13年連用 思うこと(独酔亭日乗)
8月11日
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2008年8月11日(月) 晴れ ときどき くもり
【ドライブ/プリウス万歳/北島康介世界新で金メダル/道が空いている】
横浜への小旅行2日目。6時過ぎに起き出してシャワーを浴びてしばらくのんびり。今回はMacBookとiPhoneを両方持ってきていて、ホテルの部屋にも高速無線LANが来ているので、寝転がってiPhoneで更新されたブログや新着メールを見たり、MacBookで日記を書いたり調べものをしたりが普通に出来る。便利だなあ。
旅行の時ぐらいネットから離れればいいのに、と思わないこともない。だが、ドライブのコースを考える時にもちゃちゃっと検索が出来ると素晴らしいし、ちょっとした連絡事項もその場で片付けられて、結局は便利なんだよね。
で、ネットのニュースで昨日のオリンピックで柔道の内柴が2大会連続の金メダルを獲得したことを知る。凄い奴だなあ。
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ホテルのコーヒーショップでブッフェスタイルの朝食。10年前に泊まった時にここのコーヒーが物凄く美味しかった憶えがあったので楽しみにしていたのだが、今回はごく普通のコーヒーだった。ちょっとガッカリ。まあ10年も経てば仕入れやあれこれも変わっていくのでしょう。仕方がない。
で、食事を終えてホテルのエントランスでレンタカー屋さんが来るのを待つ。約束の時間から10分遅れで迎えの車がやってきた。レンタカーは時間貸しなんだから、時間には几帳面であって欲しかったなあ。
でもホテルまで迎えにきてくれるのは便利。支払いを現金にすれば、ホテルからそのまま乗っていけるんだけど、カードにした方が割引があるので、一旦オフィスまで乗せていってもらい、手続きをしてから出発することにした。
今回も借りたのはプリウス。ここ数年レンタカーと言えばプリウスである。車種のグレードとしてはヴィッツやカローラよりも高い設定なのだが、レンタカーが会社のポイント割引とクレジットカード割引を併用すると10%引になるし、何と言ってもガソリン代が非常に安く済むのが魅力。他の車には乗りたくない。
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手続きを終えて出発。今回旅行に先立ってiPodの曲をFM電波でラジオに飛ばすトランスミッターを購入したのだが、これの設定に少し戸惑う。他の放送局と干渉し合わない電波帯を探すのがコツなのね。
ちなみにドライブ用にはiPhoneではなくiPodを持ってきた。ニナに「どれだけガジェット好きか」と笑われる。だってiPhoneには音楽が1,000曲ちょっとしか入っていないが、iPodには8,000曲弱入っている。この差は大きい、はず(笑)。
で、あれこれ試しながら出発。土地勘がない場所なのでカーナビの言いなりに首都高に乗ったら、5分もしないうちに横浜新道になった。あー600円もったいない。ちょっと調べてから走れば良かった。
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横浜新道から国道1号に出たら渋滞していたのでカーナビに迂回路を出してもらう。するとまた渋滞するのでさらに迂回路を出してもらい、もう一度渋滞したのでとどめとばかりに迂回路を出してもらったら、鎌倉山を登っていた(笑)。ちょっとビックリしたが、鎌倉山は風光明媚でなかなかのドライブコース。満足。
鎌倉の市街地に入り、車を駐車場に止めて大仏様を見物し、写真も撮る。鎌倉の大仏様は生まれて2回目のはず。この界隈も真夏じゃない時期にのんびり散策してみたいなあ。しかし大仏様の土産物屋には、キティちゃんやドラえもん、それにガチャピンなんかが大仏様の着ぐるみ姿になってる携帯ストラップが大量に売られていて不気味。何だか凄い世界だ。笑っちゃうけどね。ニナは携帯で大仏様の写真を撮って、それを待ち受けにしていた。なかなか笑える。
大仏様のドアップ。
続いて5分ほど歩いて長谷寺へ。こちらには観音像がある。この辺りから気温がぐんぐん上がり、歩いているだけでぐったり消耗するようになる。車に戻ってエアコンを入れると生き返る。
