13年連用 思うこと(独酔亭日乗)


10月27日 

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2008年10月27日(月) 晴れ 一時 雷雨

【バブル後最安値更新/親子丼/二度目の休肝日】

日経平均株価はあっさりとバブル後最安値を更新。去年の3月に自分が株を始めた頃は、2003年当時の最安値のチャートを眺めては、「良くここまで復活したよなあ」と思ったものだが、まさかあれから一年半後に、あの最安値を更新するとは夢にも思わなかった。

ただ、日本の現在の状況から見れば現在の株価は誰が考えても売られ過ぎな訳で、市場心理がとりあえず一旦落ち着いたら、それこそ数十年に一度の絶好の買い場が来る可能性はあると思う。

僕自身、7月に株は全部売ってしまっていて今は株取引はしていないが、市場が落ち着く時期をきっちりと見極めようとは思っている。

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今日もニナ残業につき僕は先に帰宅して親子丼、かぼちゃの煮付け、野菜サラダを作って食べる。ちなみに今夜は二度目の休肝日。先週は特に何も考えなかったのだが、今夜は「ちょっと飲みたいなあ」と感じることが何度かあって苦労した。

10時半過ぎに、まさに寝ようとしているタイミングでニナが帰宅し、眠るタイミングが後ろにずれ、しかも寝室に蚊がいてなかなか寝付けなかった。ちょっとほろ苦い休肝日となった。

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今日の体重:93.2キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、10月末の目標: 92.8キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:1日(走れた日の日数)/3日(トータルの日数) 出走率:.333('05の通算.477、'06の通算.279、'07の通算.548、'08の通算.326)




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押すと僕宛にあなたのアドレスだけが記されたメイルが届き、あなたが読みにきてくれたことが僕に分かります。

2007年10月27日(土) 雨

【雨の土曜日/読書三昧/フライ】

7時過ぎ起床。季節外れ気味の台風が接近していて朝から強い雨。さすがにジョギングできず。

ニナは飲み会で3時半過ぎに帰ってきたので延々と寝ている。雨に閉じ込められて身動きが取れないので僕も布団の中や机でひたすら読書三昧。たまにはこんな休日も良いだろう。

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昼前にニナも起きてきて昼食。Cafe Daisyでお土産にもらったパンにスクランブルエッグ、ソーセージ。冷蔵庫の掃除みたいな感じ。

午後も部屋でぼやぼや。洗濯したけど干す場所がないなあ。

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夜はお寿司でもと言っていたのだが、一昨日贅沢したばかりだし天気も悪いので家でご飯を食べることにする。雨の中フードマガジンに買い出しに出てフライの盛り合わせ。すっかり定番メニュー。秋が深まりカキの季節になったのでカキフライを大喜びで食べる。冬が近い。

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iTunesで音楽聴きつつ雨の夜が更ける。

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今日の体重:96.0キロ(07年1月1日スタート時: 99.8キロ、10月末の目標: 93.8キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:2日(走れた日の日数)/3日(トータルの日数) 出走率:.666(一昨々年の通算.477、一昨年の通算.279、去年の通算.548)


2006年10月27日(金) 晴れ

【津軽へ/前夜祭】

6時ごろ起床。支度をして8時過ぎにニナと家を出る。洋服など大きな荷物は昨日宅配便で送ってしまったので気楽である。家の近くからタクシーに乗って東京駅へ。麻布に戻ってきて以来、東京駅から新幹線に乗る時はいつもタクシーになってしまった。1,700円ぐらいで行ってしまうので、ついつい乗ってしまう。今日は平日で思ったより道が混んでいたが、早めに動いていたので余裕で間に合った。東京駅の八重洲口を入ってすぐのところで具志堅用高さんとすれ違った。急いでどこかへ移動中という感じであった。髪型はテレビで良く見るあのまんま。

