのでSSDが新品になり、そのSSDにインストールされていたOSがCatalinaだったのだ。

ロジックボード以外はディスプレイ アッセンブリが交換で、これにはスピーカーの交換も含まれていた。

さらにトップ アッセンブリも交換されていて、そこにはバッテリーとキーボードの交換が含まれていた。

細かいことは分からないが、見た目も上部と側面は完全に新しくなっていて、底の筐体だけが古いままという状態だった。

昨日MacBook Proを受け取ったあとでランチをご一緒した友人がMacの内部構造に詳しくて、いまのMacBookはパーツが大きな塊(アッセンブリ)になっているとのこと。

そのためいくつかのアッセンブリが交換になると、ほぼ全部が新しくなるそうだ。

まさにそのとおりで、色々驚くことになった。

最新OS無事インストール完了。キーボードにバックライトが付いていて驚いた

帰宅後OSをCatalinaから最新のVenturaにアップデートしてクリーンインストールし直す作業を行った。

ちょっと手間取ったが無事Venturaをクリーンインストールできた。

 

時刻が夜になってはじめて気づいたのだが、新しくなったキーボードにはバックライトがついていた。

購入した当時のキーボードにはバックライトはなかったのですごく驚いた。

いまの15インチMacBook Proの前に使っていた13インチMacBook Proにはバックライトがあって気に入っていたので、この復活は嬉しい。

ちなみにキーボードのストロークが以前よりも深くなり、パチパチと音がうるさかった前のものより静かになったことも気に入っている。

アプリのインストールとデータの同期が完了して無事2台体制復活!!

データはすべてiCloud Driveに上がっているので同期させるだけ。

一晩で同期が終わっていた。

まずは親指シフトアプリのLacailleと日本語変換のかわせみ2を入れるところからスタート。

朝からはMacBook Proで仕事をしつつアプリのインストール。

ほとんどのアプリはMac App Storeからダウンロードするだけ。

Microsoft Officeもポータルからダウンロードするだけなのであっという間。

1時間もかからず設定は全部終わってこれで約1ヶ月ぶりにMac2台体制が復活!

修理をして良かったと感じた点

今回修理して生まれ変わったMacBook Proは2017年11月に購入したものなので、もう5年使っている。

今回最新型に買い替えるかちょっとだけ迷ったが、修理を選択して良かった。

理由はこのMacBook ProはプロセッサもメモリもストレージもMAXまで増量したアルティメットモデルだったから。

費用も50万円近くかかったし、MAXに性能をアップさせていたため僕の仕事では5年たった今もまったく不満がなかった。

動きが遅いとかストレージが足りないとか不満があるなら買い替えも良いだろうが、不満がないなら修理して長く使おうと思ったのだ。

僕は自宅のiMacもアルティメットの構成にしている。

アルティメットにする理由は、値段は高くなるけどその分性能が良いから結果として長く使えるから。

今回の修理でバッテリーのへたりもなくなりキーボードにバックライトまでついた。

ディスプレイもSSDもプロセッサもメモリも新品ということで、まだまだ長く使えるだろう。

修理してもらって良かった。

まとめ

ある日突然使えなくなってしまったMacBook Pro。

普段2台体制とはいえ、27インチiMacは持って歩けないから直るまでの期間は外出時にMacが使えず不便だった。

あと心理的にも「外出時には思うように仕事ができない」と感じると萎縮してしまうというか、不安に感じて遠出をしたくなくなっていた。

無事MacBook Proが戻ってきたら、逆にピカピカのMacを持って外に出たい!と感じるようになるから現金だ(笑)。

新しいMacは嬉しいので、自宅でもiMacとMacBook Proを交互に使おうと思う。

その方がiMacへの負担も減らせるので。

というわけで、MacBook Proの故障と修理の経緯でした。

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