書評

当然だけど、アンチエイジングは早く始めた方がいい

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人間は習慣の塊である。僕はいつもそう思っている。

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そして、年齢が上がると、積み上げてきた生活習慣の差が僕らの外面や内面に現れてくる。

健康な生活をしている人は若々しく肌もきれいで、精神的にも元気でハツラツとしている。

いっぽう、不健康な生活を続けてきた人は、年齢よりもずっと老けて見え、肌も衰え、精神的にも後向きになってしまっているのだ。

 

 

人間は誰しも産まれた瞬間から死に向かって歩み始めている。それは避けられない事実だ。

でも僕たちは、死ぬ瞬間までの生き方を自由に選ぶことができる。

現代の日本という国に生まれた僕たちは本当に幸せだ。飢えて死ぬことも寒くて死ぬこともほとんどない、自由で豊かな国と時代に生きているのだ。

だからこそ、年齢が上がっても心も身体も若々しく健康かつパワフルであり続けたい。

僕は本気でそう願っている。

僕はいま44歳だが、50歳になっても60歳になっても、今以上にパワフルかつしなやかに生きていたい。

そのためにするべき努力や節制は進んでしていこうと思っている。

やりたいことが多い人生だからこそ、身体の充実を最大限図っていきたい。

そんな僕にぴったりの本に出会った。春山茂雄さんの「新脳内革命 春山重樹71歳!体内年齢28歳のレシピ」という本だ。

 

新脳内革命 春山茂雄71歳! 体内年齢28歳のレシピ春山茂雄 光文社 2011-02-19
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春山重雄さんは、あのベストセラー「脳内革命」の著者である。

さっそく紹介しよう。

 

 

 

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当然だけど、アンチエイジングは早く始めた方がいい

 

最強ホルモン「成長ホルモン」を大量に出させよう!

僕たちの身体の中には78種類ものホルモンが分泌され、身体を整え、維持する働きをしている。

しかし、ホルモンは年齢とともに分泌量が減っていく。

なかでも身体を若々しく維持するための「最強ホルモン」である成長ホルモンは、他のホルモンよりも大幅に早く、20歳から30歳の10年間で分泌量が半減してしまう。

成長ホルモンの分泌量が減ることで、僕たちは老化していくといっても過言ではないのだ。

成長ホルモンは加齢で減っていくのはもちろんだが、喫煙やストレス、暴飲暴食などの生活の乱れによっても分泌量がさらに減ってしまう。

いっぽう、正しい運動や食生活によって、成長ホルモンを大量に分泌させることができる。

成長ホルモンを大量に出させるためには、筋肉を意図的に一旦壊すことが必要だ。

筋肉を壊すためには、下半身に対する筋トレなど「無酸素運動」が必要だ。

壊れた筋肉を身体が再生する過程で大量の成長ホルモンが分泌される。

そして若い筋肉を作るためには、ランニングなどの有酸運動が必要だ。

また、加圧ベルトを腕に巻くことで、無酸素運動をしたときと同じ効果がある。

無酸素運動か加圧ベルトにより、大量の成長ホルモンを分泌させることが、若々しい身体を維持するための必須条件なのだ。

 

 

 

内臓脂肪はガンと同じ殺人細胞だ!

おなかや血管の中に溜まる脂肪を「内臓脂肪」という。

内臓脂肪が生活習慣病をひきおこすことは最近では常識となった。

実は「メタボ」の危険性を「脳内革命」で最初に説いたのは春山さんなのだという。

内臓脂肪は他の細胞を殺す働きがあるほか、一定量を超えると自分で分裂して細胞を増やしてしまう。

さらには、食欲が抑えられなくなる物質を分泌してしまうのだ。

つまり、内臓脂肪が溜まると、他の細胞が殺され、脂肪細胞はどんどん増殖し、しかも食欲が抑えられなくなり、さらに太っていく、という悪循環に陥る。

内蔵脂肪は単なる「脂」ではなく、殺人細胞なのだということを再認識しよう。

 

 

 

