13年連用 思うこと(独酔亭日乗)
8月12日
昨日/ホーム/明日/BBS/パラオ旅行記2006/プロフィール/ジョグ/外食/食事/本/目標/麻布細見
2008年8月12日(火) 晴れ ときどき くもり
【帰京/谷本も柔道二連覇/野口みずき参加取り止め/なでしこ爆勝で点がたくさん入るサッカーは面白いと思う】
横浜小旅行も最終日。荷物をまとめてチェックアウト。お世話になりました。
電車で淡々と帰宅。やれやれ帰ってきた。
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帰宅後は部屋でのんびりとオリンピックのテレビを見る。最初は旅行の間に予約録画しておいた内柴の金メダル、北島の金メダルなどを見て、HDDディスク内を編集。地デジは容量を食うのでどんどん消していかないと次の番組が入らなくなってしまう。
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ニナがトマトソースのパスタを作ってくれて昼食。その後も部屋でぼよぼよ。野口みずきは大腿部の肉離れでマラソンを欠場することが決定。残念だねえ。
一方で、女子柔道で谷本がアテネに続いて連覇。しかもアテネも北京も全て一本勝ち。凄い。
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夜は女子サッカーの日本対ノルウェーを視る。ノルウェーチームはアテネオリンピックのチャンピオンとのことで、世界ランキングも5位。しかも試合が始まるとノルウェーに先攻されてしまい、どうなることかと思ったが、そこからナデシコ怒濤の攻撃が続き、終わってみれば5-1 の爆勝。いやあ、やはり点が入る試合というのは面白い。特に応援している日本チームにどんどん点が入れば嬉しいね。
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今日の体重:93.4キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、6月末の目標: 92.8キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:102日(走れた日の日数)/286日(トータルの日数) 出走率:.357(一昨々年の通算.477、一昨年の通算.279、去年の通算.548)
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【夏休み2日目・嶽温泉/鯵ヶ沢「焼きイカ通り」/十二湖「青池」の衝撃】
ニナの実家に帰省中。屋根裏部屋で8時ごろに起床。一度も目覚めることなくぐっすり眠れた。二日酔いもなし。夜は涼しいが、8時にもなるとぐんぐん気温が上がり夏である。でも顔を洗う水はとても冷たい。これが北国の夏なんだな。
シャワー浴びてミズの炒め物などで朝食を頂き、支度をし、お父さん、ニナ、ニナ妹と4人でドライブに出発。僕がお父さんの車を運転することになった。
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家を出て、アップルロードのリンゴ畑を抜ける。両側の道にはびっしりとリンゴ畑が続き、リンゴは少しずつ色づき始めている。リンゴの花が満開の時期にも来てみたいなあ。リンゴの実が鈴なりの晩秋は去年実際見ることができた。
岩木山神社の脇を抜けて岩木山を登って行き、嶽温泉で休憩。名物「嶽きみ」(とうもろこし)の屋台が出ていたので買って食べる。「茹で」と「焼き」を両方買って試してみたが、「茹で」の方が甘くて美味しかった。嶽きみは例年はお盆の時期にはまだ出ていないのだが、今年は生育が早かったようだ。このトウモロコシはとても甘くて美味しいのだ。「きみ」は北海道で言う「とうきび」の「きび」が転じた津軽弁のようだ。
嶽きみを食べる怪しい人々(笑)。
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嶽温泉をあとにして車は鯵ヶ沢へと向かう。鯵ヶ沢の「焼きイカ通り」のチギリさんの店でイカの一夜干を買い、車の中で食べる。これがまた美味い。夏にこちらに来ると必ず毎回食べている。快晴の海辺で食べると一層美味いね。
