朝食抜きの半日断食 始めました!

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思うところあって、先週から朝食を食べない「半日断食」をスタートさせた。

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僕は自他共に認める食いしん坊で、食べることが大好きだ。

でも、そこには一つ条件がつく。

ただ食べることが好きなのではなく、「健康に美しく」あり続け、しかも美味しく食べたいのだ。

健康を害して病気になってしまったら、美味しいものを食べることもできなくなる。

常に心身ともに健康であるためには、「脳」ではなく「身体」が本当に欲するものを、正しく食べたい。

そう願うようになった。

そんな僕が最近興味を持ったのが、朝食を抜く半日断食だ。

以前から朝食を抜くことを奨める本を何冊か読んでいたのだが、なかなか決心がつかなかった。

しかし、最近僕の周囲で朝食を抜く人が増えてきたことと、甲田光雄さんの「奇跡が起こる半日断食」という本を読み、決心がついた。

いまの感じを簡単に報告しよう。

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朝食抜きの半日断食 始めました!

現代人は食べ過ぎである

僕は健康に対して強い関心を持っているので、健康に関する本もたくさん読んできた。

今年に入ってから読んだ健康に関する複数の本で、それぞれの著者の人が主張しているのがこのこと。

現代人は食べ過ぎである

人は食べれば食べるほど、もっと食べたくなるという性質を持っている。

特に現代の日本人は、たくさんの食品添加物や加工食品に囲まれて暮らしている。

人間が生きていくうえで必要な微量栄養素、ミネラルやビタミンをほとんど含まない加工食品ばかり食べている人も多い。

しっかりと栄養が含まれた食品を必要最小限摂れば、人間の身体はもっとも活性化し、健康になる。

体調が悪くなると野生の動物はほとんど食事をしなくなるのだが、人間だけは「栄養のあるものを摂ってね」というようなことをいう。

僕自身30代後半までは105kgの肥満体だったわけで、その頃は完全に食べ過ぎだったことを今では自覚している。

「一日の摂取カロリーを、健康的かつストレスなく減らしていきたい」

最近僕はそう思うようになった。

パン食は健康的ではない

僕はサラリーマン時代から、しっかり3食食べる派だった。

ここ数年は朝はパン食が定着していて、パンとフルーツ、それにコーヒーというのが定番のスタイルだ。

しかし、パンを食べることが、実はあまり健康的な行動とは言えないことが分かってきた。

パンというのは小麦を精製して白い小麦粉にしたものを練って作っている。

小麦粉自体が炭水化物、つまり糖質の塊である。

空腹時に糖質を真っ先に摂取すると、身体に入った糖質により血糖値が一気に上昇し、インスリンが分泌されて血糖値が下がる、「糖質サイクル」で身体が維持される。

さらに、精製された白い小麦粉は、精製の過程で微量栄養素が抜け落ちており、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどが摂取できない。

