習慣書評

マイナス思考からすぐに抜け出す 9つの習慣 by 古川武士

習慣書評
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6. 制約条件を受け入れる

人は誰しも万全の状態で生きているわけではない。

楽しみにしていたスキー旅行だったのに天候が悪くほとんどゲレンデに出ることができなかったという経験をした方もいるだろう。

企画がなかなか通らないというストレスを抱えている人もいるだろう。

しかし、それらの制約条件を取り外すことはできないのだ。

その制約があることを恨み続けても事態は好転しない。

であれば、ホテルの中で温泉に浸かって楽しむことや、企画が通るようにさらに自分を高める勉強をする、などのことを考えよう。

企画が通らないというのは、自分をさらに成長させてくれるチャンスと捉えよう。

7. 「白か黒」ではなくグレーを認めよう

僕たちはとかく、完璧かゼロか、でものごとを考えてしまう。

「早起きしよう」と決めたのに、一週間のうち3日しかできないと、「全然ダメだった」と決めつけてしまう。

でも実際には3日もできているのだから、ゼロではなく3/7で出来ているわけだ。

100%ならOK、そうでなければ0%、という考え方をしていると、何もかもがダメということになってしまう。

僕たちはそう簡単に100点など取れないのだ。

そうではなく、グレーの存在を認めてあげよう。

7日のうち3日早起きできたなら、翌週は5/7を目指せば確実にステップアップしているのだ。

「できたかできなかったか」ではなく、「どれぐらいできたか?」で考えると、僕たちはぐっと楽になる。

8.  失敗は貴重な体験である

僕たちはは何かをうまくできないとき、「失敗だった」と捉えがちだ。

しかし、実は「失敗」というのは本人が「これは失敗だ」と決めたときにだけ訪れるものだ。

たとえば大事なプレゼンを上手くできなかったという経験をした人がいる。

しかし、「上手くできなかった」といっても、プレゼンを行ったことに間違いはなく、0点というのはあり得ない。

そしてプレゼンが今回で終わりでないなら、次回に向けての改善ポイントを与えてくれた、良い機会だったと捉えることができる。

今回のプレゼンが仮に100点満点で20点だとしたら、残りの80点は、何をすることで得られるのか。

そう考えれば、今回のプレゼンは「失敗」ではなく「体験」に変わる。

成功するまで続ければ、すべての失敗は成功にたどり着くまでのステップに過ぎなくなるのだ。

 

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