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鎌倉市内を後にして、国道134号に出て、江ノ島を目指す。途中由比ケ浜周辺は海水浴客が非常に多い。テレビのニュースでも言っていたが、ガソリン高騰のため、海水浴客(特に若者)が皆車ではなく電車でやってくるようになったそうで、実際駅からの道をどやどやと大量に若者が歩いている。そして道沿いの駐車場は比較的空いている。面白い現象だなあ。
キラキラ輝く海を眺めながら江ノ島に到着。駐車場に車を入れ、坂道を途中まで登るが、頂上まで行く元気もなく、かと言ってエスカレーター代に750円払う気もなく、元の道を戻ってレストランで昼食。ビール飲みたいなあ。
ちなみに江ノ島周辺は水着姿のまま道路を歩いている裸族な若者が多いのだが、女の子達は皆ビキニを着て歩いていて、ワンピースの水着姿の女の子はあまり道路を歩いていない。これってやっぱり流行があるのかな?それともプロポーションに自信がある娘だけが道路まで水着のまま出てくるから、そういう娘はより露出度の高いビキニを選んでいるということだろうか。
あと今回面白かったのが、江ノ島周辺よりも由比ケ浜周辺の方が海水浴場としての人出がずっと多かったこと。江ノ島周辺はあまりにも俗っぽくなってしまって、逆に避けられているのだろうか、などと考えてしまった。実際のところはどうなのだろう。でも由比ケ浜の方が品というか格というか、そういうのを感じるねえ。
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再び車に乗り込んで湘南海岸沿いに西へ向かい、大磯の手前を折れて湘南平へ。ぐーっと山を登って空気が涼しくなった。湘南平なんて何年ぶりだろう。
この辺りから僕の体調が下り坂。真夏の暑さとエアコンの冷房、それに汗が冷やされたり熱せられたりで消耗してきた感じ。ヒグラシの声を聴きながらもちょっと朦朧。
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体調もいまいちだし一通り楽しんだしということで、この辺りで引き返す。江ノ島から由比ケ浜を抜け、そこから葉山に入る。葉山のコンビニでトイレ休憩したのだが、その時隣にいた若いカップルが携帯を覗き込みながら「世界新だって、すごいー」と騒いでいた。これはひょっとしてヤツがやりやがったか、ということで慌ててiPhoneでニュースサイトをチェックしにいくと、やっぱり北島康介が100メートル平泳ぎで世界新記録での金メダル獲得。とんでもない偉業だ。おめでとう。
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葉山までやってきて、一通り満足したので、あとはカーナビに任せて最短ルートで横浜に戻る。途中何度か渋滞はあったものの、全体的に道はガラガラ。やはり車での外出を控えてる人が多いんだなあ。
横浜まで戻り、ホテルのすぐ近くのガソリンスタンドでガソリンを満タンにする。一日遊んでガソリン代は1,100円。6リットルである。今回は遠乗りというほど走っていないので、余計に安かったが、やっぱりこのガソリン高の時代にプリウスは助かるなあ。
ホテルの入口に車を乗り捨てて(これも便利)、一旦部屋に戻る。汗まみれになってしまったシャツを着替え、夕食に出る。普通の居酒屋っぽいところがいいね、ということでランドマークタワーの地下の居酒屋へ。ビールの後日本酒を一合とホッピーを二杯飲んだらずいぶん酔った。
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ほろ酔い加減の良い気分で部屋に戻り、時計を見るとまだ9時。部屋の灯りを暗めにして夜景でも眺めながらワインでも飲もうかと思っていたのに、思いの外身体が疲れていたようで、ちょっとだけ、と思いベッドに横になったらそのまま二人とも撃沈。異常に早寝な夜になってしまった(笑)。
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今日の体重:93.4キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、6月末の目標: 92.8キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:102日(走れた日の日数)/286日(トータルの日数) 出走率:.357(一昨々年の通算.477、一昨年の通算.279、去年の通算.548)
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【夏休み1日目・北国へ/お寺参り/弘前で飲み】
5時30分起床。あまりの暑さに起き出してすぐにアメダスのサイトを見に行くと、東京は午前5時の気温が既に29度と出ている。うへー暑いんだな。
