13年連用 思うこと(独酔亭日乗)


4月29日 

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2008年4月29日(火) 晴れ

【帰京】

7時過ぎ起床。いよいよ今日東京に戻る。お父さんと名残を惜しんでからK太君の車で弘前まで送ってもらう。どうもありがとう。お世話になりました。

弘前の「虹のマート」で自分用のおみやげに津軽漬と鮭を買い、虹のマートの中のそば屋で天ぷら蕎麦を食べる。

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11時55分発の高速バス「ヨーデル」号で盛岡へ。渋滞もなくすいすいと進み、14時44分発の「はやて」で東京へ。駅弁を食べビールを飲み、本を読んだり居眠りしたりしているとあっという間に東京へ。帰りの「はやて」は2時間半ちょっとで到着した。やっぱりこのぐらいじゃなきゃ。往きの「はやて」は遅すぎ。

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東京駅からはタクシーで帰宅。ああ東京は暖かいな。

疲れてしまい夕食はフードマガジンのお惣菜。くたびれたけれど楽しかった。

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今日の体重:93.6キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、4月末の目標: 92.8キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:77日(走れた日の日数)/184日(トータルの日数) 出走率:.418(一昨々年の通算.477、一昨年の通算.279、去年の通算.548)




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2007年4月29日(日) 晴れ

【12.8キロ/昭和の日/模様替えプラン】

7時過ぎ起床。今年のゴールデンウィークは特に遠出の予定がなくのんびり過ごす予定。外は天気が良く湿度が低くて気持ちが良い。

いそいそと着替えてウォーミングアップしてジョギングに出る。昨日まではトレーナーの上下を着ていたが、走っていて暑くてオーバーヒート感が出てきたので今日から衣替えしてTシャツに短パンという出で立ちに。もうそんな時期になったんだなあ。

今月の出走距離目標が160キロなのに対し昨日までの走行距離が125キロ。つまり二日で35キロ走れば目標達成である。17.5キロ走れるかどうかは走りながら体と相談しようと思い、一応20キロコースの下見をMapion距離計測で行ってから出発する。

だが、やはり昨日も長く走ったため筋肉疲労があって5キロ過ぎから調子が落ちてきて、ああこれはダメだと実感。あまり無理をすると故障してしまうので12.8キロで切り上げる。まあそれでも12.8キロという感じもする。やはり毎週きちんと計画通りにさぼらず走ることが何より大事だ。来月も目標を160キロにして達成できるよう頑張ろう。

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カレンダーを見ていて、今日が「昭和の日」であることに気づく。去年までは「みどりの日」だったし、昭和63年まではもちろん「天皇誕生日」だった日なのだが、今年から名前が変わったようだ。「みどりの日」」ではどんな由来の祭日なのか分からないので「昭和の日」で良いような気がする。しかしこの調子で天皇が亡くなるたびに祭日が一日ずつ増えていくと、500年後ぐらいにはかなり面白いことになるような気がするな。12月23日も将来「平成の日」になるのだろうか。

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昼はニナと材木町のMOTIレストランへ出かけてインドカレー。最近どうもアジアンフードがブームらしくインド料理やタイ料理などが食べたくて仕方がない。GW明けには今年もタイフェスティバルがあるみたいで楽しみだ。MOTIレストランは美味しいのでいつも混んでいる。僕はお肉3種類のカレーをナンで、ニナは単品のキーマカレーをライスで。「お肉3種類」だがそのうちの一種類はエビのカレー。僕はエビが大好きなので異論はないが、肉人間は異議を唱えるかもしれないな。この店のカレーもナンもとても美味しい。ヒルズの中の気取ったインド料理屋のカレーよりずっと美味しい。

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食事のあとは六本木交差点のマツキヨで買い物してから帰宅。六本木はミッドタウンと新国立美術館のオープンですごい人ごみ。人々が六本木ヒルズとミッドタウン、美術館をぐるぐると回遊するので、やたらとたくさんの人達がグルグル歩き回っていて素敵だ。