その後は日本海に沿って国道7号を南下する。五能線の線路と国道が何度も交差するが汽車はやってこない。千畳敷や海水浴場にはたくさん人が出て海水浴や魚獲りをしている。北国の短い夏だ。一度こちらの海でも泳いでみたいなあ。
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深浦を越え岩崎を越え、一昨年泊まった「不老ふ死温泉」も過ぎ、ようやく目的地の十二湖に到着。3時間以上のドライブ。ちょっとした距離だ。一昨年もすぐ脇の国道を通り抜けたのだが、時間がなくて立ち寄れなかった。今回はニナの是非との希望で目的地となった。
十二湖周辺は世界遺産に登録された白神山地が近いこともあり、たくさんの観光客で賑わっている。「十二湖」というだけあって本当に大小たくさんの湖というか池があるのだが、一番の見所は「青池」である。駐車場に車を止めてから500メートルほど歩くとその姿を現す。
青池という名のとおり、湖面が透明な青で鏡のように美しい。あまりにも透明度が高く、そのくせしっかりと青い。何故こういう色になるのだろう。透明度が異常に高いせいで、魚は空中に浮いているみたいに見える。何とも幻想的な光景。こんなにきれいだとは思わなかった。これは本当に驚いた。
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しばらく青池の美しさに見とれてから車に戻り、Uターン。途中レストランで遅めの昼食を採る。僕とニナがカツカレー、お父さんとニナ妹がビーフカレー。カレー好きな人々。その後も鯵ヶ沢まで来た道をずっと北上し、そこから山を抜けて弘前へ。
夕方5時ごろに市内に到着し、スーパーで買い物をして6時半頃実家に到着。やれやれ楽しかったがくたびれた。
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実家まで戻ってきて車を車庫に入れようとしていたら、フロントガラスの内側に大量のアブが入ってきてしまい驚く。タオルで払って追い出そうとしたがどんどんさらに入ってきてしまい、車内の10匹以上のアブがぶんぶん飛び回る。
これはダメだとお父さんに応援を頼み、殺虫剤でやっつけてもらった。あれだけ大量のアブにもひるまず、ほぼ瞬殺。さすがお父さん、カッコいい!
アブは清流近くに生息し一週間ほどの短い期間に大量発生するそうだ。こんなにたくさんのアブに囲まれて刺されなかったのはラッキーだった。
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夜は実家でこぢんまりと宴会。枝豆、冷しゃぶサラダ、刺身などをつまみにビールの後はバーボンのソーダ割り。
明日はお盆で朝が早いので、10時過ぎにはお開きになる。今日も夜は涼しいが、でも昨日に比べるとちょっと蒸し暑いかな。いずれにしても東京とは比べ物にならない涼しさではある。
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今日の体重:94.2キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、7月末の目標: 91.8キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:174日(走れた日の日数)/290日(トータルの日数) 出走率:.600(一昨年の通算.477、去年の通算.279)
【夏休み一日目・津軽へ/田んぼアート/蓮の池】
朝の4時半起床。眠くてフラフラだが頑張って起きて支度。今回は荷物はほとんど宅配便で昨日の朝送ってしまったので軽装である。これは楽で良いね。
5時半にニナとともに家を出る。外はどんよりと曇っている。タクシーで東京駅に出て6時丁度の新幹線に乗り込む。車内は満員でデッキには立ち乗りの人達が溢れている。5月の連休は「はやて」で八戸まで出たが、やはり遠回りだったので、今回は「はやて」で盛岡まで出て、王道の「ヨーデル号(高速バス)」で弘前に出ることにした。本当は盛岡でレンタカーを借りたかったのだが、予約が取れず、弘前で借りることになった。