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9時前の「こまち」で盛岡へ。平日だというのに満席で、しかも今回は喫煙席だったので、徐々に煙が辛くなってくる。げほげほ。新幹線が北へ進むに連れて山の中などでは紅葉がちらほらと見られるようになる。秋が深まっていく感じだ。東京駅で買った幕の内弁当で朝食を済ませ、その後もビールは飲まず。寝不足気味で飲みたくなかった。

途中仙台の先あたりでは雨が降ったりしていたが、盛岡は晴れている。かなり気温が低い。20分ほどの待ち合わせで高速バス。乗客は10名と、こちらはガラガラ。東北道に乗ってしばらく行くと見事な紅葉が山いっぱいに広がっていて見とれる。八幡平の辺り。いやあすごいなあ。

うとうとしたりしつつ、昼過ぎには大鰐に到着。あちこちにあるリンゴ畑ではそこら中でリンゴの実がたわわに実っている。稲刈りはもう終わってしまったようだ。

バス停までお父さんとニナ妹が迎えにきてくれ、お父さんの車でそのまま弘前市内へ。蕎麦屋でお昼ご飯を食べて、その後は買い物をあれこれ。僕は家にサスペンダーを忘れてきてしまったので購入。郊外型の大型店の洋服屋さん。広すぎて反対側の端が見えない。広い。

そのあと明日の式場に寄ったりお寿司や食材、それにお酒などを買っていたらすっかり夕暮れに。日が暮れて来るとぐっと冷える。会社に一度電話を入れる。特に問題ないとのことで安心。

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日が暮れる頃になってニナの実家に到着。お爺さんお婆さんに挨拶し、その後はニナ妹の結婚式前夜祭。買ってきたお寿司とニナ作の煮物などをつまみつつ延々と飲む。途中から近所のKさんやNおじさんなども乱入してワイワイと。実家ではもう薪ストーブを焚いている。夜はストーブなしではとてもいられないぐらい寒い。

Nおじさんがやってきたのが10時過ぎで、その後も11時過ぎぐらいまでは頑張って起きていたが、眠くなってしまい途中で床寝。そのままぐっすり寝てしまう。

そしてふと気づくと真夜中で、ニナが布団を敷いてくれたらしく、一階の居間で一人眠っていた。だが寝ている間に布団を踏み脱いでいて、あまりの寒さでガタガタ震える。当然ストーブも消えていて、これは風邪を引くぞと震えつつ2階に移動し、ニナの隣にもぐり込んで改めて眠る。寒い寒い寒い。

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今日の体重:99.0キロ(05年1月1日スタート時: 99.8キロ、10月末の目標: 96.0キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:0日(走れた日の日数)/3日(トータルの日数) 出走率:.000(一昨年の通算.477、去年の通算.279)


2005年10月27日(木) くもり のち 雨

【5キロ/激しい雨/宅配ピザ】

5時15分に起きて今朝もジョギング。湿度が高い感じ。今朝も夜明け前のけやき坂ではライトアップの準備が進んでいる。坂上の一本の木では丁度白いLEDが装着完了となり点灯テストが行われていた。まだ青いLEDが装着途中だったので白だけだったが、それでもやっぱりきれいだ。真夜中の間ずっと作業をしているのだろうか。大変な仕事だ。

ジョギングは5キロを42分。今日もどんよりと曇っていて朝日が見られなかったのが残念。

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シャワー浴びたり支度したりしていると雨が降り出す。それも結構激しく。うーむ、そうかー。調子狂うなあ。

仕事では月次営業会議があったり。残り5ヶ月、気合いを入れねば。

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夜は残業してから帰宅。ニナの方がもう少し遅くなるということで、宅配ピザで済ます。とんねるずの「みなさんのおかげでした」で大好きな「細かすぎて伝わらないものまね選手権」を放映。そして今回も僕の学生時代の友達が出てきた。今度ライブを見に行って楽屋に押し掛ける予定。

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今日の体重:96.4キロ(04年6月1日スタート時: 99.2キロ、10月末の目標: 95.0キロ、最終目標: 77キロ)

やりきる力:4日(走れた日の日数)/5日(トータルの日数) 出走率: .800(去年の通算10/22まで.477)


