思うこと



1998年2月22日(日)


Afro Blue / John Coltrane


昨日の日記はこちらに



昨日のオフで飲み過ぎて、朝目が覚めるとまだ体の中にアルコールがたっぷりと残っている感じ。吐き気やむかつきなどは一切無し。ホントに二日酔いにならない体だなあと、我ながら感心したり。多少は二日酔いで苦しんだりした方が、飲み方に歯止めがかかって丁度よいんじゃないかとも思うけど。

ビールでも飲んで迎え酒しちゃおうかという欲望を抑えつつ昨日の分の日記を書く。ところどころ記憶に欠落部分があることを発見。

日記をアップしてからニナを叩き起こす。昨夜買っておいた食料で朝食。うーむ、やっぱり胃がちょっと重いかも。食後に番茶をいれてゴクゴクと何杯も飲む。うまい。

しばし脱力しているとアッという間に時間は過ぎてしまい、慌てて支度。ギリギリだなーと焦っているところへ今日会う予定の友人から電話。寝坊したので待ち合わせを遅らせて欲しいとのこと。ラッキーラッキーということで、改めてコーヒーを作成して飲んだりして、家を出る。

バスで吉祥寺に着くとニナが買い物したいと言うのでくっついて行く。ベルトを買ってくれた。バレンタインの日に風邪で倒れていて何もしなかったからとのこと。ありがとね。

続いて本屋へ向い、今日会う友人にプレゼントする本を購入。包装して下さいって店員に言ったら、訳の分かってないお姉ちゃんに不思議そうな顔をされたのでフツーでいいですと言い直す。うーむ、本てあまりプレゼントにしないんだろか。

そうこうしているうちに待ち合わせの時間が迫ってきたので駅へと戻る。



Afro Blue / John Coltrane


無事友人達と合流に成功してまずは腹ごしらえと言うことでインド料理屋へ。カレーだのビールだの。深酒した翌日に昼から飲むビールってのは格別ですな。がははは。天気も良いし言うことなし。

食後はぶらぶらと井の頭公園を散歩する。ところどころで梅が三分咲きという感じ。柔らかい春の陽射しが心地よい。体内でアルコールがゆっくり分解されている。公園の池の一番奥のところにひっそりとある、「お茶の水」をみて意味もなく感動。かなりの勢いで水が湧きだしている。この湧き水が神田川になって、お茶の水の方までずっと流れていくんだなー。

ぶらぶらと歩いてMoreでコーヒー。思い切りまったりとした時間を過ごしてから友人達と別れる。また遊びましょう。楽しかった。

ニナと二人で食材だの入浴剤だのを購入して家に戻る。オリンピックの閉会式を観ながら豚汁とポークステーキとサラダ。



The Promise / John Coltrane


オリンピックが終わった。閉会式、欽ちゃんの司会は何とも言えないけど、開会式同様僕はかなり感動した。無理にアメリカナイズされたことをしようとせず、日本独自の美しさを表現しようとしていて、好感が持てた。特に花火はすごかったなー。でもセレモニーの途中でCMが入りまくるのは何とかならないだろうか。まあ民放だからしょうがないんだろうけど、やはりNHKに放送してもらいたかった。

ぴったんこさんも言ってるけど、僕も実際競技が始まるまでは、これほどまでにオリンピックにのめり込むとは思っていなかった。やはりモーグルの里谷多英選手の金メダルから一気にのめり込んだって感じだな(清水選手の金メダルの日は外で飲んでいてテレビが観れなかったのだ)。

知らず知らずのうちにすっかりオリンピック中心の生活をしてしまったので、これからしばらくは何となく寂しい思いをすることだろう。こんなに毎日何時間もテレビに釘付けになる生活なんて、一体何年振りだろうか。

NHKで一両日中に総集編を放映するだろうから、それをビデオに録画して保存しておこうと思っている。テレビ中継はやはりNHKが落ち着いていて一番良かった。民放はどこもオーバープロデュース気味で、無理に盛り上げようとしているのが鼻についた。スポーツの中継なんて、選手達の闘う姿を観ているだけで十分素敵なのだから、それに余計な装飾を加えようとすると、陳腐になるばかり、というのが僕の意見。黙ってたっぷり観せてくれればそれで良い。

人間の記憶はどんどん薄れて行き、今感じている強い感動も風化してしまう。当たり前のことなんだけど、僕はこのオリンピックの選手達の姿は、いつまでもずっと覚えておきたいという衝動に駆られている。こんなこと、めったにないんだけどね。



The Promise / John Coltrane


オリンピックもそうだしサッカーのワールドカップもそうだと思うんだけど、やはり国という単位で選手が団結して行なわれる競技会には独特の雰囲気があると思う。ジャンプ団体の表彰式の時には、観客が一斉に君が代を唄っていたのが印象的だった。

普段ナショナリズムとは程遠い思考回路で生活している僕も、結局は日本という国を単位として選手を応援している訳だから、何とも不思議だ。で、せっかくなのでちょっと考えてみた。

僕は基本的には日本という国が好きだ。もちろん嫌いな部分もいっぱいあるが、日本という国も、日本人という民族も、なかなか捨てたものではないと思っている。伝統文化とか日本酒とか日本の建築様式とか、あれこれ思い付いたんだけど、僕はやはり日本語が一番好きだ。

大学ではずっと英文学を専攻していたし、仕事でも英語を使う機会はそれなりにあるんだけど、やはり日本語というのはとても美しい言葉だと思う。フランス語やドイツ語もかなり美しいと思うけど、やはり日本語に較べたら大したことはないような気がする。僕も不思議な縁で、毎晩コンピュータに向かってこうして日本語を垂れ流している訳だから、できるだけ美しい日本語で読んでくれている人達に語りかけたいと思う。

僕にとって美しい日本語というのは、分かりやすく吸収してもらいやすい文章ということかな。あとは言葉で表現することが難しい感情の波とか、情景の美しさなんかをうまく伝えることができる文章、これが美しい文章ではないだろか。

何度も読み返さなくてもすっと頭に入ってきて、読んでくれた人の頭の中で文章が分解されてくっきりと情景や感情が思い浮かぶような、そんな美しい日本語を書けるようになれたら、すごくいいな、と、思う。




Nora/ 夜久/ 野原/ 志織/ PDPDP/ Akko/ som1973/ フナイ/ 山本/ わっちゃん/ 珠貴/ 伊藤/ みやちょ/ ねぎねぎ
Haru/ shin-ya b/ かおり
nico/ Kana/ いほり

かやすが/ えば/ IDIOT/ 玉川/ 成松/ 小山/ はしもと/ みやもと/ 川上/ みや/ もも/ colon/ kazuaki/ 江口
木曽/ ゆず/ 知恵子/ 斎藤/ 石田/ 渡邊/ Minobe/ ゆら/ 玉井/ えん/ 貞奴/ levi/ taka/ / YES/ 川端


Sidewalk Story   ずびずびボード


ReadMe!    Nikki Engine    MetaBaboo   Fresh Diaries












Past     Takeshi Tachibana     Future


1998 1
1997 12/ 1997 11/ 1997 10/ 1997 9
1997 8/ 1997 7/ 1997 6/ 1997 5
1997 4/ 1997 3/ 1997 2/ 1997 1
1996 12/ 1996 11/ 1996 10/ 1996 9
1996 8/ 1996 7/ 1996 6/ 1996 5
1996 4 1996 3


Reach Me

(c) T. Tachibana. All Rights Reserved. 無断転載を禁じます。tachiba@gol.com