自己実現・自己啓発書評

書きだすことから始めよう!夢を叶えるための5つのステップ

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バーバラ・シェア、アニー・ゴットリーブ氏の共著、「書きだすことから始めよう」という本を読んだのでご紹介しよう。

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やりたいこと、かなえたい夢がまったくない、という人はいないだろう。

大きな野望から、小さな目標まで、規模や中身は人それぞれだろうが、誰しもやりたいことはあるはず。

世の中には、どんどんやりたいことを叶えて前に進んでいく人と、なかなか最初の一歩が踏み出せず、同じ場所に留まってしまう人がいる。

かつての僕も、典型的な、前に進めない人間だった。

なんせ、2000年から「ブログを始めたい」と願いつつ、スタートできたのは2008年の12月だった。

なんと、たかがブログを始めるのに、8年も先送りを続けてしまったのだ。

これはあんまりだ(笑)。

でも、ブログをきっかけに前に進むことの大切さ、そして気持ち良さを知り、そこから少しずつ、本当に少しずつだけれども、前に進むことができるようになった。

夢を叶えたいと願うとき、大切なことは、「信じる」ことだ。

「絶対に叶うわけがない」と信じている人の夢は、決して叶うことはない。

まずは「絶対叶う」と信じることが大切なのだ。

そのときに有効なのが、「夢ややりたいことを書きだす」ことだ。

壮大な夢から、次のステップとなる目の前の目標まで、書きだすことで、大きく前進するのだ。

そしてその具体的な方法が書かれた本が「書きだすことから始めよう」だ。

アメリカでは100万部のミリオンセラーとなった名著だ。

日本では2008年に出版されており、僕は2015年に一度読み、今回7年ぶりに再読した。

前回も共感する点が多かったが、今回もやはり共感ポイントが多い一冊だった。

本書に従い5つのステップでご紹介しよう。

さっそく紹介しよう。

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ステップ1. 子供のころの自分に会いに行こう

日常的に夢を思い描く習慣がある人はごくわずかだ。

多くの人は、日々の生活に追われ、夢や理想を思い描くことを忘れてしまっている。

そうすると、「やりたいことが何なのかなんて分からない」という状態になる。

「やりたいことではなく、やるべきこと、やらなければならないことをこなすだけで毎日精一杯」という人も多いだろう。

そんな人が、夢を自由に描けるようになるための最初のステップは、「子供のころにやりたかったことを思い出す」こと。

つまり、「子供のころの自分に会いにいく」ことだ。

大人になった僕たちは、子供のころの自由な発想を忘れてしまっている。

でも、僕たちはみな、子供のころには自由に夢を思い描き、やりたいことは何でもできる、「天才」だったのだ。

まずは子供のころの自分がどんなことが好きで、どんな夢を描いていたのかを思い出し、その気持ちをたっぷり味わおう。

子供時代に描いた夢を思い出し、その夢がいま全部叶ったらどんな人生だろうか、と想像してみよう。

大人の制限だらけの考え方ではなく、何一つ制約がなかった、自由な子供時代に戻って夢を描こう。

ステップ2. 「自分らしさ」を取り戻して夢を描く

現代社会では、多くの人が、自分らしさを殺して生きている。

多くの価値基準が、「ランク」、序列で決まっていたり、「正しい」「間違っている」と一方的に決めつけられている。

課長の方が係長より偉い、隣の人の方が年収が多い、学歴が上だと比較したり。

「会社に行くのに短パンではマズイ」とか「上司には逆らわない」など。

周囲の目や立場を気にして本当の自分を出すことができなくなっている。

社会で生きて行くためには仕方がないそのような習慣も、自分が夢を描くときには邪魔になってしまうものだ。

だから、夢を描き、叶えていくときには、「自分らしさ」を取り戻すステップがとても大切になる。

この本では、そのステップを具体的に教えてくれる。

詳しくは本書を読んで欲しいのだが、「好きな色になってみる」「探偵になってみる」など、ワクワクするエクササイズが満載だ。

自分を人と較べず、本当の自分らしさを思い出し、そして、「好きなこと」を何でもいいから20書く。

理想の自分を書きだし、夢に優先順位を付ける作業は、まさにワクワクの連続だ。

徐々に、「現実」というよろいでがんじがらめになっていた自分が、解き放たれていくのが分かるだろう。

ステップ3. 「夢」を「目標」に変換する

夢を見ることは簡単だが、それを叶えるためには、夢を現実のレベルに落とし込む必要がある。

それは、「夢」を「目標」に変換することを意味する。

多くの人は、この変換をしないために、夢がずっと曖昧な夢のまま終わってしまうことが多い。

本書では、目標とは「手順や期日を決められる具体的な目標であること」が必要だと書いている。

「トップスター女優になる」ということが夢だとすると、目標は「アカデミー賞を受賞する」になるのかもしれない。

目標を設定することで、そこまでの道のりが一気に明らかになっていく。

そしてそれは同時に,夢を叶えることの困難さ、問題点も同時に噴出してくることを意味する。

この本では、「目標リスト」と同時に「問題リスト」も作るようにと書いている。

夢と目標を書き出すと同時に、その夢を叶えることを邪魔する事項を「問題リスト」に書きだすのだ。

また、目標を持って具体的な活動をスタートすると、「これはちょっと違うかも」と感じることも多い。

ただ頭で思い描いているだけでは、本当に自分が好きなことかどうかが分からず、やってみたら「あまり好きではないかも」と感じることもあるのだ。

