You and the Night and the Music / Keith Jarrett Trio

正月に実家に帰った時、僕の布団がなくなっていたことにショックを受けたのだが、今度は僕の私物がごっそりなくなっている。

僕の部屋は弟が使っているのだが、正月に帰った時にはまだ本棚やタンス等、運びたくないもの、そして本棚の中に収まっているすぐには必要でない本の類いや書類を束ねたバインダーなどはそのまま残っていた。こまごまとした小物や手紙なんかをいれてあった戸棚のようなものもきちんとそこに残っていた。

それが今日帰ってみたら、本棚の中に僕の本は一冊もないし、戸棚のようなものはそれ自身がなくなってしまっていて、僕の私物が何もなくなってしまっていた。

弟はバイトでいないので慌てて母に事情を確認したら、一応1階にある物置のような場所に全部突っ込んであるとのことだが、ちょっとショックだった。

確かに西麻布という場所がら、一人分のスペースを無駄にしておくのは勿体ないとは思う。僕の荷物を動かしたいなら動かしてもいいとは思う。でも、僕は弟に僕の部屋を録音スペースとして使うことに対しての話は聞いていたけれども（弟はミュージシャン志望だ）、僕の使っていた家具を勝手に撤去してベッドを運び込んで僕のスペースを抹殺してもいいかという相談はされていなかった。

毎回実家に帰る度に少しずつ必要な私物を移動させていたんだけど、物置にメチャメチャに突っ込まれた段ボールや紙袋を眺めただけでもうウンザリ。

何だか急に自分の家がよそよそしく感じられてしまって、ちょっと悲しかった。

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