2004年10月27日(水) 晴れ のち くもり

【ホントに?/大きな余震/温野菜】

目覚ましを5時20分に変更したのだが、やはり二度寝して5時30分起床。眠ってから朝まで一度も起きないし、眠りが深いせいか、体全体に充実感がある。そうなんだよなあ、体を動かすリズムが出来てしまえば、こんなに体調も良くて気分もいいのに、一度リズムが崩れてしまうと全然走れなくなってしまう。まだまだ未熟だよなあ。もっと淡々と、同じリズムで毎日を暮らせるようにならないといけないよなあ。

で、ジョギング。昨日までよりも早く、5時45分に家を出られたので、今日はいつもの基準コースよりもちょっとだけ長く走る。けやき坂を上って桜田神社にお参りしてから、いつもとは逆に向かい六本木六丁目交差点へ。そのまま左折して西麻布交差点に出て、後は大横町坂下でいつものコースに合流。トータルタイムはいつもよりも+3分ぐらいであった。これだと+1キロまでは行かないようだ。芋洗い坂を上り、六本木六丁目から西麻布に抜けるコースにしたら丁度いいかな?ちょっと長過ぎかな?

今日もiPodで途中まで音楽を聞きながら走る。Judas Priestの"PainKiller"なんかも流れて来たりして大変。ヘビメタ聞きながらジョギングするのは初めてだが、アッパー系でそれなりに良いかもしれない。でも途中からはiPodは外して走る。最初から最後まで音楽を聴きながらというのは、何だかちょっと違うような気がする。

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帰宅後に体重を計ると、昨日より1.2キロも減っている。偶然なのだろうが、それでも嬉しい。ホントに?という感じ。今まではジョギングはしても食事制限をしたことはなかったが、こんなに簡単にすっと落ちるなら、もっと早くすれば良かった。でも調子に乗ってやりすぎて、途中で挫折するのが僕のパターンなので、やり過ぎないように気をつけよう。

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出勤してオフィスで新入社員採用の面接をしていたら、グラグラっと大きめの地震。先週土曜日の新潟県中越地震の余震だったのだが、かなり揺れて驚いた。僕も驚いたが、面接を受けていた受験者はちょっと可哀想だった。動揺するなというのは無理な話だよな。

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昼食はラーメン屋で担々麺。一枚チャーシューが入っていて、肉の味がちょっと嬉しかった。明日あたりはたっぷり昼飯を食って飢餓感が生まれないようにした方がいいのだろうか。今のところ飢餓感はまったくないのだが。

オフィスに戻るとウェブニュースで日本人旅行者がイラクで拘束され、テロリストが日本政府に対して自衛隊の撤退を要求しているというニュース。最初はNPO関係者か何かかと思ったが、ノンポリ(死語だね)のバックパッカーらしいとのこと。何とか無事に解放されればとは思うが、難しいかもしれない。よほど現地における政治力が発揮されれば別だろうけど。単に「バカな奴だ」とも思うが、映像と音声がテレビで流れると、そこまでクールには片付けられないのが正直な感想だ。何とか無事であって欲しいとは思う。どんなに無鉄砲で無計画であっても、だからと言って殺されても構わないということにはならない。ただ、脅迫されたから自衛隊を撤退というのには反対だし、日本政府は撤退はしないだろう。何とも暗澹たる気持ちにさせられる事件だ。

午後は某案件で、約10年ぶりに、大学を卒業した後に通っていた専門学校に出向き、担当とあれこれ。久し振りにやってきた母校はほとんど変わっておらず、とても懐かしかった。

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夜は軽く残業してから帰宅。ニナが残業とのことで、いつも行くス−パーではなく、帰宅途中にある別のスーパーに寄ってから帰宅。こちらのスーパーに行かないと、僕が好きなドレッシングを売っていないため。ついでに食材も買って帰宅。