そんなときには、躊躇せず夢リストから削除することも大切だ。

ステップ4. 問題リストを「一人ブレスト」でクリアする

夢を叶えるために必要なことは、大きく分けて2つ。

一つは、夢を叶えるために「今すぐできること」を愚直に実行すること。

そしてもう一つは、夢を叶えるのを阻害する「問題リスト」の項目を一つずつクリアしていくことだ。

たとえば、すでに社会人になったメアリーが、夢である「医者になる」を叶えるためには、医学部に入り直して卒業することが避けて通れない。

そのためにやるべきことは、「試験に合格すること」と「入学金と月謝に必要なお金を持つこと」だ。

そのうち、「お金」に関して、メアリーには現実問題として、「お金がない」という問題があった。

この問題を解決するためのアイデアを、「一人ブレスト」をして、どんどん出していくのだ。

「奨学金をもらう」「お金持ちと結婚する」「学費ローンを利用する」「宝くじに当たる」など、さまざまなアイデアが出てくるだろう。

それぞれのアイデアについて、その実現可能性と実現するための方法論を考えていくと、その中から実行可能なものが見つかっていく。

実行可能なものが見つかれば、その問題はクリアできた、と考えて良いだろう。

ステップ5. フローチャートで「明日やるべきこと」を決めて実行する!

夢に向かって進むためには、一つ一つのステップは常に「実行可能」なことでなければならない。

先ほどのメアリーの例だと、「医者になる」という大きな夢を叶えるためには、もう一度大学の医学部に入り、卒業をしなければならない。

そして、医学部に入るためには、まずはお金の問題をクリアしなければならない。もちろん試験にも合格しなければならない。

メアリーは問題リスト「お金がない」を解決するために、「奨学金をもらう」ことで、お金を得ることにした。

この場合、直近の大きな目標である「医学部入学」に向かう最初のステップは「奨学金をもらう」になる。

しかし、「奨学金をもらう」という項目は、実行可能な行動と呼ぶには、漠然としすぎている。

この本では、目標に到達するまでの行動は、以下の2つの質問が役に立つと言っている。

1. これを明日実行できる?(1の答えが「ノー」だったら、質問2に進む)

2. 最初にすべきことは何?

メアリーは、大企業から奨学金を得ようとしている。

この場合、明日すぐに奨学金をもらうことは、もちろんできないので、1の答えは「ノー」になる。

そして、最初にすべきこと何?という質問に対しては、「さまざまな企業に手紙を出す」こと、という答えが出た。

では、その手紙は明日すぐ出せるだろうか?

その答えもまだ「ノー」だ。

最初にするべきことは、「手紙の文面を考えること」と、「手紙を送る企業のリストを作ること」というとことになる。

「医学部入学」のために必要な「奨学金を貰う」といまの自分の間のギャップを埋めるすべてのステップが決まらないと、目標は達成できない。

そのために、一つ一つの項目をフローチャートにして、足りない項目をどんどん埋めていくのだ。

大学医学部に入るために必要なことは、奨学金をもらうことだけではない。

入るべき大学を選ぶことも必要だし、勉強をするための予備校選びも大切だ。

願書を提出するには、まずは願書を取り寄せなければならないし、すぐにできることとして自分で勉強を始めることも大切だ。

遠くになる大きな目標ばかりを見ていると、身体がすくんで動けなくなってしまう。

小さな行動にまでブレイクダウンすることで、すぐにできる状態を作り、それを積み上げていくのだ。

まとめ 夢は書きだすことだけでは叶わない

良く「夢は書きだすだけで叶う」という言葉を見かけることがあるが、僕は「書きだすだけでは叶わない」と思っている。

ただ、「夢を書きだすことは、実現に向けての大きな一歩になる」とは思っている。

夢を書きだし、その夢に向かって進む具体的なステップを思い描く。

そこで大切なことは、ステップが具体化していくことで、「これなら私にもできる」と、心から信じられることだ。

「医学部入学」という例でいうと、いきなり大きな「医学部入学」を叶えられると信じられるか?と聞かれたら、多くの人が「いやあ、自信がないなあ」と答えるのではないだろうか。

しかし、そこで「願書を取り寄せるためにインターネットで大学案内を読む」程度にまで「やること」がブレイクダウンされていればどうだろう。

「明日大学案内を読めますか?」と聞かれたら、多くの人が「もちろんできます」と答えるのではないだろうか。

一つ一つのステップを細かく設定して、それをクリアしていく。

その過程で新たに発生する問題は、また「一人ブレスト」で解決していく。

それを繰り返すことで、夢が叶っていくのだと、僕は思っている。

本書は「夢」という漠然としたものを、具体的な目標にブレイクダウンして実行していくための、心構えとノウハウがぎっしり詰まっている。

「何から初めていいか分からない」という人にも分かりやすく、丁寧に説明がされているのも素敵だ。

21世紀は夢を叶えやすい条件が揃っている。

臆せず、まずは最初の一歩を踏み出してはどうだろうか。

あなたの最初の一歩は、この本を読んでみること、かもしれない。

オススメです。

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書きだすことから始めよう

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「書きだすことから始めよう」は僕のYouTubeチャンネルでも紹介しているので併せてご覧ください!!

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