昨日は深夜残業で遅い時間に夜食を食べたため新幹線では何も食べず、盛岡駅の立ち食い蕎麦で朝食。盛岡駅は以前は閑散とした土産屋がちらほらとある程度だったのが、全面改装してピカピカの駅ビルになっている。きれいはきれいなのだが、何だか違和感を感じるなあ。
ヨーデル号で弘前駅まで行く。新幹線の中ではほとんど眠れなかったが、バスの中では少し眠ることができ、少し楽になった。弘前駅前にニナのお父さんと妹のちゃうちゃんが迎えにきてくれていて、どもどもと挨拶。駅前のトヨタレンタカーで予約しておいた車を受け取る。初めてのプリウスである。ハイブリッドカーの運転は初めてだったのだが、キーを回してエンジンをかけるのではなく、大きな「電源ボタン」があってそれを押して自動車を「起動する」というのはビックリ。アイドリング時にはエンジンが切れるので信じられないほど静かである。ハイテクだ。
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お父さんの車にくっついていき、「なかさん」というこぎれいな店で鰻をいただく。僕は鰻重を頼み、ニナが頼んだ櫃まぶしを一口もらう。櫃まぶし美味い!ここの鰻は非常に上品な味付けでとても美味しかった。お父さんはビールをごくごく。美味しそうだなあ。僕とちゃうちゃんは運転があるのでぐっと我慢。
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食事の後はドライブ。まずは田舎館村の村役場の展望台から、上の写真のような田んぼを使ったアートを眺める。普通の稲と黒い色の古代米の稲などを組み合わせ、このようにクッキリと絵と文字が浮かび上がるアートになっている。一昨年も一度見に来たことがあるのだが、毎年どんどんレベルが上がっている感じ。結構観光客で賑わっている。
今年の津軽は梅雨が長かったわりに雨が少ないとのこと。農作物の出来は比較的良いらしい。
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その後は猿賀神社の蓮の池を眺める。池にびっしりと群生した蓮に夥しい数の花が咲いていて見事。春の桜の時期といい、この公園はとても美しい。こんなにたくさんの蓮が生えているのは初めて見た。茎と葉が水面から1.5メーターぐらい伸び上がっているため、池全体が浮かび上がっているように見える。奇観である。
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その後郊外型の大型スーパーで買い物。郊外型の大型スーパーは本当に巨大でなんでも揃い、しかも安い。市内の商店が軒並み潰れてしまうのも納得である。
晴れたり雨が降ったりという感じの不安定な天気の中、買い物を終えてニナの実家へ。おじいさんおばあさんにもどもどもと挨拶。今年もどうぞよろしく。
夜は家族でワイワイと宴会。テレビでニュースを見ていたら、東京では物凄い雷雨があったとのこと。こちらも不安定な天気だったが雷は鳴らなかった。
楽しく飲んでいたが、昨夜の寝不足が響いて10時過ぎに寝てしまう。去年までは一階の仏間で寝ていたが、早起きのおじいさんおばあさんの話し声で寝られなくなるため、今年からは二階に寝ることになった。
夜は毛布をかぶらないと寒いぐらい涼しくなる。極楽極楽。
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今日の体重:97.4キロ(05年1月1日スタート時: 99.8キロ、8月末の目標: 97.0キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:86日(走れた日の日数)/292日(トータルの日数) 出走率:.295(去年の通算10/22まで.477)
【夏休みニ日目・鯵ヶ沢〜実家へ〜弘前で買い物】
青森の西海岸、黄金崎不老ふ死温泉に泊まっている。5時半過ぎに一度目が覚めてトイレに行ったが布団に逆戻りして二度寝。普段は5時過ぎに起きているし、ゆっくり朝湯を楽しもうと思っていたので、そのまま起きてしまおうと思ったのだが、窓の外を見たらどんよりと曇っていたこともあり、昨日の睡眠不足と長距離ドライブで疲れていたらしく、起きられなかった。