11年前の日記に「六本木が嫌い」な理由を列挙しているが、これも遠い昔のことになりつつある。映画館がないと嘆いていたが六本木ヒルズに東宝シネマズが最高の音響を備えた大映画館群を作ったし、デパートがないという不満ももはや六本木ヒルズとミッドタウンの大ブティック群を見れば当てはまらない。まあ、東急ハンズがないとかジーンズメートがないとかCD屋がないとか細かいことをいえばまだまだ色々あるのだが、Art Triangleと呼ばれる三大美術館も擁し、すっかり昼の顔を持つようになったことはとても喜ばしい。夜になると外人だらけになるのは相変わらずだけど。

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午後は部屋でのんびりと過ごす。昨日まいさんの新居にお邪魔したこともあって、最近ニナと話している部屋の模様替えについてあれこれ二人で考える。引っ越してきて4年半経ち、そろそろレイアウトを変更したくなってきた。家具も買い足してより快適にしたいものだ。

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ニナが昼寝してしまったので僕はお風呂掃除。カビ取り洗剤を使ってカビを撃退するが、塩素ガスにやられて半分終わったところで退却。ぐへー。続きはGW後半戦でやろう。でもバスタブ周辺がピカピカになって気持ちが良い。

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夕方にスーパーに買い物に行き、ついでにツタヤでDVDとCDを借りる。夕食は鉄板焼き。ワイン飲みつつのんびりと。DVDでドリフの「全員集合!」を見て大笑いする。いやー懐かしい!素敵だ!

明日もお休み。嬉しいな。明日は近所でランチパーティーがあるので早く眠ろう。

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今日の体重:91.8キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、3月末の目標: 90.0キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:110日(走れた日の日数)/185日(トータルの日数) 出走率:.595(一昨年の通算.477、去年の通算.279)


2006年4月29日(土) くもり のち 晴れ

【帰省一日目・全然咲いていない桜/弘前飲み】

今日から9連休。で、初日は5時に起きて旅行の支度。ニナの実家へ里帰りである。昨日の夜夜更かししてしまったので眠いし疲れでグッタリで大変だったが、とにかく支度をして7時過ぎにキャスターバッグを引っ張って家を出る。

タクシーで東京駅に着くともう列車の出る時間まで5分しかない。今回は直前の週に夜の予定が入りまくり、何もお土産が買えなかったので、大慌てで東京ばななを買って新幹線に滑り込む。やれやれ間に合った。

「はやて」で八戸まで。車中で二人で駅弁を一つ買って朝食にする。一緒にビールも買って乾杯。いやはやとにかく休暇である。

新幹線の車窓から眺めていると、福島から仙台あたりにかけて桜が満開で、盛岡あたりまで来るとまだあまり咲いていないようだ。「はやて」には何度か乗ったことがあったが、いつも盛岡で下りてしまい、八戸まで行くのは初めてである。今回も多くのお客さんが盛岡で下りてしまった。「はやて」は停車駅が少なくて速いので、盛岡まで使う人が多いのかもしれない。

八戸で新幹線を下りて在来線の特急「白鳥」函館行きで青森まで出る。「えきねっと」で予約をした際に禁煙席は満席で仕方なく喫煙車にしたのだが、喫煙車はガラガラだった。禁煙車は満席なのだろうか?何だかちょっと腑に落ちない感じ。「白鳥」という特急の名前は、以前は大阪から青森まで日本海縦断特急として有名だった列車の名称で、僕も秋田出張の際に良く利用したのだが、数年前に廃止されてしまい、残念に思っていた。八戸から北海道を結ぶ特急の名前として復活していたのは嬉しいことだ。

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青森で「白鳥」から特急「津軽」に乗り換えるのだが、時間が50分ほど空く。本当は八戸から「津軽」で一本で弘前まで行けるのだが、何もない八戸駅で中途半端な時間に一時間以上待たされるのが嫌で、先に青森に出てしまい、丁度昼時にあたるので、青森でお昼を食べつつ時間を潰そうということにしていたのだった。

というわけで青森駅で途中下車。駅前の魚市場(といってもショッピングビルの地下なのだが)でウニとイクラの二色丼で昼食。市場の脇にある非常に素っ気ない、カウンターだけの食堂だったのだが、二色丼も味噌汁もとても美味しかった。

