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情報発信者は志を高く持とう

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とても残念なニュースを目にしました。

あるユーチューバーの男性がスーパーで迷惑行為をして逮捕されたのです。

スーパーで会計前の刺身を店員の前で食べる様子を動画収録して、通報されたとのことです。

この男性は他の有名ユーチューバーの家に押しかけて相手の承諾を得ずに、嫌がる相手の様子を勝手に収録して公開したり。

沖縄の首里城再建のメッセージボードに落書きをする様子を収録して公開し、そのメッセージボードが後日撤去されたりと、日常的に迷惑行為を繰り返し、その様子を動画で公開していたというのです。

ちなみにこの男性は逮捕後コロナウイルスに感染していることが判明。

各地を移動しながら不特定多数の人と接触しており、接触者からも感染者が出て問題になっています。

この男性のユーチューブアカウントは逮捕後削除されたそうですが、Twitterでは「YouTube垢バン8回日本記録達成者!」と書いており、悪びれている様子はまったくないようです。

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人に迷惑をかけて有名になる残念な人達

さて、この男性のほかにも、ユーチューブには残念な行動をしている人が少なからずいるようです。

著名な芸能人の方が亡くなると、その人の息子を名乗るユーチューバーが多数現れ、動画を配信します。

最近だと岡江久美子さんが亡くなったとき、岡江さんの息子を名乗る人が複数ユーチューブに現れ動画を投稿していました。

これらの例は日本人ユーチューバーたちですが、アメリカのユーチューバーの迷惑行為が日本国内で問題になったこともありました。

富士山の麓の青木ケ原樹海に入り込み、自死された方の遺体の動画を公開したり。

大きな生の魚を振り回して都内の道を歩き回り、その魚を通行人や車に押し付けて、嫌がる様子を撮影したり。

ああ、書いていてだんだん気分が悪くなってきたのでこの辺にしますが、そういうユーチューバーが日本だけでなく世界に存在するのは事実です。

迷惑行為をして、その迷惑行為の様子を動画に収録してユーチューブに公開する人たちのことを「迷惑系ユーチューバー」と呼ぶそうです。

 

僕はそういった人達の行動を本当に残念に思います。

せっかく個人が自由に情報発信をして世界に向けて自分の言葉や動画を届けることができる、素晴らしい世界になったのです。

それなのに、人の役に立つことでもなく、人の心を動かすことでもなく、人に迷惑をかけることを全世界に向け公開するなんて、本当に残念なことです。

 

なぜそんなことをする人たちが少なからず発生してしまうのでしょうか。

それは、迷惑行為を発信すると、弥次馬が集まってきて目立つからです。

ユーチューブもブログも、視聴回数が上がるに連れ広告報酬も増える傾向があります。

たくさんの人がアクセスすると、それに連れて広告をクリックして見てくれる人が増え、それに伴い入ってくるお金が増えるのです。

 

ユーチューブの場合、視聴者の年齢層が子供や学生などの若者に偏っているということも、迷惑行為を配信する人が増えてしまう要因の一つかもしれません。

迷惑行為を堂々とやることを、「勇気がある」「尖ってる」「他の人ができないことをやっている」と捉える人もいるのでしょう。

視聴者はスマホやパソコンの画面の向こうでのできごとを「安全な場所から観ている」わけなので、刺激的で面白い、という側面があるのでしょう。

しかも、迷惑行為が「お芝居」ではなく「リアル」であるということも、多くの視聴者を惹き付けてしまう要因になってしまうのだと僕は思います。

 

結局のところ、そういったユーチューバーが出てくるのは、視聴者が喜んで視てしまい、結果として人気が出てしまうからなんです。

冒頭に書いたユーチューバーにしても、僕はこの騒動が起こるまでその人の存在を知りませんでした。

でも今では彼がコロナに感染した状態で多くの人と接触していたことが問題化したため、大手の新聞なども彼の活動名を明記しています。

僕もその騒動で彼の名前を知り、彼の迷惑行為のことも初めて知ったわけです。

つまり、全国紙が無料で彼の売名行為に加担してしまっていることになります。

 

彼は逮捕され今はコロナ感染もしており、ユーチューブアカウントは削除されたとのことです。

でも、遠くない将来彼は釈放されて再び活動を再開するでしょう。

そのときに再開したチャンネルに今までよりもたくさんの人が集まったら、彼の手法は「大成功」ということになってしまうわけです。

 

迷惑行為をわざわざ公開して多くの人に嫌われながらもお金が儲かり有名になっていく。

繰り返し逮捕されたり裁判を起こされたりしながら、嫌われて生きる人生。

あまりにも自分の人生を粗末にしていると思いますが、それも人それぞれの生き方なので否定しません。

でも、少なくとも僕の周りからは、そういう迷惑行為をして脚光を浴びようというような志の低い情報発信者は出て欲しくないと思っています。

 

せっかく個人が世界中に発信できる世の中になったのです。

有名になりたいなら、他の人よりも何かしらで秀でて目立つことを考えて欲しい。

発信をするなら、人の役に立つことや、人が感動することを発信してほしい。

多くの子供や若者に、「下品な刺激」ではなく、「夢や希望」を与えるような動画を作って欲しい。

せっかくの行動力や勇気を、バカなことに使わず志があることに使って欲しい。

 

影響力は武器になる時代です。

だからこそ、その影響力を上向きのベクトルに使うか下向きのベクトルに使うかで、発信者の人生も大きく変わってしまいます。

志をもって発信しましょう。

自戒を込めて。

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