いそいそと起き出してパッキング。ほとんどの荷物は昨日宅急便で送ってしまったので、当日でないと詰められないものをキャスターバッグに詰める。
ニナも起きて来て順番にシャワーを浴びていざ出撃。今年の夏も北国へと向かうのだ。
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7時に家を出てタクシーで東京駅へ。お盆休みの帰省ラッシュのピーク日だけあって東京駅は今までに見たことがないぐらい混んでいる。東北・上越新幹線乗り場の自動改札は長蛇の列。特急券と乗車券を重ねて自動改札に通すのだが、そのことを理解していない人が多いのか、自動改札が閉じてしまう人が続出してしまいパニックに。なんか仕組み自体が間違っているような気がするなあ。
7時36分発の「はやて」で盛岡へ向かう。車内も超満員。「はやて」は全席指定席だが、立ち席特急券で乗り込んできた座席のない人達が通路にあふれている。トイレに行くにもその人達を掻き分けなければならず一苦労。でも「はやて」は速いので助かる。2時間半弱で盛岡に到着。
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盛岡からは高速バス「ヨーデル」号で大鰐まで約2時間の旅。バスも帰省や旅行の人達で満員。iPodで音楽を聴いているとあっという間に大鰐に着いた。車中で眠っておきたかったのだがほとんど眠れなかったのがちょっと残念。
高速バスの停留所までお父さんが車で迎えにきてくれた。どもどもと挨拶し、まずは昼食をということで「鯖石ドライブイン」略して「サバドラ」へ。お父さんと僕はカツ丼、ニナは味噌ラーメン。ちなみに弘前の今日の予想最高気温は34度とのことで、東京並みに暑いようだ。津軽は昨日まで5日間雨が降りっぱなしでずっと天気が悪く、今日やっと晴れたとのこと。今年は空梅雨で雨が足りず、リンゴの生育が悪い(というかリンゴの実が小さい)とのこと。
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食事を終えると実家へと向かう。お爺さんとお婆さんにいつも通り挨拶をし、仏壇にお参り。その後はサイダーを飲んだりちょっと休憩してから再度お父さんの車でニナと共に外出。
まずはお盆なのでお寺へお参り。お寺はたくさんの人達で賑わっていた。
その後は3人で市内をドライブ。まずはリンゴ公園に連れて行ってもらう。岩木山が奇麗に見えた。リンゴ畑のリンゴはずいぶん赤くなっているものもある。
その後弘前市内の古い武家屋敷も見学。普通の住宅地の中に文化財が入り交じっている感じはなかなかカッコ良い。
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4時半頃にお父さんと別れ、しばらく市内を歩くが、睡眠不足と暑さで消耗が激しくなる。ルネスの入口脇にベンチがあったので二人並んで座って昼寝。冷房も効いていて快適。一時間ほど眠ったら大分復活した。
ルネスを出て中三で買い物をし、その後は夕暮れ時の弘前城周辺をうろうろする。この辺りを歩くと弘前に来たという実感が湧くんだよなあ。
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夜は久し振りのR美ちゃんと3人で飲み。一次会は「Shan2("しゃんしゃん"と読む)」なる創作料理屋さんに連れて行ってもらう。料理は美味しいのだが冷房が全然効かず暑い。ビールのあとホッピーを飲みつつあーだこーだと盛り上がる。
疲れ気味なので一次会で散会しようかなどと言っていたのだが、やはりもうちょっと飲もうということになり、久し振りに「Papa Soul」へ。リニューアルオープンしたばかりでお店がきれいになり、マスターのハルさんも張り切っていた。
心地よいソウルに満たされていると、徐々にテンションが上がってきてすっかり元気になる。テキーラを2杯ほどロックで飲んだあとでぺルノーのソーダ割。Quincy Jonesの"Iron Side"という曲がカッコよかった(昔「ウィークエンダー」のテーマ曲だったヤツ)。何度も書いているが、家の近所にこういうお店があったらいいのになあ。
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いつもだと遅くまで飲むメンツだが、今日はさすがに疲れているので真夜中前に散会となり店を出る。外は昼の暑さが嘘のように涼しくて嬉しくなる。