運動すれば脂肪が燃える、のウソ

僕たちは当たり前のように、「運動して脂肪を燃やそう」と口にしている。

しかし、それは誤りだ。脂肪はのままでは燃えることはない。

脂肪は脂肪酸が連結した状態で存在している。

この脂肪酸同士の連結を解除して、脂肪酸の状態にしないと脂肪は燃えない。

そして、脂肪の連結を解除できる物質の一つ、そして最も効果が高いのが、またしても成長ホルモンなのだ。

無酸素運動と有酸素運動を組み合わせて成長ホルモンを分泌させ、脂肪を脂肪酸に分解し、さらに運動することで脂肪酸を燃やす。

このサイクルでしか、脂肪(酸)を燃焼させることはできないのだ。

 

 

春山さんは「腹八分目ではなく腹六分目」と訴えている。

食べ過ぎて消費されなかったエネルギーはすべて脂肪になってしまう。

一度脂肪になったものを燃焼させるのは大変だ。

それよりも、脂肪になってしまうほど食べ過ぎない食の「習慣」が大切なのだ。

 

 

 

水素水で活性酸素を殺せ!

若い筋肉を作ったり成長ホルモンを出させようとせっせと運動すると、体内に「活性酸素」が発生してしまう。

活性酸素は猛毒で、春山さんは「体内の火炎放射器」と表現しているほど、各臓器や血管の細胞を軒並み攻撃して、病気や老化をもたらすのだ。

このやっかいな活性酸素を消すには、新鮮な野菜や果物を食べることが大切だ。

また、水素を体内に摂取することで、活性酸素が分解されることが分かっている。

水素というと、「爆発して危険!」というようなイメージを持つ人もいるだろうが、まったく危険なものではなく、むしろ我々の身体になくてはならないものなのだ。

水素は本来食物から摂取できるものなのだが、現代の食物は農薬や合成肥料・飼料のせいなどで、エネルギー量が落ちている。

そのままでは人体に必要な水素が十分摂取できない。

そこで、春山さんは水素水を飲む習慣を提唱している。

水素水を飲むことで活性酸素を消し、身体のエネルギー量を上げる。

身体のエネルギー量が上がると摂取した食物が脂肪となる比率が下がるため、脂肪を溜め込みにくい体質にもなる。

水素水の摂取が、身体にとってとても良い作用をもたらすのだ。

 

 

 

まとめ

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病気になったら病院に行き、薬をもらって病気を治す。

それは完全なる対処療法だ。

これからは、病気にならない身体を作り、維持することが大切なのだ。

まさに「未病」「予防」が大切なことはいうまでもない。

病気にならない身体とは、若々しく健康な身体だ。

老化が進むと人間の細胞は数が減り弱くなり、病原菌やガン細胞に対抗できなくなる。

致命的な病気にならないためにも、日頃の習慣がとても大切なのだ。

 

 

春山さんは本書で繰り返し「食べるな」と説いている。

現代は人類の歴史にとっては特殊な時代だ。今まで常に飢餓と隣り合わせだった人類が初めて経験する「飽食」の時代。

「食べたい」という根源的で強い欲求をいかに制御できるかが、僕らの健康を左右する大きな鍵となる。

20代や30代の人は、「アンチエイジングなんてまだ僕らには関係ないよ」と思うかもしれない。

しかし、実際には「学生時代より10kg太った」というような20代後半の人に良く会う。

20代後半でメタボ予備軍になっている人たちは、30代後半になった頃には、かなりの確率で、身体に不調が起き始めているだろう。

アンチエイジングは早く始めた方がいい。

成長ホルモンが激減する20代から身体を動かし食事をコントロールできていれば、10年後にもあなたの身体と心は若々しく維持されているだろう。

僕は医療や健康の専門家ではない。

この記事を読んでアンチエイジングに興味を持ったなら、是非本書を手に取って、専門家の詳細な説明を実際に読んでみて欲しい。

加圧ベルトと水素水、僕もさっそく実践してみようと思う。

71歳で体内年齢28歳。僕もこのレベルを目指して頑張ろう(^-^)。

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