僕のボディメイクの中核である食事の大変革。
前回までのプロテインとビタミンに続いて、今回は油についてだ。
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パーソナルトレーニングのトレーナーさんに、身体を絞るコツについて聞いたところ、「良い油を摂ること」と言われた。
しかし、「良い油」がどんな油なのかを聴く前にタイムアップになってしまい、そのときは分からずじまい。
その後、思わぬ場所で「良い油」について学ぶことになった。
ボディメイクの切り札は「アブラ」だった！亜麻仁油とオメガ3脂肪酸サプリがもたらした大変革！！ [ダイエットからボディメイクへ]
ダイエットの切り札は「アブラ」だった！！
先日書評を書いた「SLEEP」という、睡眠に関する本の中に、まさに僕が知りたかった、油に関する記載があった。
SLEEPの書評はこちら。
以下引用しよう。
「体重を落としたいなら、たんぱく質と良質な脂肪を多めにとるとよい。そうすれば、膵臓がインスリンに代わってグルカゴンを多く生成できるようになる。グルカゴンが分泌されると、体内にため込んである脂肪酸が燃料に変わる。脂肪を落とすことが目標なら、グルカゴンの活用は不可欠だ」
たんぱく質と、「良質な脂肪」を多めにとるとよい。と書かれている。
ただ問題は、どんな脂肪が良質で、どんな脂肪が悪質なのかが書いてないことだ。
これでは先日のパーソナルトレーニングと一緒で、肝心のところが分からないままだ（笑）。
謎かけのように、僕は問題の本質を追求すべく、別の本を探した。
答えはここにあった！良い脂肪とは「良質なオメガ3脂肪酸」だった！！
自宅に積ん読になっていた「食」「栄養」に関する本を片っ端から斜め読みしていったところ、僕が探していた答えそのものを扱っている本を発見。
それが「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」という本だった。
まだ書評が書けておらず、いま鎌倉に本がないので正確な引用ができないのだが、要約するとこういうことだ。
- 良いアブラとは、加工工程が少なく、漂白や高温加熱などをしていないものを指す。
- 必要なアブラには、大別して3種類ある。それがオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸である。
- そのうちオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は体内で作れないので食べ物から摂る必要があるが、日本人はオメガ3脂肪酸が圧倒的に不足している。
- 理想的なオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸摂取の比率は1:2〜1:4程度だが、日本人は1:40くらいオメガ6脂肪酸を多く摂っていて、オメガ3が全然足りていない。
- オメガ3脂肪酸は、亜麻仁油、エゴマ油などにたくさん含まれる。
- オメガ3脂肪酸を豊富に摂取し続けると、糖質の代わりに体内の脂肪酸をエネルギーに変えるホルモン「グルカゴン」が分泌される。
- グルカゴンが分泌されると、炭水化物、糖質を摂らなくても身体の脂肪をエネルギーにして活動できるようになるので、苦労なく健康的に痩せることができる。
- 身体の脂肪からエネルギーは足りているので、飢餓感もなくハッピーな状態でダイエットができる。
- 一方「悪いアブラ」とは、加工工程が多く高温処理しているアブラで、トランス脂肪酸が含まれるものは避けるべき。
- スナック菓子やコンビニスイーツなどで使われる「ショートニング」はトランス脂肪酸をたくさん含んでいるので避けるべき。
- アメリカなどではショートニングの使用は禁止されているが日本は規制がなく悪いアブラが使い放題で放置されている。
ついに答えを発見した！
良質のアブラとは、亜麻仁油やエゴマ油など、良質のオメガ3脂肪酸をたくさん含むアブラだったのだ！
もちろんオメガ6とオメガ9脂肪酸も必須脂肪酸なので摂取する必要はあるのだが、日本で暮らしている限り、オメガ6脂肪酸は意識しなくても、どこにでも溢れているので心配いらない。
またオメガ9脂肪酸は、オリーブオイルなどに含まれるものなので、こちらも良質のものを摂ると良い。
良質の亜麻仁油とオメガ3脂肪酸サプリを購入！これが猛烈に効いた！！
▲ というわけで、ネットで調べつつトレーナーさんや友人にアドバイスを受け、良質の亜麻仁油とオメガ3脂肪酸のサプリを購入して毎日摂取を開始した。
亜麻仁油は1日3食加熱せずサラダなどに掛けて食す
▲ 亜麻仁油はこちら。
亜麻仁油という言葉は聞きなれないが、ニュージーランドで収穫される「亜麻」の実を搾ってできる油だ。
オメガ3脂肪酸は熱に弱いため、加熱して使ってはダメで、常温のままサラダなどに掛けて食べる。
本にも、市販のドレッシングで使われているアブラは質が悪いものが多く、糖質もたくさん入っているので、ドレッシングは使わない方が良い、と書かれていた。