タクシーの窓を開けっぱなしにして涼しさを満喫しつつ実家に帰宅。気温は多分20度前後しかないだろう。空を見上げると満点の星空。天の川がうねっているのが見える。
ちょっと小腹がすいたよね、ということで、ニナとインスタントの塩ラーメンを半分ずつ食べてから眠る。東京では考えられないが、タオルケットの上に毛布もかけて丁度良い感じ。最高です。
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今日の体重:94.2キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、7月末の目標: 91.8キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:174日(走れた日の日数)/289日(トータルの日数) 出走率:.602(一昨年の通算.477、去年の通算.279)
【深夜残業でフィニッシュ】
明日からの夏休みを控えて駆け込みでドタバタ。結局仕事が終わったのは10時半過ぎ。やれやれ、これでようやく夏休み。
タクシーで帰宅してニナと乾杯。Amazonで注文したスクーターズのCDが到着していたのでさっそく聴いてみる。Tokyo Disco Night、名曲だ。
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明日早いというのに、休み前ではしゃいでしまい、結局1時半ぐらいまで起きていた。明日から休みだ。
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今日の体重:97.4キロ(05年1月1日スタート時: 99.8キロ、8月末の目標: 97.0キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:86日(走れた日の日数)/291日(トータルの日数) 出走率:.296(去年の通算10/22まで.477)
【夏休み一日目・青森の黄金崎不老ふ死温泉へ】
午前5時の目覚ましで苦しんで起床。昨日は大して飲んだ訳でもないのに二日酔い気味。昨日も書いたが最近本当に酒に弱くなった。仕事の後の飲みの場合も、しっかり「うこん」を飲んでから出席しないと翌日残ってしまう。
昨夜は何もせずに寝てしまったので、急いでニナと二人でパッキング。最近ずいぶん旅慣れてきて、あまり支度に時間がかからなくなってきた。
7時前に僕だけレンタカー屋に出かけて予約してあった車を受け取り、自宅前に戻る。ニナが支度している間、僕は先日買ってきたiPodのトランスミッターと車載用バッテリーチャージャーを接続してみる。どちらもあっけなく接続完了し、これで車の中でiPodの音楽を聴き続けることができて、しかもバッテリーも充電されるという状態になった。素晴らしい!
続いてカーナビに目的地を入力。本日の最終目的地は青森の黄金崎不老ふ死温泉だが、その前に秋田に立ち寄ることになっているので、目的地を秋田駅にカーナビをセット。7時間程度かかると出た。
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ニナの支度も終了し、荷物を車に積み込んで出発。出発したのは7時45分ごろ。お盆で道が空いているのか、まだ朝のラッシュが始まっていないのか分からないが、道は空いている。霞ヶ関の入り口から首都高に乗り、東北道へと向かう。
9時半過ぎに埼玉の蓮田SAで一回目の休憩&朝食。二人でドライブに行くと、何故かニナは必ず僕にカツカレーを食え、と薦めるのだ。僕にカツカレーが似合いすぎるからなのだそうだが、こっちもその気になってカツカレーを食べる。朝からカツカレー、と思ったが、隣の席のおっさんも朝からカツカレーを食べていた。ニナはラーメン。
栃木で多少渋滞にはまったが、大したトラブルもなく、そのまま一気に仙台まで駆け抜ける。途中までは車が多くて巡航速度が低かったが、仙台を越えたあたりから巡航速度が140キロぐらいにあがり、超快適。天気もどんどん良くなっていき、気分も良い。
1時半過ぎまで4時間ぶっ通しで走った後で、仙台の先の長者原SAで昼食。売店の女の子達がみな、楽天ゴールデンイーグルスのユニフォームを着ていた。昼食は、僕は豚みそ丼、ニナはみぞれそば。豚みそ丼はまあまあだったが、ニナのみぞれそばはかなりひどい代物であった。食事の後で外の売店で売っていた桃を一箱購入。タイミング良く休憩中に会社から携帯に連絡が入る。あれこれと指示を出す。留守番ご苦労様。