食事の後、ちょろっとお店を眺め、ニナは焼き干などを購入。まだ目的地に到着する前からお土産を買うニナであった。

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駅に戻り弘前行きの特急「津軽」に乗り込む。こちら満席。「津軽」というのも以前は奥羽本線経由で上野〜青森間を結ぶ夜行急行の名称だったものが復活している。以前は「津軽」「陸中」「伊豆」といった旧国名は特急ではなく急行の名称とする習慣があったのだが、もうそんな区別はなくなってしまったようだ。時代は変化する。

さて、特急「津軽」は青森駅で進行方向が逆になるのだが、そのせいで座席の向きを反対にした人とそうでない人がごちゃごちゃに入り交じり、結果として一番後ろの席の後ろのスペースに僕らの大きなキャスターバッグを突っ込むことができなかった。網棚に乗らず、通路に置くとひどく邪魔になってしまうので、仕方なく僕はデッキに30分立って過ごすことになった。先ほど乗った「白鳥」には荷物置き場が設置されていたが、「津軽」の車両には荷物置き場がなかった。指定席料金がもったいなかったな。

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JRの弘前駅に到着し、ごろごろとキャスターバッグを引きずりながら、弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅まで歩く。JRの駅から中央弘前までは歩くと20分程度。どうしてこのように駅同士が離れてしまったのか、経緯に興味があるなあ。途中桜の並木を通り過ぎるが、桜はまだまったく咲いていない。このところ弘前は昼でも気温が10度前後までしか上がらない日が続いていたとのことで、開花が遅れているそうだ。

上の写真は弘南鉄道の中央弘前駅に停車中の大鰐行き電車。東京の人は見覚えがあると思うが、この赤いラインの車体は東急東横線で昔走っていたものである。車内のつり革にも東急東横店の広告がぶらさがっていたりして、何だか感慨深い。電車の右上、マンションの手前に桜の大きな木が写っているが、まだ蕾のままだ。大分赤っぽくなって、もうすぐ咲くぞという感じになっているのが分かりますよね。

やたらと揺れる弘南鉄道の電車で家の最寄り駅まで行くと、お父さんが車で迎えに来てくれていた。どもどもと挨拶して車に乗り込んで実家へ。今年は雪解けが遅く、つい二週間前ぐらいまで道路や畑に雪が残っていたとのこと。大鰐温泉のスキー場の山肌にも、まだかなりの雪が残っている。農道の両側に広がるリンゴ畑のリンゴの木から、わずかに新芽が吹いている。北国の春だ。

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実家に着いておじいさんおばあさん妹さんにも挨拶して、その後しばし昼寝。いやあくたびれた。実家の居間にはまだ薪ストーブが置かれている。日中は炊かないが、朝晩は毎日今でもストーブなしでは寒いとのこと。ううむ、そうかあ。

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夕方に起き出してニナとともに支度をして外出。ニナ妹が駅まで送ってくれた。ありがとね。

で、さっきと同じ弘南鉄道で中央弘前に出て、弘前市内で友達が集まって飲み。会場は「わいん食堂」。R美ちゃんY子ちゃんといういつものメンバーに、東京在住のMちゃん夫妻の帰省がたまたま重なっていたので赤ちゃんも一緒に夫妻で参加していて、さらに僕ははじめましてのM紀ちゃん、前回ちょこっとだけお会いしたT美ちゃんという豪華(!?)メンバー。お店の外では桜祭りに合わせてねぷた巡行があったりして、店の中もずいぶん混んでいる。まだ桜は全然咲いてないんだけどね。

上の写真は店の外を通るねぷたを写したもの。窓越しなので写りが悪いのですが。。。

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二次会は同じく弘前の吉やというダイニングバー。ふかふかのソファーの席で飲みつつ、T美ちゃんの面白高校教師っぷりを大笑いしながら聞く。こういう先生ばかりだと日本も平和になるであろう。ああお腹の皮がよじれてしまうほど笑った。