夕食はブロッコリー、カリフラワー、アスパラの温野菜と、豆腐にゆず味噌をかけたの、それに昨日ニナが作ってくれたスープ。ちょっと満腹感がないけど、まあいいだろう。調子に乗ってやりすぎるのが僕の欠点だが、調子に乗っている間はハイ・パフォーマンスで突っ走れるのは僕の長所なのだ。あとは失速しないようにちょこちょことケアできればいい。

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今日も早く寝て明日の早起きに備えよう。

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今日の体重:96.4キロ(6月1日スタート時: 99.2キロ、11月末の目標:95.0キロ、年末の目標: 92.0キロ)

やりきる力:ジョギング5日目。


2003年10月27日(月) 晴れ
【やはり走れず/赤坂ツインタワー】

7時頃起床。やはり今朝は起きられなかった。ほとんど計画的な寝坊。まあ7日続けて走っていたから、今日一日はいいだろう。

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昨日ご馳走を頂いた上に今日はジョギングしていないので、カロリー消費に努める。普段エスカレーターで上がる地下鉄の階段を歩いて上ったり、朝食をカロリーメートゼリーだけにしたり。昼飯もおむすび2ケと野菜ジュースだけ。

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午後はS君と一緒に新規開拓で赤坂ツインタワーへ。きれいなビルなんだけど、何となく庶民的な雰囲気が漂っているのは何故だろう。アークヒルズや六本木ヒルズみたいに無駄に強気じゃない感じがして何だかいい。

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夜はまっすぐ帰宅。ニナが中華風のあんかけご飯を作ってくれた。かたくり粉がたくさん入りすぎて大変なことに(笑)。でも味は大変結構でした。

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明日は名古屋出張で早く家を出なければならないし、その前にちゃんと走っておきたいので、早めに布団に入る。


2002年10月27日(日) 晴れ
【箱根駅伝予選大会】

7時頃に一度起きる。窓の外は抜けるような青空で、嬉しくなって昨日洗って部屋の中に干していた洗濯物を外に出す。しばらくウェブをうろうろしたりした後で、布団に戻って二度寝。早起きしたからあれこれやりたいという気持ちと、何も予定のない休日にはゆっくり眠っていたいという二つの欲求がせめぎ合い、結果として後者が勝った。

で、11時頃に起きる。ニナもほぼ同時に起きだす。昨日のオフで残った食べ物で昼食を簡単に。テレビで箱根駅伝の予選大会の録画中継をやっていて、画面に釘付けになる。

母校法政は今年正月の大会では、二区のエース徳本が脚を痛めて途中リタイアし、記録なしで終わっていたため、久々の予選大会である。徳本を中心にずいぶん地力がついていたと感じていたので、余裕だろうと思ってみていた。結果は3位で無事本大会出場が決定。主将の土井は見事、参加選手中一位でのゴールだった。毎年予選大会は無名校の黒人選手がぶっちぎり優勝というイメージが強かったが、果たして日本人選手の一位は8年ぶりとのこと。土井偉いっ。ちなみに一位通過は東海大学。

予選大会を観ていて、どうも今年の正月の本大会の映像に憶えがあまりないと思ったら、今年の正月はニナの実家に帰省していて、正月2日は青森から僕の実家のある横浜に移動していたのだった。来年の正月も移動が多そうだから、またしても朝からビール飲みつつ駅伝観戦って訳にはいかないのかも。ちょっと残念。

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午後は家で家計の整理をしたり、日記書いたり、Amazonで本を買ったり。そろそろ引っ越しの具体的な動きを考える時期だ。ということで、95年に最初のMacを買って以来貯め放題だったディスケットや雑誌の付録のCD-ROM、もう使えないアプリケーションなどを処分。段ボール一個が空になった。フリーソフトがたくさん入ったCD-ROMや、古いアプリケーションのCDやディスケットはちょっと惜しかったけど、どっちにしてももう使えないので、この際全部捨てることに。僕のMacはまだOS 9.2だから、古いアプリも動くけど、もうすぐOS Xに上げる予定だから、もう使わなくなる。