ニナはお父さんに電話。秋田に単身赴任中のニナのお父さんと秋田で落ち合おうかということになっていたのだが、お父さんが仕事で外出していてタイミングが合わないということで、今日の再開はキャンセルになり明日に持ち越し。今日は直接宿を目指すことになった。
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長者原SAを出てからはさらに東北道を北上し、北上からは秋田道に入る。秋田道は初めて走ったが、こちらも快適。建設費用の削減のためだろうが、対面通行の片側一車線の状態がしばらく続き、その後片側二車線の状態がちょっとあり、また対面通行に戻る、という構造になっている。交通量が多くないのでこの仕組みで全く問題ない。ガソリンが厳しくなってきたので、秋田の手前の西仙北SAで給油と最後の休憩。
八郎潟を眺めつつひたすら北上し、秋田道を終点の能代南で下りる。そこからは一般道で日本海に沿って進む。日本海に金色の太陽が映えて美しい。
午後6時ちょっと前に本日の目的地、黄金崎不老ふ死温泉に到着。結局お盆の帰省に伴う渋滞にはほとんど遭遇しないまま到着できた。良かった良かった。
到着を祝してビールで乾杯。部屋からは丁度日本海に沈もうとする太陽が目の前に見えてなかなかの景観。
黄金崎不老ふ死温泉の名物は、日本海に突き出した岬の先端にある、海洋露天風呂。砂浜ではなく岩場なのだが、波打ち際に露天風呂があり、露天風呂から日本海に沈み行く夕陽が見られる。
太陽が水平線に沈む瞬間を見たくて早速海岸の露天風呂に行ってみる。ホテルのフロントに日の入りの時間が掲示されていたので、タイミングを計って部屋を出たのだが、残念なことに水平線の上あたりだけに雲があり、太陽が水平線に入る瞬間は見ることができなかった。
で、この露天風呂なのだが、想像していたのとはちょっと印象が違った。海岸沿いの温泉というのは確かにそのとおりなのだが、ホテルからその露天風呂に行く途中に、ホテルの駐車場を突っ切らなければ行けないのだ。まだ浴衣を着ているとはいえ、これから裸になろうかという人間の脇を、ホテルに到着する人々の車が右往左往しているのは、何とも不思議な感じ。
木でできた簡単な仕切りがあり、混浴(実質の男湯)と女湯に分かれているが、仕切りの高さはそれほど高くないため、仕切り越しに女性の頭の上の方が見える。石とコンクリートで加工した湯船はそれほど大きいわけではないのだが、丁度夕暮れ時の一番良い時間帯だったせいか、ざっと20人以上の裸の男共でぎっしり。一瞬萎えたが、ここで負けてはいかんと思い直して湯船にどぶんと漬かる。お湯は赤茶けた鉄さび色で、鉄さびの匂いもする。漬かってしまうと夕暮れの日本海が目の前に見え、それまでのドタバタした雰囲気も忘れてなかなか良い感じ。これはお盆の時期ではなく、もう少し静かな時期にきたら、かなり楽しめるのではないか?
長く漬かっている雰囲気でもなかったので早々にお湯からあがり仕切りのそばで体を拭いていたら、仕切りの板越しにニナの顔が見えていて、こちらを見てニコニコしていた。こちらもニコニコしてみる。男湯と女湯の仕切り越しにニコニコできる程度の仕切りなのだ。
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夕食は宴会場にお膳を並べて。この宿は料理によって異なる価格帯が設定されていたので、料理の価格帯ごとに別の部屋がアサインされるようだ。夕食は鯛の塩焼き(尾頭付き)、刺身盛り合わせ、焼きアワビ、サザエのつぼ焼き、茶碗蒸し、握りずし、イカ飯、わかめのそうめんなどなど。やたらとイカがメニューに含まれていた。このあたりの名産だからね。ビールの後は地元の日本酒を冷やでちびちびと飲みつつ食事を楽しむ。
食事を終えていったん部屋に戻り、その後で今度は大浴場にお風呂に入りにいく。大浴場にも展望露天風呂があり、こちらに入ったのだが、すっかり日が暮れた日本海に、イカ釣り漁船の灯りがついていてきれいだった。夜空は晴れ上がり、満点の星空。これもなかなかの迫力。
露天風呂を楽しんだ後はサウナに入る。たっぷりとサウナで汗を流してから冷水の浴槽に浸かって体を芯まで冷やし、その後もまたサウナへ。本当はこれは延々と繰り返せるのだが、ニナと30分後に合流する約束だったので、そこそこでやめておく。もうちょっとやりたかった。
風呂上がりに二人でマッサージチェアーにマッサージしてもらい、部屋に戻る。
静かな部屋で、缶入りのリザーブの水割りをちびちび飲みつつ夜が更ける。なかなか充実した夏休み一日目であった。
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今日の体重:95.2キロ(04年6月1日スタート時: 99.2キロ、8月末の目標: 94.0キロ、最終目標: 77キロ)