次に起きると7時45分。ずいぶん長く寝たなあ。窓の外は相変わらずどんよりと曇っている。残念。早速ニナを起こして朝食を食べに行く。朝食はホテルの中の和食屋でブッフェバイキング。申し訳程度に洋食も置いてあることはあるが、ほとんどが和食。まあまあのお味。マカロニサラダだと思って皿に取ったら、イカをマヨネーズで和えたサラダだった。これはちょっとなあ。
美味しいコーヒー飲んで朝食を終え、部屋に戻ってから大浴場に出かけて朝湯。昨日は夜で気づかなかったが、大浴場の窓の外は全面日本海がパノラマでドーンと見えていて、天気が良かったらさぞかし勇壮な景色だろう。今朝も露天風呂に浸かってリフレッシュ。
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風呂から上がり、支度をしてチェックアウト。ホテルの部屋は携帯が圏外だが、フロント周辺は電波が入ることが判明し、会社に念のため連絡を入れてみる。特に問題は起こっていないようだ。
お土産コーナーでお菓子を買い、荷物を車に積み込み宿を後にする。朝はどんより曇っていたが、徐々に天気が良くなってきた。
今年は2月の熱海、3月の越後湯沢、4月の箱根とやたらと温泉宿に泊まる機会が多かったが、今回の不老ふ死温泉はかなり不思議な宿であった。伝統があるという訳でもない(温泉が沸いたのが昭和45年)し、特別豪華なホテルという訳でもない(ホテルというよりは国民宿舎みたいな雰囲気が漂っている)、かといって極端に安っぽいわけでもないし、実際に価格だって安くない。おそらく、日本海の岬に面しているというロケーションと、磯の波打ち際にある温泉だけで勝負が出来てしまうのだろう。それ以外についてはかなり「どうでもいいじゃん」的雰囲気が漂っていて、春に泊まった箱根の「三河屋」なんかとは対極的な位置にある温泉だと感じる(三河屋は、「伝統」、「景観」、「温泉」、「部屋」、「料理」の総合力で勝負している感じ)。
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カーナビをニナの実家にセットし、深浦から鯵ヶ沢へと日本海に沿って北上する。天気は良く、気温は低く、とても爽快。深浦の海岸沿いを走っていたらトイレに行きたくなって、道沿いにあった町営の無料駐車スペースのトイレを借りたのだが、このトイレがピカピカに掃除してあって驚いた。この手のトイレはとかく壊滅的に汚れているところが多いのだが、これだけピカピカにしてあると、使う方も気をつけるようになるから、相乗効果できれいな状態がいつも保たれ、町全体の印象も良くなるだろう。素晴らしいことだ。
深浦や鯵ヶ沢の海岸沿いの国道には、あちこちに「テロ警戒中」とか「密出入国撲滅」とかの看板が立っている。最初に「テロ警戒中」という看板を見たときには、こんな素朴な漁村でどんなテロが起きるのだろうと思ったが、確かに素朴な漁村だからこそ、北朝鮮の工作船なんかが夜の闇にまぎれて上陸なんてことも出来てしまうのかもしれない。のどかな漁村の雰囲気と、ものものしい看板のバランスが悪くて、なんとも気の毒というか、切ない気持ちになった。もう田舎だから平和というような構図はない時代になってしまったのだな。
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カーナビの指示では、日本海をさらに延々と北上し、五所川原から東北道に乗って弘前へというコースになっているのだが、体感的にそのコースは非常に遠回りだと感じる。ニナもそう思うそうなので、鯵ヶ沢から直線的に弘前に向かう県道に進んでみる。カーナビの到着予想時刻は当初の高速使用コースと県道コースで変化なし。つーことは高速を使えばその分だけお金が損するだけで、メリットないじゃん。このカーナビ、ひょっとして道路公団の資本とかが入ってたりするメーカーのものだったりするのだろうか。なんだか信用できないぞ。
りんご畑の中をのんびり走る。先日日経新聞に青森のリンゴの初競りの記事が出ていた。冬の豪雪と春の低温のせいでリンゴの発育が悪く、価格が例年の1.5倍だったそうだ。道沿いのリンゴ畑になっているリンゴも、心なしか例年よりも赤みが少なくて小さいような気がする。