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夕方から近所のスーパーに買い物。青梅街道はうるさいので千川上水沿いの裏通りを夫婦並んであれこれ喋りながら歩く。車が通らない裏道をのんびり歩きながら二人でしゃべっていると、なかなか幸せな気分になる。秋の夕暮れはつるべ落とし。あっという間に暗くなってしまう。

夕食は寄せ鍋。赤ワイン飲みつつ日本シリーズを観て、その後久し振りに湯船にお湯を張ってお風呂に入る。

今は部屋を間接照明だけにして、音楽聞いてバーボン飲みながらリラックス中。


2001年10月27日(土) 晴れ
相変わらず堀内さんは寿司屋のことばかり書いていて、読んでいるだけで涎が口の中にたまってくる。学大の美登利もいいけど、今の気分は、美登利以外のどこかで、すごく美味しい寿司が食べたい、ということ。分相応な範囲で、という注記がつくけど。

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昨日は精神的にかなりしんどい一日だった。仕事でということだけど。朝っぱらに珍しく思い切りテンションの針が振り切れるぐらいエキサイトしてしまい、すっかりペースを乱されて一日大変だった。業績的にはこんな時代にありがたい状態なのだが、やはり有り難かろうがなんだろうが、大変は大変なのである。

そんなこんなで残業して、それから社外ミーティングと称してちょろっと飲みがあり、家に帰ってまた少し飲む。でも飲んだおかげで毒気が抜け、眠る頃には結構いい感じだった。

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今日。早起き。6時に一度起きるが、それはあんまりなので、もう一度布団に入り、うとうとする。次に目が覚めたら7時半。ジョギングしようかと思ったが、昨夜の酒が残っていてかったるい。日記読んだりメイル書いたり。ニナが起きてきてからは洗濯してパンを齧って、それからiTuneでひたすら遊ぶ。

iMacが我が家のやってきて一週間だが、WordだのExcelだののファイルを他人とやり取りしないなら、ひょっとして僕はアプリは何も買わなくても当分このiMacと仲良くやっていくことができるんじゃないかと思うぐらい素晴らしい。画像処理する訳じゃないし、絵を描くわけでもない。Apple Worksも標準搭載だし、エディタはJedit 4.0を降ろして登録もしたし、当分何もいらないんじゃないか。

iTuneはとにかく面白い。音楽CDを放り込んで、iTuneを起動するだけで、5分後にはそのCDの読み込みが終わっている。アキラへのお土産にしようと、ガンガンCDを読み込んだが時間切れで×。

60GBのHDDなんて、何に使うんだと、買った時には途方に暮れたが、これでスピーカーだけもうちょっとマトモなものを買ってくれば、気に入った曲をシャッフルで流すためだけにHDDを50GB使ってもいいな、という気になる。CD一枚でだいたい50MBだから、単純に計算して1,000枚入ることになる。

あとは、「ことえり」だけだな。

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僕はスーツを着込み、ニナは喪服を着て昼過ぎに家を出る。銀座の「スイス」で千葉茂氏ゆかりのカツカレーを食べてから、有楽町の「外国人記者クラブ」へ。僕の所属ISP創業者でニナの元ボス、ロジャーが先月ロスで強盗に撃たれて亡くなり、彼のMemorial Ceremonyに出席。

会場は満杯で、200人中外国人が150人以上、そのうち白人とユダヤが95パーセントという感じ。かなり広い会場なのだが、ぎっしりという感じである。ニナの同僚や元同僚などと挨拶したり、いろんな人のスピーチを聞いたり。僕はロジャーには一度も会ったことがなかったが、集まっていた人達を見ていると、彼の人柄というのが実によく伝わってくる。具体的に縁がない僕でも、もらい泣きしてしまいそうになることがたびたびあった。スピーチは(もちろん)全て英語だったが、どれも素晴らしかった。

