9. すべてが完璧になる日は来ない どこかで決断する
「会社を辞めたい」「独立したい」という気持ちを抱えつつ、なかなか決断できない人もいる。
「もっとブログが読まれるようになったら」「もっと準備が整ったら」「もうちょっと人間関係が強くなったら」と、準備を万端にしようとしても、いつまで経ってもその日は来ない。
なぜなら、独立したときのことは、実際独立してみないと絶対に分からないからだ。
100%の準備は誰にも絶対にできない。
どんなに予測しても、実際に独立してみれば、想定外のことだらけで、誰でもバタバタするものだ。
だから、自分の中で決めた一定の段階に来たら、「もう独立する!」と決めることだ。
タイミングのコツとしては、好きを強みにしてきた活動がある程度の結果を出すようになり、「もう会社なんか行ってる場合じゃない」という気持ちになったときに決めるのが良い。
僕のTLI講座受講生で、長く独立するかどうか迷っていた人がいたが、独立を決めて晴れ晴れしい顔で僕のところにやってきたときに、こう言った。
「もう会社なんか行ってる場合じゃないなと思いまして」と。
何の準備もなく独立することはできない。
まだ不安が強くて独立してやっていける気がしないなら、まだ準備不足の可能性が高いだろう。
独立して仕事をするワクワク感がどんどん強くなり、周囲の期待も高まり、不安や心配を押しのけてしまうとき。
その時こそが、独立を決めるタイミングなのだと思っている。
すべての準備が完璧に整う日を待っていたら、永遠に独立できない。
どこかで「えいやっ!」とジャンプするのだ。
そのジャンプが、期待と不安が入り混じるとしても、期待のワクワクが勝つ日が来る。
その日を信じて準備しよう。
まとめ
長く会社に勤めてきた人が、会社を辞めて独立をするというのは、大きな決断だ。
そして、年齢がある程度以上に上がっていくと、独立のハードルはどんどん上がっていく。
「独立して失敗しても、もうサラリーマンとして雇ってくれるところはないかも」という不安が強くなるからだ。
最終的に決めるのはあなただ。
安定した収入を得つつ会社で勤め続けるか。
それとも独立して自分の力で歩んでいくか。
僕は個人的には、どちらがいいとも思っていない。
「どちらが自分に向いているか」が一番大切だと思っている。
ただ一つ言えることは、2015年の現代は、いまだかつてないほど、独立がしやすく、個人が情報発信の力を駆使して、自分のビジネスを展開できるということだ。
なので、「独立をしたいけどできない」と思って諦めることが、一番もったいないことなのだ。
自分の力で歩みたい人は、ぜひその準備を始めて欲しい。
そして、10月3日に「自由に生きる!どうしても人生に突破口を作りたい人のためのファーストステップセミナー 2015」という半日のセミナーを開催します。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。