3. ずらっと並ぶハードルを飛び越えるのではなく、その脇の平坦な道を歩けば良い
僕たちは子供のころから、親や学校の先生などから、常に「頑張って」「頑張りなさい」と言われ続けてきた。
すると、僕たちは「頑張れば、ほめてもらえる」「頑張れば、認めてもらえる」という図式でものごとを捉えがちになる。
しかしそれは裏返せば、「頑張らないと認めてもらえない」ということになる。
さらにいうと、「やみくもに頑張ってさえいればいいのだ」という思考停止状態をも招いてしまう。
ずらっとハードルが並んでいると、それをどんどん越えることで「頑張っている」と自分を認められる。
ハードルか高くなればなるほど、達成感も大きくなるかもしれない。
でも、そもそも、あなたの前にずらっと並んでいるハードルは、飛ばなきゃいけないものなのだろうか?
ハードルの横には平坦で歩きやすい道がある。
そこを一直線に突っ走れば、もっとずっと速く楽にゴールに辿り着ける。
「ハードルを飛ばずに脇を歩くなんて、そんなのズルです」
あなたはそう言うだろうか。
心屋さんはこう言っている。
「そう思うから、あなたには最初から脇を通る道は見えないのです」。
あなたのまわりには、脇のたいらな道を歩いてあなたを追い越していく人がたくさんいる。
どんどん認められ、どんどん好きなことを実現している人がたくさんいる。
そのことに気づくことが、あなたにとっての最初のハードルなのかもしれない。
「ハードルなんていらなかった。越える必要なんてなかった」
それが、自分の本当の価値を見つけることなのだ。
4. 「罪悪感」があると幸せや豊かさを受け取ることができない
好きなことができない人は、好きに生きてはいけないと思って生きている。
「自分には価値がないので、価値がない私が好き勝手に生きてはいけないと思っている」のだ。
「自分には価値がない」という罪悪感があるのだ。
罪悪感がある人は、自然とお金さえも遠ざけて生きてしまう。
価値がない自分にお金はふさわしくないと信じ込んでいるからだ。
罪悪感が強い人が、お金持ちの異性と知り合うと、「私には釣り合わない」「私のタイプではない」と必死に遠ざけてしまう。
せっかく目の前に好きなことだけして生きていけるきっかけがやってきても、なかったことにして、封印してしまう。
心の中の罪悪感が、あなたの可能性をすべて放棄させてしまうのだ。
5. 「自分には価値がある」と決めると価値のある人生がやってくる
大切なことは、「自分には価値がある」と自分自身で決めることだ。
あなたにその価値を与えてくれるのは、他人ではなく、自分なのだ。
どんなに仕事を頑張っても、どんなにイヤなことを誰かのためにガマンしても、他人はあなたにその価値を与えてくれない。
「自分には価値がある」と決められるのは、あなただけ。
だから、今からそう決めよう。これがすべてのキッカケになる。
自分に「才能」や「魅力」、そして「存在価値」がめっちゃ溢れている、と思い込むのだ。
心屋さんも書いているが、僕自身もこの大転換が僕の人生を大きく変えたと思っている。
「何をやっても上手くいかない」「どうせ自分は生きたいように生きられない運命」と思い込んでいたのを、頑張ってやめたのだ。
そして、「自分はやりたいことをやって生きてもいい」「やりたいことをする価値がある人間だ」と決めたのだ。
これを決めることによって、すべての歯車が逆に回り始めた。
たくさんの人にブログを読んでもらえるようになり、セミナーにも多くの方が参加してくださり、本も6冊も出せるようになった。
「自分に価値がない」と思っていたら、自分が書いたものを読んでもらったり、自分が話すことを聴いてもらってお金をいただくなんて、考えることもできなかっただろう。
「自分には価値がある」と決めると価値がある人生がやってくるのだ。
「決める」ことが大切だ。
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著者/出版プロデューサー/起業支援コンサルタント/ブロガー/心理カウンセラー。
あまてらす株式会社 代表取締役。
著書に「やってみたらわかった!40代からの「身体」と「心」に本当に良い習慣」「起業メンタル大全」「「好き」と「ネット」を接続すると、あなたに「お金」が降ってくる」「ノマドワーカーという生き方」など全9冊。
神奈川県鎌倉市の海街在住。