やりきる力:146日(走れた日の日数)/293日(トータルの日数) 出走率: .498
【赤坂・溜池/旅支度】
仕事で午後から赤坂C社、その後は溜池J社。ここ数日暑いながらも少しながら気温が下がっているような気がする。夜になれば秋の虫の声も聞こえるようになったし、日が暮れるのもずいぶん早くなってきた。晩夏という言葉が身近に感じられる今日この頃。
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夜はまっすぐ帰宅して旅支度。ニナは残業だったので、惣菜を適当に買って帰る。さあ、夏休みだ。
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今日の体重:97.0キロ(6月1日スタート時: 99.2キロ、今月末の目標:96.0キロ、年末の目標: 92.0キロ)
【ジョギング再開/誘いを断る休肝日】5時半過ぎに目が覚め、うとうとしてると目覚ましが鳴った。夏になってから暑いのが嫌でジョギングをさぼりっぱなしなのだが、今日は天気も良くて気持ちがいいので走ってみることに。2.5キロを22分。後半脚に来た。2.5キロで脚に来てるようじゃダメダメ。体をしぼるんだったらもうちょっと走らないとダメだなあ。よし、明日も走ろう。つーか毎日走れ。
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夕方上司に飲みに誘われたが、休肝日なのでと断る。今日で休肝日も4回目だが、お誘いを断ったのは今日が初めてだ。でも月曜日から飲むと疲れちゃうから丁度いいかもね。タバコといいお酒といい、どうも今年はターニングポイントみたいだ。
駅でニナと合流してまっすぐ帰宅。今日はスーパーにも寄らなかったから本当にまっすぐ帰宅した。これって意外と珍しいこと。
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夕食はニナが炒飯と土曜日の残りの鶏の味噌焼きを作ってくれた。昨日のPRIDEのビデオを観ながらモグモグ。久し振りに自転車に乗ろうかと思ったが、溜まっている日記を書いていたら遅くなってしまった。
明日も走るんだから、早く眠ろう。タバコをやめ、お酒が減ったら、後は運動するだけなんだが、僕はどうも運動する日々が定着しないなあ。
6時過ぎに一度目が覚め、カーテンを開けて窓の外の浅草の街並みをしばらくボーと眺め、再びベッドに戻り眠る。結局目が覚めたのは8時過ぎ。しばらくぼんやりテレビを観たりしてから朝食。旅行中に一度ぐらいはホテルの朝食を食べよう、ということで、アメリカン・ブレックファストを二人で一人前。今まであちこちでホテルの朝食を食べてきたが、ここのアメリカン・ブレックファストが一番貧弱で不味かった(苦笑)。--
昼前にホテルを出て、まずはロックのROXでニナが帽子を購入。昨日炎天下歩いてフラフラになったので、今日は帽子と水分補給で対策しようということになった次第。ROXの中は若い人が多く、ぱっと見たところパルコみたいな雰囲気なのだが、時々麦わら帽子を被ったおじいちゃんとかがフラフラ歩いていたり、和服姿のおばあちゃんが孫の手を引いて歩いていたりして、やっぱりちょっと渋谷のパルコとは違う。
無事ニナの帽子を購入し、仲見世を抜けて雷門方面へ。仲見世にはこの前まではなかった可動式の日よけがずっと道沿いに屋根みたいになっていて、真昼の太陽を防いでいる。中心部分が一番高くなるように両側から布がせり上がっていくようになっていて、片側ずつ別々に動かすことができるようになっている。昨日夕方に通ったときは、太陽が当たっていない側の日よけは巻き取ってしまい、風を通すようにしていて、なかなか細やかな気遣いである。夜になると両側とも巻き取ってしまい、骨組みだけが残る。
ほおづき市の時にはこのような日よけは全くなかったので、真夏の間だけ取り付けて、日よけがいらない季節になったら取り外すのではないだろうか。真夏には大変ありがたいものだが、景観という面では非常に鬱陶しいものである。
あと、昨日落語を聞いた浅草演芸ホールの前を通ったら、今日から出演者が変わっていて、こぶ平がとりになっていた。僕はあの人が落語をやっているところを見たことがないが、こうして出ているからには一応落後もできるのだろうか。それにしても、看板に張ってあったこぶ平の写真は20年ぐらい前のもののようだった。