昼過ぎには弘前に到着。弘前市内は素通りし、そのままニナの実家方面に向かい、バイパス沿いのステーキハウス「シド亭」で昼食。以前からちょっと気になっている店だったのだが、とても美味しかった。僕はペッパーステーキランチ、ニナはハンバーグランチ。マスターは非常に手際が良くて、お客さんで満員。常連さんばかりみたいな感じだった。
満腹して店を出て、ひとっ走りするとニナの故郷地区に入る。バイパスから離れ、ひたすら山に向かって農道を走る。水田とリンゴ畑の向こうに徐々に山が迫ってくる。カーナビも案内してくれなくなり(笑)、携帯電話の電波も届かなくなった頃に(笑)無事実家に到着。ただいま〜。
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おじいさんおばあさんに出迎えられ、しばらく居間でのんびり。2時過ぎから車にニナとおばあさんを乗せ、お盆の買出しに出発。まずは弘前の道の駅で野菜や果物を調達。真っ赤に熟したトマトが6個で120円とか、枝付きの枝豆がでっかい袋に満タン入って150円とか。うわーうわー、東京に帰る前に絶対買いに来よう。
旅行に行くと全国に「道の駅」があるが、この弘前の道の駅は規模も大きくいつも繁盛している。これだけ新鮮な野菜が安く売られていれば、それは繁盛するというものだろう。他の地域の道の駅の中には、本当に申し訳程度にしかモノを置いていないところもあるので、この弘前の道の駅は成功例になっているのではないだろうか。
道の駅を出て、今度は郊外型の大型スーパーCub Foodsへ。酒類コーナーでビールだのワインだの焼酎だのを買い込む。品揃えは東京に負けないぐらい充実していて、しかも安い。スコッチのホワイトホースが一本1,000円というのは驚いた。ワインも一昨年や去年に比べると酒類が増え、充実した感じ。すごいなあ。海産物コーナーもスペースが広くて充実している。東京の鮮魚コーナーなんかは比べ物にならない。あれこれと食材を購入。ハタハタの一夜干し20匹とか、筋子をどーんととか、なかなか豪快な買い物である。
車のトランクに満タンの荷物を積み込み実家へ戻る。スコールみたいに時々雨がざーっと降る。
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お父さんとニナ妹は平日で仕事に出ているため、夕食はおばあさんとニナと3人で(おじいさんはいつも別行動で晩酌)済ます。ニナ作のキムチ汁だのハタハタの一夜干しだの刺身だのトマトサラダだの。ハタハタもトマトもメチャメチャ美味い。毎年来るたびに食べ物が美味いとは思うのだが、今年はその思いが強い。
お父さんとニナ妹の帰宅を待っているとバケツをひっくり返したような大雨が降ってくる。雨に誘われたのか、網戸の隙間からカエルの子供が部屋の中に入ってくる。虫は良く部屋に入ってくるが、カエルが入ってくるのは初めてだぞ。
やがてニナ妹とお父さんが相次いで帰宅し、改めて乾杯。どもどもお久しぶりです。
明日も早いからということで、今日は軽めに飲んでお開きに。雨は小降りになったが、微妙に蒸し暑い。
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今日の体重:??キロ(04年6月1日スタート時: 99.2キロ、8月末の目標: 94.0キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:146日(走れた日の日数)/294日(トータルの日数) 出走率: .497
【夏休み一日目・帰省初日】
今日から夏休み。初日はいきなり4時30分に起きて支度をし、ニナの実家へと旅立つ。一昨日の夜、変なタイミングで目が覚めてしまい、寝不足が続いていてフラフラだが、とにかく支度。
家の前からタクシーで東京駅に出て、午前6時の「はやて」で盛岡へ。保谷に住んでいた時は、こういう早朝の移動の際にはタクシーがなかなか捕まらなくて非常に難儀したものだが、こちらに引っ越してきてからは、どんな時間帯でもタクシーがすぐに捕まるのはとても有難い。
