3. サボるときは本気でサボる
知的生産というのは、成果が出てナンボ、である。
いくら長い時間デスクの前にいても、成果がないなら結果はゼロ、ということになる。
適宜休憩を入れて、身体と頭をリフレッシュすることが大切だ。
そしてそのときに大切なことは、「仕事をしているのかサボっているのか曖昧な状態にしない」ことだ。
デスクで文章を書いていて疲れを感じたときに、そのままデスクの前でFacebookを延々と見ていても、ほとんどリフレッシュにならない。
その場合はウェアに着替えてランニングに行くとか、立ち上がってネコと遊ぶなど、きっちりとリフレッシュになることを意識する必要がある。
たらたらとサボるのは、ほとんど意味がない。
僕はボーッとするときも、本気でボーッとするようにしている。
それこそPCの前でいろいろなサイトを眺めていたら、情報は遮断されず、全然ボーッとしたことにならない。
仕事もサボりも本気でやるからこそ、成果が出るのだ。
4. パーティー代の元を食事でとろうとしない
夜に交流会やパーティーなどのイベントに参加することがある。
僕は基本的に、パーティーでは食事は食べられなくても構わない、と思っている。
なぜなら、パーティーの目的は、交流することであって、食事ではないからだ。
自分のセミナーで懇親会を立食形式で開くことが多いのだが、乾杯をすると、多くの人はまず食事に取りかかる。
すると、主催者の僕は、実は結構暇だったりする。
そんなときに交流が上手な人は、乾杯後にいきなり食事に行かないで、スーッと僕のところにやってくる。
僕は暇なので、その方とかなりじっくりお話しができる。
そして皆さん食事が終わると僕のところに次々にやってくるので、あまり長くお話しができなくなる。
パーティーの主賓は、「乾杯直後が一番暇で、終了間近が一番忙しく」なるのだ。
この法則を知っている人は、パーティーでの食事は最初からアテにせず、目当ての人と交流することに主眼を置いているので、一番スマートな活動ができる、というわけだ。
あと、「名刺を100枚配るより魅力的な人を一人見つけて話し込む方が価値がある」や「共通のテーマがない飲み会、残業感覚の飲み会には行かない」なども非常に共感した。
夜の時間は生活リズムを崩す覚悟でイベントに参加している。
無駄なことをしている暇はないのだ。
5. 1日の設計は睡眠時間から立てる
僕は1日のすべての活動の中で、睡眠を一番重視している。
正しく眠れないと、翌日の活動レベルが全部下がってしまい、生きているのか死んでいるのか分からない状態になる。
僕の場合は7時間しっかり眠ること、そして22時から2時の「睡眠のゴールデンタイム」を完全に確保すること、この2つが目標だ。
小川さんが書かれていることで、とても共感したのが、「早寝早起きは起き方より寝方が重要」という点。
「早起きです」というと、ショートスリーパーなのかと思われることがあるのだが、そうではない。
早起きして、しっかり仕事をするには、早起きしてもしっかり眠れていることが大切だ。
そうしたら、選択肢は「早寝する」しかない。
夜遊びは魅力的だし、たまには羽目を外して夜更かしすることも良い。
でも、何もない日にダラダラ起きていることには、まったく意味がない。
夜はさっさと眠り、最高のコンディションで翌朝目覚める。
これこそが、1日を最高速で生きるための秘訣であり、王道である。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。