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雷門通りを越える。この辺りには年中観光用の人力車の車夫がたむろしていて、やたらと客引きしている。この時期人力車を引っ張るのはさぞかし大変だろうが、乗ってる方も大変そうである。最近は女性の車夫もいたりして、ちょっと驚く。
裏道をちょっとうろうろとして、並木薮蕎麦に辿り着く。なかなか迫力のある店構えである。座敷に上がり、ビールを一本とざるを二枚。噂に聞いていた通り今までで一番の辛いつゆだったが、このつゆを蕎麦にちょんとつけてつるつるっと食すとこれが非常に美味い。蕎麦も非常にストイックな感じで僕好みである。さらに、この辛いつゆをそば湯で割って飲むとこれがまた非常に美味い。ちなみに品数は非常に少なく、つまみはほとんどない。隣に座った家族連れのお父さんは、つまみが少ないことに憤慨していたが、そんなことこの店で憤慨しても始まらないだろうに。
蕎麦の量はかなり少なめ。遅い朝食の後だったからざる二枚で足りたが、もし空腹の時だったら3枚は頼まないとお腹が落ち着かないような気がする。次は天麩羅も試してみたいものだ。
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薮蕎麦を出て、吾妻橋を歩いて渡る。橋の上は風が強くて涼しい。水上バスがひっきりなしに行ったりきたりするのをしばらく眺めていると、川ってのは実に不思議なものだと思う。来る日も来る日も必ずそこには水があり、下流へと向かって流れ続けている。今どきの東京は何もかもがコンクリートで固められてしまい、水が湧いたり染み込んだりできない環境だと思うのだが、ちゃんと枯れずに流れている。じっと眺めていると、この水はどこから来たんだろう、と気になってくる。
墨東に移動し、清澄通りを南下する。途中あちこちの商店に、牛嶋神社の大祭のちらしが張られている。このお祭りは5年に一度のもので、50以上の町会からお神輿が集まり、非常に盛大なものだそうだ。9月13日から15日だそうだ。都合をつけて是非見物に出かけたいものだ。
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しばらく歩くと横網である。通りの右側は横網町公園。この場所は関東大震災の時、もっとも多くの死者を出した地点である。当時、もともと陸軍の被服廠だった土地が払い下げられ、公園にするため工事中であった(要は空き地だった)。そこへ関東大震災が大正14年9月1日に起き、広大な空き地に罹災した人々が続々と避難してきた。ところがそこへ、震災により発生した火災が原因とされる大旋風が発生し、その旋風は隅田川を越えて被服廠跡地に避難していた人々を一気に飲み込み、炎と熱により真空状態が発生したこともあり、3万8,000人以上の人々がこの場所で死亡した。
まずは慰霊堂にお参りし、その後で復興記念館に入る。復興記念館には震災に関する資料や遺品がたくさん展示されているのだが、どれも風化が激しく、何らかのリニューアルが必要な気がする。
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横網町公園を出て、さらに南下するとすぐに江戸東京博物館である。何度も近くは通っているのだが、まだ一度も入ったことがないので、この際入ってみることにする。宇宙船みたいな巨大な建物の前に立つと、さっきの復興記念館にも、この博物館の10分の1でも予算を回してあげれば立派にリニューアルできるのに、と感じてしまう。江戸東京博物館が出来て何年経ったのか知らないが、未だにまったくさびれておらず、ピカピカである。館内もやたらと広く、展示物も非常に多い。外国人客が多く、彼等は一様に非常に真面目に見学しており、どちらかというと日本人の家族連れの方が適当に見学している感じである。
あまりの広さに途中何度か休憩しつつ、江戸ゾーンは全部、東京ゾーンは一通り見学。途中休憩用の椅子に座ったら急激に睡魔が襲ってきて、もう少しで眠ってしまうところだった。館内には実際歩いて渡れる日本橋の模型や、鹿鳴館の模型、大名屋敷のミニチュアなど、とにかく凝っていてすごくお金がかかっていることが良く分かる。これだけのものを作るのは、並大抵ではない。入場料一人600円では、建設費用どころか、維持費用も賄えないのではないだろうか、などといらぬ心配をしてしまう。いや、いらぬ心配ではないぞ。費用を入場料から賄えなければ、それは税金から拠出されるんだから、僕の都民税も使われているかもしれないのだ。
