あなたの温もり 思うこと  不明編



1997年11月24日(月)


Detective Santa / Tatsu Aoki Quartet


昨夜は山本K&Mさん主催のあたふたCD発売記念ライブ(オフ)へ。

昨日は朝から休日出勤だったので(今日もだ!)、本当は夕方にニナとバスキア展など観に行ったりして、外苑の銀杏の紅葉なども眺めつつ会場へ、などと思っていたのに、会社を出たのは結構ぎりぎりで、駅前のマクドナルドでチーズバーガーセットなどを買い込み、電車の中でもぐもぐしながら新宿へ。

駅前でニナと待ち合わせ、会場のはいから亭へと向かう。地下へと階段を下りていくと、いきなりMさん登場。どもども、相変わらず美しー、と喜びながら会場を見渡すと、既に殆どの席が埋まっている。仕方がないのでステージの横の端っこの方へ座る。

馴染みのメンバーと挨拶し、堀内さんにどーも、なんて言ってるうちにステージは始まる。



White Christmas / Tatsu Aoki Quartet


ウッドベースをライブで聴くなんて、本当に久し振り。軋むような生音と、ちょっと遅れてやってくるスピーカーによって増幅された分厚い音が一体になる。青木さんはちょっと腰を引き気味の姿勢で、いかにも軽快な感じで重厚なベースを鳴らし続ける。

サックスのクニちゃん(男性)の音に僕は参ってしまった。やたらと体がでかいのと、年齢が結構若そうだったので、ビービーとがなり立てるというイメージを持っていたのだが、実際に彼が演奏を始めるとすぐに僕の未熟で僭越な思い込みは全面撤回、陳謝ということになる。

こんなにはっきりとメリハリを効かせたサックスというのは僕は初めて聴いた。シチュエーションにあわせて消え入るようなかすれた高音を鳴らしてみたり、同じ高音でも金属質の叫び声を上げてみたり、唸るようなどぎつい音を出したかと思うと、甘いメロディを奏でてしまったりする。

ピアノのヲノサトル氏のちょっとアバンギャルドな演奏もすごく良かった。青木さんも言っていたが、確かにスタンダードを演奏するようなメンバーじゃないんだろうと思う。きっちりとしたスタンダードの合間に、思い切り遊びの要素が含まれていてすごくスリリングだった。特にヲノサトルさんのピアニカの演奏から始まった「イパネマの娘」と、どどどっとスゴイ勢いでアバンギャルドに始まってすーーっとメロディに移行した「ミスティ」はもう絶品でしたな。なんか「恋のバカンス」も途中に混ざっていたような気が。。。

シーナ&ザロケッツの鮎川誠さんも客席に現れ、僕は2ステージの間、ごーんと吸い込まれるように聞き入ってしまったのだった。

うーん、でもジャズのライブって、やっぱり良い。



Miles of Jingle Bells / Tatsu Aoki Quartet


ステージの途中にシカゴから直でやってきたKさんが到着。青木さんに促されてステージで挨拶など。Kさん、ホントにこの度はたいへんでした&お疲れサマでした。

ライブが終わり、幾分お客さんが引いたところで日記書きの人々は一個所に固まってお酒&おしゃべり。ななゑさんは先に帰ってしまったのであまり話ができなかった。残念。

結構真面目な話題で盛り上がる。ちょっと話の順序がおかしいのはご愛嬌で、日記関係の僕の言動は以下の通り。

竹井さんにフリーランスの仕事について質問したり、Kさんと意味もなくハグしあったり、そむそむはやっぱりスーツを着ると大人っぽく見えるなと観察してみたり、しおりんとKさんと輪になって踊ってみたり(?)、ステージで挨拶するMさんの姿に見とれてみたり、アキラの登場にせんべいさんが予想以上の衝撃を受けてうろたえるのに驚いたり、藤間さんと某内輪ネタで盛り上がったり、おみやさんとはもっとじっくり色々話をしてみたいなと密かに考えてみたり、近藤さんはいつも無表情でカッコいいなと密かに思ったり、やっぱりせんべいさんがいると場の雰囲気が華やぐなと感心したり、ニナは今日はシラフでいるみたいで良かったなと胸をなで下ろしたり、いろいろしていた。

アッという間にそろそろ電車もヤバイという時刻になってしまったので後ろ髪を引かれながらもKさんとMさんとハグして会場を後にする。それにしても、KさんもMさんも、まだ会うのが2回目という気が全然しないのはなんでだろう。もう何年も友達付き合いしている人達のように感じてしまう。確かにネットでのコミュニケーションは濃密だから、バーチャル友達やバーチャル恋人が出来やすいんだけど、KさんとMさんから感じるものは、またちょっとそれとは違う種類のものなんだよな。それがなんなのかを、帰りの電車の中でずっと考えていた。



My Funny Valentine / Keith Jarret Trio


閑話休題。

さて、一昨日の日記で、もうすぐアクセス数が66666だよ、ということで、ゲットした方にスクリーンショットを撮ってもらえるようにお願いしたところ、早速メイルを頂戴し、画像を頂くことができた。折角なので日記に貼り付けてしまおう。





ちょっと分かりにくいかも知れないが、ご覧の通り、二つある。上のは献血ダーリンから送って頂いたもので、下の方はナリマツ君がゲットしてくれたもの。

うーん、なんだなんだ、これは。web counterが暴走したのだろうか、何だか良く分からない。でもまあ特に問題がある訳じゃないので、それはそれでよしとしましょう。

ダーリンとナリマツ君、どうもありがとうございました。



Autumn Leaves / Keith Jarret Trio


もう一つ。

やはり一昨日の日記で、みなさんのお薦めの小説を教えて下さいと書いたところ、たくさんの方からお薦めの小説や作家の方についてのメイルを頂きましたよ〜。もう何カ月も音信のなかった方からもメイルが届いたりして、GG非常に喜んでおります。

返信のメイルは少しずつしていきたいと思います、もうしばらくお待ち下さい。後、皆さんが送って下さった小説をリストにして公開して欲しいという要望もあるのですが、一応プライバシーの問題もあるので、こちらは見送りたいと思ってます。誰のお薦めか、という部分を除いた形で、メイルでお答えするという形が一番良いのかな、と思ってます。

知りたい方は、メイルなど頂ければ返送いたします。ハイ。



Autumn Leaves / Keith Jarret Trio


今日は仕事で実に嫌なことがあったのだけれども、楽しいことをあれこれ書いていたら随分気分が良くなった。これもウェブのおかげかな。ふふふふふ。

あ、ななゑさん、あんまりニナを褒めないように。調子に乗ります(きゃー)。


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