帰省のピークとあって、朝一番の新幹線も満員。昨日の夜に気が緩んで少し飲み過ぎたようで、胃が気持ち悪く、朝食は抜き。盛岡に着いた頃には大分復活してお腹もすいてきたので、盛岡駅のそば屋で稲庭うどん。盛岡からは高速バスに乗るのだが、乗り場が駅の反対側に移動していて、そのことに気づかずバス停を探してしばらくうろうろ。バスももちろん満員である。
盛岡の駅で新幹線を下りた瞬間に、「あ、涼しい」と声を出すほど、気温が低い。灼熱の東京からやってくると、楽園のようだ。
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昼前に弘前に到着。バスの中でぐっすり眠れて寝不足感が少し取れた。昼飯を食おうということで、市バスに乗って「高砂」で蕎麦。「高砂」はお盆のせいか大混雑で、行列が店の外まで並んでいる。一時間ほど待たされたがやはりこの店の蕎麦は美味しい。ニナはざる、僕は親子蕎麦。
食事を終えて弘南鉄道の中央弘前駅へ向かう。携帯でYahoo!路線情報を見て時間を調べておいて移動したので時間ピッタリのはずだったのだが、Yahoo!の情報が古く、時刻改正により本数が減っていて、乗ろうと思っていた電車がない。うーむ、これじゃあ情報の意味がない。頼むぜ。
約束の時間に帰れないのは不本意なので、実家までタクシーを使うことに。ちょっと痛い出費だ。
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無事実家に到着するとおじいさんおばあさんに挨拶をし、ついで仏壇にお参り。今年もやって参りました。早速おばあさんとニナと一緒に、ニナのお父さんの車を借り、お盆の買い物に出発。郊外型の大型スーパーがあちこちに出来ていて、これでは個人商店などはみんな潰れてしまうと納得。メーカーや銘柄を指定するのは難しいかもしれないが、必要なものは全て揃う。東京都心に住んでいては信じられないぐらい店は広く、そして品物はどれも安い。ホームセンターと回転寿し屋にも寄って、車に満タンの荷物を積んで夕方に帰宅。
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夜はお父さんとニナ妹も帰宅して自宅で食事&宴会。家族勢揃いでニコニコと談笑しつつお寿司をつまむ。ニナ妹が二匹の猫を飼い始めたことや、仕事で昇進したことなども話題に。ビールの後で日本酒を飲み始めたが、やはり寝不足と仕事の疲れで眠くて仕方がなくなる。明日はお盆で早くから支度があるし、お父さんと妹も仕事帰りで疲れていたので10時過ぎにはお開きに。
家の外は驚くほど涼しい。タオルケット一枚どころか、毛布の上に掛け布団も用意して眠る。さすが本格的北国である。
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今日の体重:97.2キロ(6月1日スタート時: 99.2キロ、今月末の目標:96.0キロ、年末の目標: 92.0キロ)
【ヴァーム飲んでジョギング/鰻を食す会】今朝もジョギング。昨日は久々だったので小山町コースだったのだが、今日はケヤキ坂〜有栖川公園〜一本松コース。2.5キロを22分。途中で雨が降り出した。何だか梅雨が戻ってきたような感じ。というか、もう秋なのか。今年は本当に夏がなかった。体は楽だが何だかひどく損をしたような気がする。やっぱり夏は暑くないとねえ。
ニナが買ってきたヴァームを飲んで走ったら、何となく効いたような気がする。発汗の仕方がずいぶん違うんだよね。
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夜はOさん宅にお呼ばれ。鰻を食す会です。到着すると既に宴の支度が整っていたのだが、まあ何から何まで凝っていて美味しくてビックリ。築地の魚市場で買ってきた鰻をKさんが焼いてくれたのだが、とても美味しくてこれまたビックリ。結婚当初から注ぎ足し使い続けている秘伝のタレで焼かれた鰻はとても美味しくて、ガツガツ食べてしまった。今度築地の魚河岸に一緒に行きましょうと誘われ、大いにその気になる。小学校の同級生に寿司屋の息子がいて、お父さんが一度同級生一同を連れていってくれたことがあったのだが、あれはもう20年以上前のことだ。行ってみたい。