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真夜中過ぎに解散し、僕とニナはふらふらと萬龍という中華料理屋に吸い込まれる。ニナが子供の頃にお父さんが弘前で飲むと、帰りにこの店の餃子を買って来てくれた懐かしの味ということである。餃子をつまみつつダメオシのビールを飲む。店は真夜中過ぎだというのに満員。人気店なんだね。

すっかり酔っ払ってふらふらとタクシーに乗り込み、実家まで。家に着くとそのままバッタリと倒れる。いやあ疲れたけど楽しかった。

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今日の体重:96.2キロ(05年1月1日スタート時: 99.8キロ、4月末の目標: 96.0キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:61日(走れた日の日数)/187日(トータルの日数) 出走率:.326(去年の通算10/22まで.477)


2005年4月29日(金) 晴れ

【体調悪化/箱根へ/明治の旅館】

明け方にひどい喉の痛みで目が覚める。時計を見ると5時ちょっと前。トイレに行き、水を飲んでもう一度眠ろうと思ったら目覚ましが鳴った。起きてからもずっと喉が痛い。風邪が悪化しつつあるようだ。これ以上ひどくならないといいのだが。

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ニナと二人で洗濯したり部屋の片付けをしたりしてからパッキンをちゃちゃっとやって家を出る。今年は箱根に一泊旅行である。Appleから、Mac OS 10.4、"Tiger"を予約しておいたものが今日届くはずで、当日受け取れないのは残念だが、5月1日の楽しみに取っておこう。

キャスターバッグを転がして近所のレンタカー屋まで行き、さあ手続きと思ったら、何と免許証を忘れて来てしまった。先月財布を落とした後に、免許証が財布の中に一緒に入っているのは良くないと思い、別の場所に移したのを忘れていた。嘆いてもどうしようもないので、急いで家まで取りに戻る。歩くとじれったいので走って戻る。片道8分ほど。今朝はジョギングできなかったのだが、丁度良い運動になった。でも汗まみれ。

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今回のレンタカーは銀色のトヨタカローラ。レンタカー屋さんに置いている車は銀色が多いね。7時半頃レンタカー屋さんを出て、まずはカーナビを設定する。カーナビは当然のことながら東名を通って御殿場に出るコースを出してくるのだが、我々はのんびりドライブしたいので、東名には乗らない。目黒通りから環八に出て、そこから第三京浜。保土ヶ谷からは横浜新道に出る。ここまではまったく渋滞なしで快調。天気も良くて気持ちがいい。体調に不安を抱えているので、ヘビーな渋滞は避けたいと思っていたので、これだけ快調に流れるとありがたい。

横浜新道が終わり、国道1号になったあたりから車の流れが悪くなり、ちょこちょこと渋滞。新湘南バイパスには乗らず、適当なタイミングで134号に出てみるが、これが酷い渋滞。しばらく裏道をぐるぐる抜け、結局大磯の手前で134号に戻る。でも不思議と西湘バイパスは全く渋滞していない。湘南海岸沿いに遊びに来た人が多かったってことなんだろうな。ガラガラの西湘バイパスは気持ちがいい。

パーキングでトイレ休憩。パーキングに貼ってあるポスターによると、今年の3月に、西湘バイパスから箱根新道に直通できるようになったようだ。で、実際に小田原市内の国道を走ることなくそのまま箱根新道に入る。箱根新道も車の数は少なく快適。ある程度の渋滞は覚悟していたのだが、まったく問題ないようだ。

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10時過ぎには箱根に到着。芦ノ湖畔の道の駅で地図をもらったりしてから、しばらくドライブ。その後で湿生花園を見学。ニナは水芭蕉の花が見られると大喜びだったのだが、花はほとんど終わってしまっていて、キャベツの化け物みたいな大きな葉っぱが並んでいて驚く。あの小さくて清楚な感じの水芭蕉の花からは想像できない、ばかでかい葉っぱ。いやあビックリだ。

一時間ほど見学をした後で昼食。湿生花園の脇にあるお食事コーナーで、僕は天丼、ニナは天せいろ。なかなか美味しい天丼だ。一昔前までは、観光地の食堂は、貧相なクオリティーのところが非常に多かったものだが、最近はどこも競争が激しいのか、とても頑張っていると思う。