僕の知り合いは誰もいないはずだったのだが、背後からたどたどしいダミ声で、誰かが「タチバナさん」と僕を呼ぶ。振り返ると、3年前まで僕と一緒の会社に勤めていた、トニーが立っていた。彼も縁があってこの会場に来ていたとのこと。名刺を交換し、あれこれと話す。彼が会社を辞めてからの3年の間に、お互い結婚し、彼には1歳の子供がいるとのこと。今度一緒に遊ぼう、と言って別れる。

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5時に会場を出て、アキラと携帯で連絡を取ってから日比谷線で南千住に移動。アキラを待っている間、JRの改札からは続々と仕事を終えた労働者風の人々が降りてくる。またここにやってきた。

そうこうしているうちにアキラと合流。まだ髪は染まっていなかった。あの髪型で脱色したら、まさに巨人の松井になってしまうと思っていたので、残念なような、ほっとしたような、複雑な気分になる。

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三人で回向院を眺めつつ、泪橋交差点を越え、パレスホテルを過ぎて、いろは街商店街をぶらぶらと歩く。我々をじっと見つめるのは、労働者達ではなく商店主の方が多い。ちょうど仕事が終わった後なので、山谷の街のあちこちに飲食店や立ち飲みのスペースに灯りが点り、なかなか活気がある。アーケードの屋根の下では、午後6時過ぎだがすでにアオカン体勢に入って毛布にくるまったおっさんがごろごろいる。車座になってガンガン飲んでいる団体の横も通り過ぎる。

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いろは街商店街を抜けてしまうと、もう目の前が「吉原大門」の交差点である。大門を入り、最初のカーブを曲がるあたりまで行くが、呼び込みのおっさんが見えると、うざったさが全面に出てきてUターン。ここは我々が歩く場所ではない。

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そのままテクテクと南下し、旧堀内邸前を通過し、レッサーパンダ殺人事件の現場前を通り、浅草中心部へ。東の参道をちょろっと入ったところにあった炉端焼屋に入り、ビールだの酎ハイだの。酎ハイを飲んだのは、何年ぶりだろう。どんな味だか覚えてないぐらいだから、恐らく10年はあいてると思う。

アキラが持ってるデジカメをいじくり回したり、軽い話やら重い話やらを織りまぜつつ飲む。大豆については前から色々聞きたかったので、あれこれと質問する。海産物を食っているアキラはなにげに非常に幸せそうに見える。

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焼き物と酎ハイだけでは落ち着かないので、河岸を変える。アキラに案内されて六区をちょろっと歩く。僕が二回ほど歩いた場外回りの雑然とした雰囲気とは違い、ちょっと疲れた渋谷みたいに栄えている。浅草にこんなに先進的なところがあるとは思わなかった。目がまんまるになる。

適当に目についた居酒屋に入ると、思ったよりもいい感じの店だった。値段も安いし、肴もうまい。我々の隣には家内制手工業的一族経営有限会社の役員の人々が酔っぱらっていて、「課長」とかなんとか言い合っている。

アキラと二人で日本酒をごくごくと飲む。ニナは梅サワー。だんだんテンションが上がってきて、ストロベリー・スイッチブレイドとかガゼボとかの話で無意味に盛り上がる。

結局三合ずつ飲み、店を出る。なかなか丁度良い酔っぱらいである。露天の星座&血液型複合占いを買ってみる。なぜか僕とニナのは中身が一部同じだった。蟹座と魚座なのになぜ。

地下鉄でアキラに帰り方を指南して、駅前で別れる。またねー。

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地下鉄とJRを乗り継いで、ずいぶん時間をかけて帰宅。

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確かに、女を買うのが粋なことだ、と言われていた時代をいくら想像しても、それを実感することは難しい。今では、女を買うことは、粋でも何でもないし、「遊び」と呼ぶのも、なかなか難しいのではないだろうか。


2000年10月27日(金)

記載なし


1999年10月27日(水)

記載なし


1998年10月27日(火)

大戸屋、「魍魎の匣」


1997年10月27日(月)

不明編、「静寂の中で」


1996年10月27日(日)

健闘を、祈る



昨日作者について明日

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