日本酒を飲んで楽しく過ごし、10時頃においとま。本当にありがとうございました。次回はまた我が家で。
いつの間にか外は雨。ぶらぶらと歩いて帰宅。
休肝日の翌日に飲むお酒は、よく回るような気がするな。
下町旅行記3日目。ちなみに1日目はこちら、2日目はこちらに。夜明けすぎに一度目が覚めて、カーテンを開けて窓の外を見ると、今日は曇っている。昨日は一日ずっと活動したせいで体は疲れ、夜中にカツサンドなどというヘビーなものを食べてしまったせいで胃がもたれてしまいかなり辛い。さらに左肩を寝違えてしまったようだ。布団に逆戻りして再び眠る。
次に目が覚めたのは9時過ぎ。のそのそとシャワーを浴びて支度して、昼前にホテルを出る。二度寝して体の疲れは大分取れたが、やっぱりちょっと胃が重い感じ。
ニナは極めて好調のようで、羨ましい。で、昼食は浅草の洋食屋さん、グリル佐久良へ。前回は土曜日の午後2時頃だったが今日はお盆時期とは言え平日のまさに昼時だったので、行列でもできているんじゃないかと恐る恐る店に辿り着いたら、何と客は誰もいなかった。お休みかと思ったらドアに「営業中」とちゃんとかかっている。へー、そんなもんなんだ、と思いつつ、ドアを開く。
旅行が終わるころになって大分分かったことなのだが、浅草のレストランは平日の昼だからと行って極端に混むところはあまりないようだ。そもそもビジネス街ではないのだから、昼になるのと同時にビルの中で働いている人々がワラワラと一斉に繰り出すというようなことはないのだ。どちらかというと休日の方が観光客がたくさんいるので混雑する。なので、これらの店は、平日は少なめのお客さんでも何とかやっていけるような単価設定をして生き残っているのである。今までは休日にしか浅草に来ることがなかったから、「ずいぶん高いよなあ」と食事をするたび思っていたが、何となく納得である。
で、佐久良である。前回は二人で四品頼んでしまい、死ぬほどお腹一杯になってしまったので、今日は一人一品にサラダだけ足すことに。ニナはハンバーグのドミグラスソース、僕はチキンカツのチーズ焼きなるもの。この店はご夫婦二人で切り盛りしているのだが、他にお客もいないのでのんびりしたものである。この店はインターネット経由でやってくるお客が多いようで、遠隔地からやってくる客が、どのホテルに泊まると安いだの、どこで貸自転車を借りているだの、色々教えてくれた。チキンカツは実に美味。ニナのハンバーグも一口もらったが、これもなかなか美味かった。
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食事を終えて店を出て、どんどん隅田川方向に歩いていく。今日は曇っていてずいぶん涼しく、過ごしやすい。しばらく歩いていくと、待乳山聖天がある。確かにこのお寺の周囲だけこんもりと高い丘になっており、境内は丘のてっぺんにある。久保田万太郎などはこの丘に登って浅草や吉原の景色を楽しんだそうだが、今や丘より高いビルばかりで景色などは全く観ることができない。本堂にお参りして、ぐるりと一周すると、あれこれと色々な碑が立っている。
ここには、僕の大学時代の後輩が一人お坊さんとして勤めているはずなのだが、見かけなかった。
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待乳山聖天を出て、さらに川沿いに北上すると桜橋がある。桜橋沿いには台東区立のプールがあり、水着姿の子供たちが歓声を上げている。そしてプールの外の隅田川沿いには、ビニールシートと段ボールで作ったホームレスの家が並んでいて、プールと段ボールの家のコントラストが異様と言えば異様である。桜橋は歩行者と自転車のみ通行可の橋なので、車の心配をせずに堂々と橋の真ん中を渡ることができる。
桜橋を渡るとそこは墨田区向島である。隅田川を渡ってしまうと、浅草独特の祝祭的雰囲気は一気になくなり、ごく普通の下町の風景である。ぶらぶらと歩き、東武電車の業平橋の駅に出る。このあたりは京成や都営地下鉄、東武電車などの小さな駅がごちゃごちゃとひしめき合っている場所で、業平橋駅には、京成電車の始発、都営地下鉄の終点の押上駅がくっついている。押上駅は今でこそ都営地下鉄と京成が相互乗り入れしている関係で単なる中継駅という感じだが、京成線が上野に乗り入れるまではこの押上駅がほんとの終点であり、何と不便な場所に終点駅があったのだろうと驚くが、後から調べてみたら、その頃は東武電車の終点も業平橋駅ということで、同じぐらい不便なのであった。