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食事の後は、今度は大湧谷の噴煙地に行ってみる。こぢんまりした遺跡みたいなものを想像して行ったら、山の斜面のあちこちから噴煙が上がっている、リアルな火山で驚く。料金を払って噴煙地まで山肌を上って行く。噴煙地では煮えたぎる源泉が吹き出しており、白濁して硫黄のガスを大量に吹き出している。白濁したお湯に生卵を殻ごとつけると、何故か殻が真っ黒のゆで卵ができあがる。ここまで上って来た観光客の人達はみんなゆで卵を買って食べている。僕らも卵を買ったのだが、硫黄のガスの臭いが酷くて退散。よく温泉などで「硫黄の匂いだー」と喜んだりするが、噴煙とともに出てくる硫黄のガスの臭いはそんな優しいものではない。長く吸ったら倒れてしまいそうだ。

噴煙地を逃げ出し、その後は元箱根の旧街道の杉並木を眺めに行く。ぶらりぶらりと杉並木を散歩。巨大な杉が並び、旧街道は昼でも薄暗い。空気がひんやりとしていて気持ちがいい。すぐ脇を車がどんどん通り過ぎることを忘れれば、江戸時代の街道筋を思い浮かべることが出来る。

ひとしきり旧街道を散歩してから、今度は芦ノ湖の湖畔を少し散歩。ゴールデンウィークということで、もっともっと混雑しているかと思っていたのだが、予想外に空いている。今年はカレンダーが良いので、海外や遠いところに旅行する人が多く、箱根あたりは空いているのか。それとも、もともとこの程度のものなのか。いずれにしても、混みすぎているよりはずっと有難い。

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のんびり遊んでいると、それなりの時刻になってきたので、予約しておいた旅館へと向かう。今回の宿は小涌谷の「三河屋旅館」。明治16(1883)年創業というから、創業120年以上である。到着すると、重厚な木造の旅館で感激。こういうところに泊まりたかったのだ。日本旅館に泊まった経験があまりないのだが、旅館にはフロントがないのだな。建物の中も古くて重厚でカッコいい。廊下は磨き上げられて黒光りしている。部屋も広くて清潔。古くても手入れが行き届けば美しいものである。

昔のガラス窓は真っ平らではなく、多少でこぼこしているものだということに最近気づいたのだが、この旅館のガラス窓も見事にでこぼこしている。窓もサッシではなくガタガタと動かす木の枠にはまっている。窓の鍵も、僕が子供の頃に良くあったような古い、ネジで留める式のもの。窓についている手すりも木製で暖かみがあって良い。

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さっそくニナとビールで乾杯する。この頃から、喉の痛みに加えて鼻詰まりと鼻水がひどくなってくるが、あまり気にしないことにして、それぞれ温泉へと向かう。旅館には明治の創業期からの大浴場と、新しい大浴場の二つがある。創業期からの古い浴場に行ってみたのだが、まさに「湯治」というか、「修行」という感じ。洗い場もないし窓もない。もちろんシャワーもない。これはちょっとなあ、ということで、新しい方の大浴場へ。思っていたよりも大浴場は小さくて、洗い場は5人程度のスペースといったところ。

お湯は透明でかなり熱い。露天風呂もあるのだが、こちらは浴槽がかなり小さく、大人の男が3人入るといっぱいという感じ。知らない人とはあまり一緒に入りたくない距離感である。僕が浴場に入った時には露天風呂に一人先に入っている人がいたので、その人が出るまでは内風呂に浸かり、その後で僕も露天風呂へ。露天風呂の湯船の中から箱根の山々を見ることができる。たくさんの花が咲いていて、気持ちがいい。

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夕食は部屋で。旅行番組に出てきそうな旅館の夕食である。ビールの後は日本酒を飲みつつ、刺身だの焼き魚だのを頂く。上品で美味しい。こういう食事は久し振りだな。日本酒は箱根の地酒。少し甘めだが透明感があって美味しい。急いで食べてはもったいないので、時間をかけてゆっくりと楽しむ。窓の外は箱根の山々が徐々に暮れていく様子が見える。時間がゆっくりと流れている。ああ、来て良かった。