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博物館を出て、しばらく歩く。蔵前橋を越えて台東区に戻った時点で時間に間に合わないということでやむなくタクシーに乗り込む。5時に食事の予約を入れてあったのだ。
というわけで新仲見世のすぐ脇でタクシーを下り、ほんの少し歩いたところにある弁天山 美家古寿司がある。浅草の江戸前寿司の老舗とのことで、かなり期待して店に入った。
店内はカウンターが7席ほど、テーブル席が4つ。豪華な感じはまったくないが、貧相ということもない。若い衆が「お飲み物はお茶で宜しいですか」と聞いてきたので、これは長居はできない店だぞ、と予想しつつビールを注文。刺し身でヒラメの昆布〆とシマアジを頂く。どちらもきりっと身が締まってさわやかな味わい。夏だなあって感じである。もう一品何かということで、蒸アワビ。これが今まで食べたアワビの中で一番美味かった。キモを「テリーヌ風」にアレンジしたものが一緒に着いてきたのだが、これがまた酒と良く合う。このあたりから、山田錦に切り替える。
握りをと親方にお願いすると、親方メニューを取り出し、コースの説明をしてくれる。ちょっと驚いたが、明朗会計ということなんだろう。とりあえず一番安いコース(10貫づけ)を二人分お願いした。
タイ、新子から握りは始まるのだが、まあ早い早い。こちらが食べ終わらないうちに次から次へと握られてくるのだが、これがまた美味い。特にシャリは最高品質。口に入れた時、「あら輝」のシャリと同じだと感じるほど。赤酢ではなかったが、風味といい米の食感と言い、最高であった。マグロのづけ、穴子も最高。
あっという間に10貫出てしまい、これで一通りです、と言われる。もうちょっと食べたかったのでカスゴ、カンパチ、それにウニを注文したのだが、若い衆が「ウニとイクラはやってません」と妙に強気に宣言。僕にはよく分からないが、きっとウニとかイクラってのは江戸前じゃないってことなんだろう。でもせっかくシーズンなんだから、ウニ食べたかった。
この辺りでまた若い衆に「お飲み物はお茶で宜しいですか」と聞かれる。時計を見るとまだ入店して一時間経たないぐらいである。お茶を飲みつつかんぴょう巻きとわさび巻きをもらい、これでフィニッシュ。会計は一人1万円ほど。店を出ると入店から1時間10分であった。安いと言えば安いのだが、食べた寿司の数と過ごした時間を考慮するとちょっと高いかな。「追加で頼んでもらって結構ですよ」と親方は最初に言ったのだが、実際コースが終わってみると、どうもそういう雰囲気じゃないんだよなあこれが。味だけ見れば文句ないので、また来たいところだが、これだけ急かされるとちょっと考えてしまう。
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一旦ホテルに戻ってちょっと休憩。今日は一日歩き続けていたせいか、かなり疲れている。ニナは日本酒で結構酔ってしまったようで、ホテルの部屋で冷房にあたってしばしぐったり。
30分ほどしてから再び外出。JRAの辺りから裏通り方面の酒場を探すが、日曜日の夜ということでもう閉店しているところが多い。結局ひさご通りと国際通りの間の裏路地に赤提灯が出ていたので、その店に入る。「しょうちゃん」てふ、地元住民向けの酒場。チューハイ飲みながらキンピラ、ポテトサラダ、レバ焼き、メンチカツを注文。レバーはちょっと焼き過ぎだったが、メンチとポテトサラダは非常に美味かった。ナイター観ながらチューハイ二杯飲んで店を出る。
何だか妙に元気になってしまい、そのままホテルのスカイラウンジへ。浅草ビューホテルの最上階28階にある。隅田川側の窓際に座り、素晴らしい夜景を眺めながらちびちびとジン・トニックだのスカイダイビングだのを飲む。結構客が入っていて、ちょっと怪しめのカップルもちらほら(中年の男と若い女)。お台場の観覧車なども見え、これは花火大会の時にはさぞかしいい眺めだろうと想像する。
結構いい感じで酔払い、部屋に戻ってもまだ11時前である。5時から飲み始め、一軒目を一時間ちょっとで出てしまったので時間の感覚がおかしいのだ。もうちょっと飲みたいねということになり、部屋のミニチュアボトルのウィスキーを飲み、ルームサービスで思わずカツサンドとサラダを頼んでしまう。ニナは二軒目でまったく何も食べていなかったので腹が減っていたようで、嬉々としてカツサンドを食べていた。僕も半分食べる。
すっかり満腹して、酔っぱらって、それでも真夜中前に眠る。実に長い一日であった(日記も長いね)。
記載なし
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