というわけで、東武電車の業平橋駅を越え、北十間川に沿って歩くと今度は京成電車の押上駅である。 押上の商店街をしばらくうろうろ。本にはかなり面白い商店街だと書いてあったのだが、駅前の商店街は思った以上に立派すぎてあまり面白くない。ひょっとしたらわき道に入ると面白いのかもしれないが、延々と歩いてきたのですっかり足が棒のようになってしまい、ここで電車に乗り込んで浅草に戻ることに。ううむ、無念。
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都営地下鉄で浅草まで戻り、雷門前のスターバックスに入りしばし休憩。非常に座り心地の良いソファーがあって、体を沈めるように座ると、時折意識が遠くなる。やっぱり真夏の散歩は疲れるなあ。
小一時間のんびりしてから再び体を起こし、今度は西浅草方面へ。かっぱ橋道具街通りを北上し、言問通りに出る。
やはりどうにも疲れて歩けないということで、今日の大徒歩はこれにて終了し、一旦ホテルに戻る。夕方の5時過ぎに帰還。
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一時間ほど部屋でぐったりしてから夕食を食べるために外出。今夜は路地裏にある焼き肉屋、K楽へ。店員はみな韓国人で、日本語はあまり上手ではない。店はかなり古くて汚い。テーブルの上には七輪が置かれ、炭が赤々と燃えている。
ビールを頼んでからハラミ、カルビ、ホルモンを注文。このハラミが猛烈に美味い。普通の焼き肉屋のハラミとは見た目からして全然違う。何が違うかというと、肉の厚みである。普通ハラミというのは薄切りで出てくるのだが、ここのハラミは大型さいころステーキ状態である。とにかく肉が大きい。これを遠火の強火でガンガン焼くと、これがビックリするほど美味なのである。カルビはハラミほど肉の厚みもなく、あまりぱっとしなかったが、まあとにかくここのハラミは凄い。あと、ホルモンも肉厚・新鮮で非常に宜しい。あまりに美味いので、ハラミばかり三人前も注文してしまった。
地元の人々の間ではやはり有名店であるらしく、ひっきりなしに客が入ってくる。浅草には焼き肉屋と寿司屋は本当に数えきれないほどあるのだが、やはり地元の人は美味い店を知っているのである。
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すっかり満腹して店を出て、のんびりぷらぷら散歩。言問通りを越えて象潟町に入り、裏道をぶらぶらする。しかし本当に寿司屋が多い。前後左右見回すと、かならず視界のどこかに寿司屋が入ると言っても過言ではないほどで、いったいどの店が一番美味いのか、想像もできない。レストラン・ガイドなどには載っていない店がほとんどだから、探検するにも授業料がかなりかかりそうである。
象潟町は猿若町が近いこともあってか、高級な料亭のような感じの店が多く、ちょっと高級感が漂う地域である。
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途中のスーパーで買い物して、一旦ホテルの部屋に戻り、荷物を置いてから昨日も行ったスカイラウンジへ。何やらオッサンの団体が来ていて、ワイワイと大騒ぎしていて煩いことこの上なし。しかもピアノの演奏が入っているのだがあまり上手ではない。
とか何とか言いつつも、やっぱりなかなかいい気分なのである。昨日に比べると空もガスがかかってしまっていて景色もいまいち良く見えないのだが、それでも充分気分は良い。ジン・トニックとベネディクティンDOM、それにドランブイを飲んでフィニッシュ。
部屋に戻るとさすがに疲れたようで、あっという間に眠ってしまう。いやはや、今日もよく動いた。
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