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食事の後はウィスキーをロックでちびちび飲む。仲居さんが布団を敷きに来てくれて、布団の上に寝転んでいたら寝てしまう。多分8時ぐらい。幾ら何でも早過ぎ。ニナは僕が寝てしまった後にもう一度温泉に行ったようだ。

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今日の体重:94.0キロ(04年6月1日スタート時: 99.2キロ、4月末の目標: 92.0キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:81日(走れた日の日数)/189日(トータルの日数) 走り率: .429


2004年4月29日(木) 晴れ

【快晴の休日/トランスミッター購入できず】

祭日。7時過ぎに起床。抜けるような好天でとても気持ちがいい。

スクランブルエッグとソーセージの朝食の後、ニナと二人で外出。外に出ると日差しが強くて驚く。一瞬真夏かと思うほどの日差しだが、気温が低いので心地が良い。

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地下鉄に乗って有楽町へ。ビックカメラでiPod用のトランスミッターを探す。連休中の旅行でレンタカーを借りる予定なので、先日ニナが購入したiPodに音楽をたっぷり詰め込んで、それをレンタカーのカーオーディオから流したらさぞかし気持ちよかろう、という流れなのだ。オーディオ端子つきのカーステレオはあまりないので、FM電波で飛ばした方がよろしい、ということなのだろう。

意気揚々とビックカメラに乗り込んだのだが、残念ながらトランスミッターは在庫切れ。iPodユーザーはあまり自動車に乗らないのだろうか。5階のiPod売り場には、トランスミッターの見本品が置かれていて、店員さんに聞いたら4階のアクセサリ売り場にあると言われたのだが、いざアクセサリ売り場に行ってみたら売り切れていた。

むー。残念。

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有楽町から戻り、ニナと別れて僕は一人で六本木周辺の写真を撮って歩く。天気が良くて湿度が低いので、何をしていても気持ちがいい。

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夕食は自宅で。ニナが金目鯛の煮付を作ってくれた。ビックカメラで買ってきたDVD-Rのメディアに、HDDの「白い巨塔」をばんばん焼いたり。

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ジョギング38日目。


2003年4月29日(火) 晴れ みどりの日
【更科堀井に大行列/白金台へ/国立自然教育園】

8時過ぎに起床。明け方から何度か目が覚めたが、比較的良く眠れたような気がする。

今日も外はいい天気。午前中は家で適当にうだうだと。今日はだらけモードみたいだ。

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昼前にニナと二人で家を出て、まずは腹ごしらえ。更科堀井の蕎麦を食おうと家を出たのだが、相変わらず六本木ヒルズ系の人込みがひどくてうんざり。更科堀井なんか、大晦日みたいに行列が出来てる。でもどうしても蕎麦食べたかったので我慢して行列し、美味しい蕎麦にありつく。更科堀井の女将さんは今日も元気いっぱいだ。

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店を出て、ぶらぶらと散歩を開始。雑式通りを二の橋まで歩き、さらに三の橋に出る。テンプル大学のビルを冷やかしてから古川橋を越えてみる。魚籃坂下の商店街を眺めてから白金一丁目の再開発地帯を歩く。大量の木造建築が壊されたばかりの地域を通ると胸が痛む。積み上げられた瓦礫がみんな木なんだよね。先週まで当たり前のように建っていた木造の家が今はもうない。片っ端からない。

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旧白金三光町から朝日中学校を抜け、結構いい感じの坂道を上ると白金台に出た。プラチナ通りだっけ?信じられないぐらい気取った馬鹿どもがうようよいてビックリ。カフェの前にはフェラーリやポルシェが横付けされ、ブラックスーツとワンピース姿の男女がおデート中。アホか。

白金台の交差点を右折し、目黒駅に向かったのだが、右手に国立自然教育園があり、思わず吸い込まれる。今日は裕仁の誕生日、みどりの日なので入園無料。ちなみに去年のみどりの日は下の日記にある通り、深大寺に行っていたのだ。毎年みどりの日に緑を見に来てるな。偉い偉い。