なので、我が家ではドレッシングを使うのを止め、この亜麻仁油とビネガーやバルサミコ酢、それに塩と胡椒をかけてサラダを食べるようにしている。
他にもオクラ納豆に亜麻仁油を入れたり、プロテインに亜麻仁油を入れてシェイクしたりしても結構いける。
僕が買ったこの亜麻仁油は、ほとんど香りはなく、味は独特の苦味があるが、僕は気に入って、1日3食何かしらかの食料にたっぷり掛けて食べるようにしている。
▲ ご覧のとおり、亜麻仁油にはオメガ3だけではなく、オメガ6とオメガ9脂肪酸も結構入っている。
なので、僕は亜麻仁油以外は特に積極的にアブラの摂取は目指していないが、それで体調はとても良いので問題ないだろう。
問題は価格で、170gという小瓶のコカ・コーラよりもさらに小さい瓶で、1,280円もすることだ。
しかも1日3食使うので、減るのが結構早い。
Amazonで6本セットを見つけ、そちらを買うことにした。
6本セットはこちら。
それでようやく単価が1,000円を切るくらい。
高い食材だが、質の悪いものを買っても意味がないので、割り切ることにした。
オメガ3脂肪酸サプリでダメ押し
▲ 亜麻仁油のほかに、オメガ3脂肪酸のサプリも飲むことにした。
正直サプリまで必要なのかどうかは分からなかったのだが、亜麻仁油だけで足りなくて効果がないと意味がないと思い、試しに飲んでみた。
こちらもサプリ先進国アメリカのNOW社製。
1錠あたり、1gのオメガ3脂肪酸が摂取できる。
オメガ3脂肪酸の摂取で主食がなくても平気になった！そしてぐんぐん体重が減り始めた！！
亜麻仁油とオメガ3脂肪酸を摂り始めてしばらく経ってから、日常的に主食と言われるもの、ごはん、パン、麺類などを食べるのをやめてみた。
これは友人のダイエットコーチやトレーナーさんなどに相談しながら行ったもので、体質、体調などによって危険な場合もあるので、必ず専門家に相談して実行するようにして欲しい。
現代の日本人の食生活では、炭水化物を完全にシャットアウトすることは困難で、どんな食事にも糖質・炭水化物が含まれているといっても過言ではない。
僕の場合、オメガ3脂肪酸のおかげでグルカゴンが活性化しており、脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるスイッチが日常的に入っているため、糖質の摂取を積極的にしなくても身体は健康体を維持できる。
なので、積極的に主食を食べるのを止め、糖質の摂取を少なめにしてみて問題がないかを様子見することにしたのだ。
といっても、「糖質制限」というような大げさなものではなく、主食を食べずに炭水化物を少なめにキープしただけだ。
朝にはフルーツをたっぷり食べているし、ほぼ毎日糖質が多いビールも飲んでいる。
それでもやはりグルカゴンが活性化している効果が非常に大きく、ぐいぐいと体重が減り始めた。
しかも、前回お伝えしたように、プロテインとビタミンを補給しているため、たんぱく質とビタミンが身体に満ちており、小食で主食がなくてもいつもおなかがいっぱいで、しかもなかなかおなかが減らないのだ。
おかげで、ぐいぐいと体重が落ち始め、この原稿を書いている9月5日の朝は、81.8kgと、ついに夢の81kg台に突入し、2ヶ月で約6kgの体重減となったのだ。
しかも、その間もずっと筋トレとランニングを続けているため、筋肉量は減っておらずむしろ増えており、体脂肪率も20%から16%まで落ちてきている。
体調も極めて良く、毎日元気いっぱいで疲れ知らず。
正しいものを美味しく食べて、ストレスなしでどんどん痩せていくのだから楽しい。
あと、味覚に敏感になり、繊細な味が楽しくなるとともに、ジャンクフードは気持ちが悪くなり、食べられなくなった。
あと、以前はどうしても止められなかった、夕食後のスナック菓子がまったく欲しくなくなった。
我慢しているのではなく、欲しくなくなったので、これもストレスゼロ。
本当に素晴らしい。
まとめ
プロテインとビタミンサプリに続いて、亜麻仁油とオメガ3脂肪酸サプリが僕のボディメイクの切り札になった。
外食するときは思う存分食べるが、どんどん体重は減り、あっという間に何の苦労もなく6kg減。
ストレスがないのでまったく辛くなく、いつまででも続けられる。
主食のパンやパスタなどが大好物という人はしんどいかもしれないが、僕はしばらく食べないくらいなら全然平気だ。
身体を絞るフェイズが終わったら、普通に食べられるわけだから、人生において数ヶ月、パンやごはんが時々しか食べられなくても、僕は平気だ。
それに外食の日はピザやお寿司も食べているので、本当にストレスなしなのが凄い。
というわけで、僕のボディメイクの中核となった栄養群のご紹介でした。
つづく
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著者／出版プロデューサー／起業支援コンサルタント／ブロガー／心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった！40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。