思うこと



1998年2月5日(木)


Walk on the Wildside / Lou Reed


ちょっと疲れているようだ。

今日は群馬県の太田というところにある、某電機メーカーの工場へ行ってきた。往復の電車の中でずーっと本を読んでいたせいもあるかも知れないが、とにかくすごく疲れた。

僕はいつも通勤電車の中で本を読んでいるが、電車で遠出するような時にはあまり本を読まない。ぼんやりと景色を眺めるのが好きだということもあるんだけど、僕は本を読みだすとものすごく集中してしまい、あまり長い時間読んでいるとクタクタに疲れてしまうのだ。

映画やビデオを観た後も同じ状態になる。よく映画館から出てきながらベラベラと喋っている人がいるけれど、僕は集中しすぎた神経がくたくたになっていて、しばらくはすごく無口になってしまう。言葉がうまく出てこないのだ。まあ、すごく詰まらない映画で他のことを考えたりしてるような時はそういうふうにならないけど。

往復の電車の中で既に一冊読み終えて、もう一冊まだ読んでない本を持っていたんだけど、さすがにこれ以上はヤバイと思い、家に帰ってくる道中は本を開かず、綺麗なお姉さんの脚を眺めたり、だらしなく口を開けて眠るオバサンの悲愴な顔を拝顔したりして過ごした。肩がパンパンだ。ふくらはぎもだるいし、ああ、疲れたなー。



Perfect Day / Lou Reed


家に帰ってきて、ベルモットをロックで一杯飲みながら、久し振りにLou Reedのtransformerを聴く。

部屋の電気を消し、スタンドの柔らかい灯を絞り目に設定して、両側のスピーカーの中心位置に座り、目を閉じてタバコを吸う。ゴリゴリにしこった筋肉と神経を解きほぐすように、軽いアルコールが喉元を落ちて、胃を微かに温める感覚を楽しむ。

しばし音楽に没入した後で入浴。熱めの風呂にゆっくり入る。最近本を持ち込むことが多いんだけど、今日はちょっと情報過多なので何も持ち込まず、ゆっくりと頭の中を空っぽにしていく。

風呂から出ると、無性にビールが飲みたくなる。最近ビールはあまり飲まないのに、今日はいてもたってもいられないぐらいビールが飲みたい。ビールが飲みたい。ビールが飲みたい。

ということで、冷蔵庫からずいぶん前に冷蔵庫に突っ込んだヱビスビールを引っ張り出してきて、ゴクゴクゴクゴク。

うーん、うまい。



All Tomorrow's Party / The Velvet Underground and Nico


音楽をVelvet Undergroundのファーストに変える。久し振りにお香を焚いて、酒をバーボンのロックにする。

柔らかい光と香りに包まれながら、Nicoが唄う、「All Tomorrow's Party」に聞き入りながら、日記を書く。

緊張した神経は少しずつリラックスしはじめている。でもまだ十分じゃない。もっと心と体を開放したい、もっと自由になりたい。バカみたいだ。働く為に生きるなんて。

気持ちの良い時間を確保するために、僕は働いてるのにね。



Waiting for the Man / The Velvet Underground




柔らかいケア、そして流れ出すヒーリング。



Side-b






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Haru/ shin-ya b/ かおり
nico/ Kana/ いほり

かやすが/ えば/ がる/ IDIOT/ 玉川/ 成松/ 小山/ はしもと/ みやもと/ 川上/ みや/ もも
colon/ kazuaki/ 江口/ 木曽/ ゆず/ 知恵子/ 斎藤/ 石田/ 渡邊/ Minobe/ ゆら/ 玉井/ えん/ 貞奴/ levi


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