習慣書評

「習慣力」を手に入れる7つの大切な法則

習慣書評
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3. 本当にやるべきことだけやろう!

多くの人が習慣化に失敗している理由に、「やらなくてもいいことを習慣化しようとして失敗している」という事実がある。

習慣化のカギの1つに、「自発的行動である」ことがある。

「やらなければならないからやる」ではなく、「やりたいからやる」という気持ちがあるかどうかが大切なのだ。

たとえば「早起き」の本を読んで、「よし俺も明日から早起きしよう!」と決心したとする。

それまで朝は8時まで寝ていた人が5時に起きることを目標にしたとして、5時に起きて何をするかが決まっていなかったらどうなるだろうか?

眠い目を擦って起きて、ぼーっとテレビを観たりネットをうろうろしたり。

また眠くなって布団に逆戻りして二度寝。

これでは意味がないのだ。

「本を読んだから」という外部からの動機付けではなく、「早起きして資格試験の勉強をしよう!」とか「早朝ランニングをしよう!」という、自分の「やりたい!」がないと習慣化はうまくいかない。

習慣化に取り組む際には、「本当に自分はこの目標を達成したいのだろうか」と、一度自分に問いかけるようにしよう。

やりたくないことを習慣化するのは苦しく無意味なことだ。

時間を有効活用するためにも、是非見極めるようにしよう。

4. 行動したくなるヘルプをつけよう!

習慣化のチャレンジを始めたばかりのときは、まだ軌道に乗っておらず不安定な状態だ。

そんなときには行動したくなるようなヘルプをつけることが意外に大きな効果をもたらす。

ランニングなら、カッコいいウェアとシューズを買って、「これを着て走りたい」と思えるようにするとか。

ダイエットなら、痩せたら着られるサイズの洋服を買って飾っておき、毎日眺めるとか。

勉強なら、長く座っても疲れない座り心地の良い椅子を買う、などだ。

また、目標を実行できたらご褒美を用意するというのも効果的だ。

勉強を1時間やったらビールを飲んでもいいとか。

一週間毎日ランニングが出来たら近所のスーパー銭湯に行ってもいいなどの、具体的な利益があるご褒美があると良い。

習慣化はときとして単調で飽きてしまうこともあるものだ。

メリハリをつけるためにヘルプを用意することは、意外と効果的だ。

5. 習慣化は質よりも回数!

習慣化のコツは、最初から質を追求せず、回数、つまり頻度を高く設定することだ。

たとえば今まで読書の習慣がまったくなかった人に、いきなり「毎日2時間本を読む」という目標は、いかにもハードルが高い。

ランニングの場合も、全然運動していなかった人が、最初から「毎日10km走ろう」と決めても、筋肉痛と疲労であっという間に挫折するだろう。

読書習慣なら最初は5分でいい。ランニングなら「ウェアに着替えて外に出る」、でいい。

とにかく「できた!」「達成!」という快感を身体に憶えさせることが大切だ。

5分の読書がある程度続いたら、10分にレベルアップ。

ランニングも毎日続いたら、「最低1km走る」にレベルアップ。

難易度が高すぎる目標設定は、習慣化の敵である。

 

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