糖質サイクルが回り、しかも微量栄養素が不足した精製パンを食べると、食べたあとまたすぐに空腹を感じることになる。

理由は二つ。一つは微量栄養素が満たされていないので、「足りません」という信号を身体が発するため。

そしてもう一つは、インスリン濃度の乱高下が起こり、一気に上がったインスリンが一気に低下し、「血糖が足りません」という信号を身体が出してしまうからだ。

パンというのは、安いカロリー単価で空腹を満たすのには都合が良いが、健康的に美しい身体を維持するには不向きな食品なことが分かってきた。

朝は排泄の時間

朝食にパンを食べることが良くないのか、と気にし始めたときに、甲田光雄さんの「奇跡が起こる半日断食」を読んだ。

過去にも朝食を抜くことを奨める本を読んではいたのだが、イマイチ腑に落ちていなかった部分があったのだが、本書を読んで一気に納得した。

身体の中に食べ物を入れない時間を一定以上作ることの重要性は、多くの本が説いている。

身体を糖質欠乏状態にすることで、体内の脂肪を分解してエネルギーとして使う仕組みが出来上がる。

定期的に糖質を摂取する「糖質サイクル」に対して、脂質を分解して使う状態を「脂質サイクル」と呼ぶ。

脂質サイクルを回すためには、16〜18時間食事をしない時間を作ると良いとされている。

19時に夕食を食べるとすると、翌日の昼11時で16時間、午後1時で18時間という計算になる。

食事を抜くのは夕食でも良いそうだが、甲田医師は朝食を抜くことを強く推奨している。

その理由は、人間は生理的に午前中は「排泄」の時間となるようにできているからだという。

身体から不要なものをしっかり排泄して、腸をきれいにし、しっかり休ませる。

朝食を抜き胃が空っぽになると、腸の蠕動運動が活発になり、排泄が促進される。

さらに、朝食を抜く半日断食を続けると、ある段階で腸に溜まっている「宿便」がどっさりと排泄されるようになる。

この「宿便」が僕たちの健康に悪影響を与える代表選手で、肥満や肩凝り、アトピー、それどころか原因不明の難病の多くの原因となっている。

甲田医師は本の中で丸一日食事をしない1日断食や、3日以上の断食を継続する「本断食」なども紹介している。

しかし、1日断食や本断食は、医師の立ち会いのもと行わないと危険である。

いっぽう、朝食を抜くだけの半日断食は、誰にでも簡単に始められ、効果は大きい。

ならばやってみるか、ということで、今回半日断食を始めてみることにした。

最初から何も食べないのは口寂しいので、少量のフルーツとコーヒーだけ摂る形にしてみた。

はじめて一週間の感想

先週から今週にかけては非常に予定がタイトで厳しいスケジュールで動いていた。

会食の機会も多く、昼も夜も外食という日が続き、寝不足もひどかった。

そんな状態ではあったが、半日断食は快調に続けられた。

自宅にいる日は、朝食はフルーツとコーヒーだけ。

出張中のホテルでは、海草サラダとフルーツを食べた。

何年もずっとしっかり朝食を食べる生活を続けてきたが、この一週間、特に辛いと感じることはなかった。

今までは、「おなかが空いて集中力が切れてしまうと困る」と思っていたのだが、集中力に関しても特に問題はない。

むしろ、おなかが空の状態のときのほうが、豊かなクリエイティビティが発揮されるような気がする。

要は、たくさんのアイデアが「下りてくる」のだ。

これは僕にとっては、すごく嬉しいことだ。

食事をしない代わりといってはなんだが、水と白湯(さゆ)をたくさん飲んでいる。

水は水素水、超硬水、硬水のスパークリングウォーター、軟水をその時の気分で飲み分けている。

そして白湯はサーモス製の保温水筒に作り、こうして原稿を書いている間などに飲んでいる。

以前はハーブティーを飲んでいたのだが、別にお茶である必然も感じないし、腎臓が濾過する手間を考えると白湯の方が身体に優しいだろうと思い白湯にした。

最初は「白湯なんて味気ない」と思っていたのだが、実際変えてみたら白湯は微かに甘味があって美味しくて、むしろ白湯の方が好きになってしまった。

一つ面白いのが、前日の夜に炭水化物や糖質をたくさん摂ると、翌朝におなかが空くということ。

僕は普段夕食には白米やパン、パスタなどは食べない。

しかし、先日外食でたくさんパスタやピザを食べた日があった。

その翌日には、普段感じない空腹感を強く感じることになった。

また、別の日に、夜にチョコレートを若干多めに食べた日があった。

その翌日も、普段よりもおなかがグーグー鳴り、「ああ、おなかが減ったなあ」と感じることになった。

やはり体内に過剰に糖質が入ると、血糖値の乱高下が起こり、おなかが空くのだろう。

これはかなり実感できる変化で面白い。

夜に過剰に糖質を摂らなければ、お昼まで何も食べなくても、フラフラしたりもしないし集中力が切れることもない。

お昼ごはんは普通に炭水化物も食べている。

極端な糖質制限は身体に良くないと僕は思っているので、昼ごはんにはパンやごはん、パスタも食べる。

でも、できるだけ精製されていない食品を多く摂ることを目指している。

パンなら全粒粉で作ったパン、ごはんなら玄米か胚芽米というようにしている。

また、おかずについても、できるだけ「まごわやさしい」を意識して食べる。

夜に意識しているのは、ビールを飲まないことと、炭水化物を食べないこと。

夜は基本主食抜き。おかずとサラダで終わりにしている。

ただ、奥さんがグラタンやパスタを作ってくれたときには、ありがたく美味しくいただいている。

あと、外食のときはビールを飲むこともあるし、炭水化物を摂る場合もある。

でも、たとえばピッツェリアでパスタやピザを食べるなら、ビールは飲まないなど、バランスは取るようにしている。

まとめ

朝食を抜くようになって、先週今年の最低体重を更新した。

その後関西に行き、夜に揚げ物(衣が小麦とパン粉)やお好み焼き、焼きそばなどをたっぷり食べ、翌日もパスタとピザのコースを食べたらしっかり体重は増えた。

月、火と静かに暮らしていたら、再び体重は減少傾向に。

体調が悪くなったり集中力が落ちたりしたら、すぐ止めようと思っていたが、今のところ快調である。

夜の外食が続くと、どうしても糖質を夜に摂る量が増え、翌日に悪影響が出るようだ。

この後しばらくパーティーなどはないので、うまくコントロールして、様子を見たい。

パンも大好きなので、完全に断つのではなく、お昼ごはんなどに上手く採り入れて、バランスを取っていきたい。

まだ宿便がどっさり、というのは経験できていないので、もうしばらく続けてみるつもり。

どんな風になるか、楽しみだ!

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