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広い広い園内は、「ホントにここは港区白金台かっ」というぐらいの自然自然自然。水たまりがあれば山ほどおたまじゃくしがいるわ、低い場所は低湿地になってて、あめんぼやら亀やらが泳ぎまくってるし。人間が邪魔しなければ、今だって自然はごく身近にあるんだなあ。上の写真は園内にある沼を撮ったもの。亀がすいすい泳いでた。でもこの写真のすぐ右側、教育園のすぐ外には首都高2号線が走っている。

すっかり自然を満喫なのだが、やはり首都高の轟音と、あとは大量に住み着いているカラスの鳴き声はちょっとね。他の鳥の声なんか聞こえないもの。

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教育園を出て、目黒駅へ。この散歩の目的は、目黒駅の営団地下鉄の定期券売り場でニナが定期を買うことでした。JRみたいに自販機で定期が買えればいいのだが、営団はそこまでやってくれないのだ。

帰りは目黒駅からバスに乗る。どうでもいいが、目黒駅周辺は目黒区じゃなくて品川区なんだな。品川駅周辺が港区なのと一緒で、ねじれ現象が起きているようです。しかし目黒駅が品川区って言われても、何だかしっくりこない。

バスは橋86系統の目黒駅〜新橋駅。この前までは目黒駅〜日本橋三越だったのだが、短縮されたようだ。都バス事業はちゃっかり黒字を出しているそうで、近郊地域で軒並み赤字を出してる私鉄系バス会社は悔しいのだろうが、赤字路線部分をバサバサ廃止して黒字だと威張られてもちょっと困る。

バスはのんびり白金台〜白金〜天現寺〜広尾橋〜有栖川公園〜二の橋と走っていく。一の橋でバスを降り、商店街をぶらぶら歩きながら帰宅。途中下駄屋で昨日買った着物を着るときに履く雪駄を検分。でも雪駄より下駄がいいかも。音もいいしね。

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夕方に少し昼寝したりして、夜はニナが肴を作ってくれて赤ワインを飲みつつのんびり。部屋が微妙に散らかっているのだが、片づける気にならないのは、頭の中がGWモードだからなんだよなー。


2002年4月29日(月) 晴れ

9時過ぎに起床。まいさんが泊まりに来ている。ニナとまいさんは若干二日酔いとのことだが、僕は何ともない。早く眠ったのと、僕は踊らなかったのが大きいのではないだろうか。

昼頃にまいさんとともに家を出て、まいさんは帰っていった。僕とニナは三鷹までバスで出て、別のバスに乗り継いで、深大寺へ。

参道の近くの蕎麦屋に入り、深大寺蕎麦を食べる。テラスに陣取り爽やかな風を受けながらビールを飲み、蕎麦を食べる。気分は最高である。

腹ごしらえが済んだので、お寺を見物してから神代植物公園へ。お寺は深大寺だが、植物公園は神代植物公園で、字が違う。この違いは神代と深大の歴史を説明する必要があるのだが、今は思い出せないし、どの本に書いてあったか調べるのも面倒なので割愛するが、神代だった時代と深大だった時代があって、どちらも正しいということか。

神代植物公園に入ろうとしたら、みどりの日のため入場無料と書いてある。何とまあ、素敵な企画でしょう。大喜びで無料で入場。深大寺周辺のこんもりとした林の中をのんびりと歩くのは大好きだ。でもその割にずいぶん長い間来ていなかった。せっかく近くに住んでいるのだから、もうちょっとちょくちょく来ないと勿体ない。

バラ園はまだ一分咲き以下だったので、再来週ぐらいに再度バラを見に来ることに決定。園内は人が多すぎず、非常に快適である。夕方までうろうろしてからバスに乗って帰宅。

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夜はニナの実家から届いた山菜を炒めたものを頂く。向こうは今いい季節だろうな。


2001年4月29日(日)

記載なし。


2000年4月29日(土)

よく走りました


1999年4月29日(木)

記載なし


1998年4月29日(水)

いい風


1997年4月29日(火)

本棚購入


1996年4月29日(月)

記載なし



昨日作者について明日


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