東京都港区麻布台にある「鼬坂(いたちざか)」という坂を歩いたのでご紹介。
この鼬坂は、旧麻布飯倉片町と麻布狸穴町の町境にあり、外苑東通りの尾根から急激に下る坂である。
港区が坂道に設置している標識はないが、少し古い地図帳や区史を見ると「鼬坂」と書かれている。
港区の標識については、急な坂でも設置されていなかったり、元々設置されていたのに撤去されたり、不可解な店も多い。
この鼬坂についても、後述するが隣接する「植木坂」と「鼠坂」には標識が設置されているのに、一番急峻な鼬坂には標識がないのが不思議。
僕のように土地の歴史が好きで調べれば出てくるが、地域の人は標識がないと坂の名前や由来を知る機会がない。
結果として、地域の歴史が失われていくことに繋がるのではないだろうか。
まあ、愚痴は終わりにしよう。
「2026年2月 麻布大徒歩」の一環として訪れた。
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さっそく紹介しよう。
鼬坂(いたちざか) 〜 港区麻布台ヒルズ向かいの、外苑東通りから急激に下る標識のない坂

▲ 写真の右が外苑東通りで、青い標識の奥が飯倉片町の交差点。
そしてこの写真には写っていない、右側に麻布台ヒルズが聳えている。
そして写真左がこの記事の主役、鼬坂である。

▲ 一つ前の写真と同じ場所で向きを180度変えると、ドーンと麻布台ヒルズのタワーがある。
しかし、平日とはいえ、これだけ大きな商業施設なのに、人が全然いないのが不気味。
僕も麻布台ヒルズは一度だけ中に入ったが、まったく魅力を感じなかった。

▲ 橋の一番上から外苑東通りを東京タワー方面、つまり飯倉交差点方面に向いているところ。

▲ そして鼬坂を下り始める。
急坂の象徴である丸いすべり止めと、さらには赤いペイントがされている。
僕が知る限り麻布で一番急な坂は鳥居坂だと思うが、この鼬坂もトップ3に入る急激な勾配だ。

▲ この坂の上部は「麻布台」だが、奥のフェンス辺りからは左側は、住居表示未実施の「麻布狸穴町」で、右側は旧町名「麻布飯倉片町」になる。

▲ そういえば、この坂の途中に島崎藤村の旧居跡の石標が建っているのだが、今回完全に見落とした。

▲ 一気に下って一度平坦な場所に落ち着く。

▲ 鼬坂を下って平坦な窪地に落ち着くが、その左手にもう一段低くなるすり鉢状の土地がある。
自然が作りだす地形というのは本当に興味深い。

▲ 僕が初めてこの坂を訪れた2002〜2003年頃は、このすり鉢状の低地に大きなマンションはなく、小さな戸建て住宅がビッシリ並んでいた。
すり鉢状に低くなっている土地にびっしり並ぶ住宅は、ある意味壮観だったので、今でも目に焼き付いている。

▲ 「港区」「麻布台ヒルズ」というキラキラした場所から徒歩1分で、なかなかの殺伐とした景色に出会える。

▲ 木造の古い戸建て住宅も残っている。

▲ 鼬坂を下って一旦平坦な場所に付くと、飯倉片町方面、坂上から見て右手に上る別の坂がある。
これが「植木坂」。
今回は時間の関係で植木坂を上ることはできなかったが、この坂も風情に満ちた素敵な坂だ。

▲ 鼬坂には標識がないのに、植木坂には標識がある。
まあ、解説の文章は「まあ、そうだよね」くらいの参考にならない文章だけど、それはそれとして。

▲ この時期は2月だったので、枝垂れ梅が咲いていた。
本当にここは麻布台ヒルズから徒歩1分の場所なのか?という感慨が深くなる。

▲ この荒涼とした光景を見よ。
窪地の平坦な場所から、さらに麻布十番の低地に向かって下る「鼠坂(ねずみざか)」がここから始まる。
ここから先、坂の右は麻布永坂町、左は麻布狸穴町になる。
住居表示が未実施なのは、麻布ではこの2町だけ。
なぜこの2町だけ住居表示が実施されなかったのかは分からない。
今度調べてみよう。
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ただいま準備中。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。